最近のカワウソたち
- 2018.05.08
- 魚類チームの日記
新緑美しい5月になりました。
最近のカワウソの状況をお知らせします。
展示の3頭は元気です。
ニラが少し仲間はずれ気味なので注意してみています。
昨年、20歳前後のおじいさまたちが亡くなり、年かさとなったコウメとクリ。
今年で15歳になります(コウメは5月ごろ産まれたと思うのでもう15歳になったかな?)
下がコウメ
クリもコウメも腎臓に結石があります。
特にコウメは石が大きくなり、左右ともえらいこっちゃです。
毎日、朝夕2回の輸液を行なっていますが、「注射嫌い!!」と逃げ回るので、「これをしないとしんどくなるよ!」と言い聞かせつつ奮闘しています。
そして、3月に「ミミの日」で、やはり膀胱結石で輸液しているとお知らせしていたミミですが、その後、膵炎の症状が出たり、便や尿が出にくくなり、処置を繰り返しておりました。
体重は増えたり、減ったり。
4月末には足元にふらつきがでて、床に倒れこみ、体温低下がみられたことから、仲良しのハチと離れ、ホットプレートのあるドッグケージで飼育しました。
ハチの部屋のすぐ横にケージを置いていたので、お互いの姿は見えていたはずですが、ミミはわかっていたのかな?
5月に入ると、餌もだんだん食べなくなり、少しずつ回数を分けて与えたり、少しでも食欲があがらないかと考え、あたたかいお湯につけたり。
尿をしたら、床に敷いているタオルはすぐに替え、飲み水がなくなってたら補充!など、ほとんど「介護」でした。
そんなふうにがんばってきたミミですが、5月3日朝、残念ながら死亡を確認しました。
最後、ミミのお世話をしたのはミミと仲のよろしくない年かさ飼育員たちでした。
以前のように私たちを見て怒ることはなかったけど、痛いことがあると「ぶっ!」と怒ってました。
「まあまあ、そう怒らんと」と言いつつ、お世話しておりましたが、ミミにとってはあまりうれしくなかったかもしれませんね、許してや。
そんなミミですが、たいへんかわいい写真を撮ることができましたので紹介します。
カワウソたち、年をとると幼く見えるのはなぜなんだろう?
当館、ニフレルを通じ、ミミを長らく愛してくださいまして、ありがとうございました。
2015年「体感!熱帯雨林」展示時のミミ(左)とハチ
ハチは寂しそうです。
あと、他のカワウソたちは元気です。
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