魚の年齢(ゴールデンスナッパー)

よくお客様から、この魚は何歳なのですか?
ということを聞かれますが、実はわからないのです(汗)
ざっくり「若い」か「年寄り」かはわかりますが、見た目で年齢までは分かりません。

ですが、死亡したり、動かない魚であれば確認できる方法はあります。
魚には、音の振動を感じたり、平衡感覚に関係する「耳石」という器官があります。人間に例えると耳にあたる部分ですね。
この器官は、年齢を重ねると共に木の年輪のように輪ができるので、それを数えることで年齢査定が可能となります。

で。
本題はここからで、こちらの魚。

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「クック海峡」水槽で展示しているゴールデンスナッパー。
日本の水族館でも海遊館でしか展示していない種類です。
この魚は、10年くらい前にニュージーランドから搬入して展示しています。
10年も飼育しているのだから「ご長寿ですね」と思われますが、実は海外の研究者が現地で捕獲したこの種の「耳石」の輪数を調べた結果、なんと40年も生きていたことがわかったそうです。

10歳ぐらいであれば、人間でいうと中学生くらいでしょうか??

うちのゴールデンスナッパーにはあと30年、いや50年は元気でいてもらえるように頑張ります。

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