エトピリカの検疫
- 2018.07.08
- 海獣チームの日記
「アリューシャン列島」水槽に海鳥の一種"エトピリカ"がやって来ました。
6月29日より来館者の方にもご覧いただけますが、それに先立って、エトピリカの検疫検査を行いました。
"検疫"とはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、私たち水族館のような生き物を飼育している施設では一般的な言葉です。
簡単に言うと「動物が変な病気を(水族館に)持ち込まないように確認すること」です。
そのための検査を行ったわけです。
まずはエトピリカの顔にマスクを当て、吸入麻酔薬を吸わせます。
すると1-2分で鎮静状態になります。
大人しくなったら、採血、レントゲン撮影、体重測定を行い、検疫検査終了です。
海遊館にやって来てくれた生き物たちは、水槽にデビューする前にこんな感じで検査を受けてもらっているのです。
ちなみに、エトピリカに鎮静をかける時に、誤って指を咬まれてしまいましたが、めちゃめちゃ痛いです!
「海遊館の咬まれると痛い鳥ランキング」で長年1位の座に君臨していたイワトビペンギンの3倍くらいの痛さでした。
指、もげるかと思いました・・・
間違いなくエトピリカは、「海遊館の咬まれると痛い鳥ランキング」新王者ですね。
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