黄色の世界(キイロハギ、キイロサンゴハゼ)
- 2017.06.19
- 魚類チームの日記
「新体感エリア」のモルディブ諸島にあるサンゴ水槽。
ぱっと目立つ黄色い魚はキイロハギ。
でも、この水槽を見たお客様は「わー!ニモや、ニモ~!」とお隣のカクレクマノミに視線を寄せるのでした。
でも、目立ってるからね、君も。
「ふんっ!」ってな感じの写真ですが、まわりのデバスズメダイたちが縦になっているのはなぜでしょう?
こちらの黄色いのも鮮やかです。
キイロサンゴハゼです。
キイロサンゴハゼは他のハゼと同じように雌性先熟(生まれた時はすべてメスで、成長するとその中の何尾かがオスに変わる)です。
1つのサンゴに2尾いる時はオスとメスかも。
きっと大きいほう(右)がオス、小さいほうがメス(左)。
そして、このハゼ、おもしろいことにオス同士でいると、体の小さいものがメスに変わったり、メス同士でいると片方がオスに変わったりする「双方向性転換」が起こるそうですよ。
小さなサンゴの上で、実はものすごいドラマがくりひろげらているかもしれません。
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