ニュージーランドの魚たち
- 2018.05.12
- 海獣チームの日記
海遊館にはニュージーランド周辺にある「クック海峡」をテーマにした水槽があります。
そこでは、日本には生息していない魚を沢山展示しています。
ニュージーランドは日本と緯度が近い位置の南半球にあるため、日本と同じく四季があります。気候は日本とは逆で6月くらいから冬になり、12月くらいから夏になります。
また、日本と同じように、周囲が海に囲まれている島国なので、いろいろな魚が生息しています。
▲この魚はブルーマオマオといいます。
「マオマオ」は「魚と」いう意味があり、見たままの「青い魚」と名づけられています。
日本で見ることができるイスズミの仲間です。
▲こちらはポーキュパインフィッシュです。
ハリセンボンの仲間で愛嬌があり、お客様からも人気です。
ニュージーランドの魚は、入手がかなり困難で、今展示にいる魚たちの多くは10年以上展示しているベテランばかりなのです。
このままでは世代交代ができないので、去年の11月に僕たちが実際にニュージーランドへ行き、現地の水族館の方や、漁師さんに会いました。
そこで色々と話をして、漁師さんが海遊館のために魚を送ってくれることになりました。
そして今年3月、ポーキュパインフィッシュ9尾を海遊館に搬入することができたのです!
こちらは予備水槽で検疫中のポーキュパインフィッシュたち。1カ月検疫します。
餌も良く食べるし、病気もなく「健康」と判断したため、5月4日「クック海峡水槽」水槽にデビューしました!
初めは他の魚を避けたりしていましたが、今は慣れたのか先輩ポーキュと一緒に泳いだりしています。
まだまだ小さいですが、早く大きくなって「クック海峡」水槽の顔になってもらいたいと思います。
(▲赤丸が先輩、黄丸が新人)
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