いごこちいい?
- 2018.03.27
- 魚類チームの日記
「エクアドル熱帯雨林」水槽は3つに分かれています。
一番左(イグアナのいるところ)は小型のカラシン類、中央はピラルク、レッドコロソマなど大型魚、そして右(カピバラのいるところ)はピラニアやグリーンテラーなどの中型の魚を展示しています。
イグアナのところに滝があるので、水は左から右へ流れています。
さて、この魚はグラスブラッドフィンテトラと申します。
全長は5cm前後。
透き通った体ですが、尾ビレだけ血のように赤い色という美しい魚です。
写真はきれいではありませんが...。
ところで、この魚、どこにいると思いますか?
魚のかたまりの左にオオヨコクビガメがいるでしょう?
確か、担当者は左の水槽に入れたはずなのに、なぜか右の水槽にいるのです。
つまりは左から右、上から下へやってきたわけです。
3つの展示は仕切ってはいますが、水は流れているので、水の通り道があります。
これは小さい穴ではありますが、グラスブラッドフィンテトラは体の幅があまりなく、ぺったんこだからでしょうか。
するりと通り抜けて、ピラルクたちのいるところに抜けたのでしょう。
でも、さすがにそこは怖かった?のか、さらに次の関門をぬけて、カピバラのところまで到達したのです。
数尾が移動するのはありそうですが、こんな団体で移動してくるのはなんで?と考えたところ...。
この魚は上層を泳ぐことが多いです。
で、この水槽は週1回の換水作業等で水位が激しく上下することがあります。
水位上→下になる際は水が勢いよくだーっと流れるので、その時にグラスブラッドフィンテトラも一緒に流れてしまうのではないかとのこと。
担当者は脱走魚を見つけるたびにすくって戻していたのですが、きりがなく、最近はあきらめています。
そこがいいのなら、いいんだけどね...。
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