換羽中です(日本の森)
- 2017.11.02
- 魚類チームの日記
日本の森の水鳥・ミコアイサの現在です。
(▼写真右)
あれ?ミコアイサって別名をパンダガモというのでは??と思った方はなかなか通!
ミコアイサは1年に2回、春と秋に羽が抜け変わります。
これを「換羽」といいます。
換羽は古い羽から新しい羽に抜け変わる事象で、繁殖時期や渡りの時期と関連しています。
ペンギンの換羽は年に1回ですが、例えばオウサマペンギンは繁殖前に換羽するし、イワトビペンギンは繁殖後に換羽するなど、種によって異なります。
カモの仲間は冬にペアをつくり、夏に向けて繁殖することが多いので、オスはメスに魅力を伝えるため、冬のほうがきれいな色合いになります。
なので、パンダ柄の状態は冬。
夏は頭が茶色く、体の白い部分も灰色で地味な色合いになります。
今は夏の羽から冬の羽に変わろうとしているところで、夏成分?が高いですから、雰囲気だけでも。
もう少しすると写真のように換羽が進み、
冬のパンダ顔になります。
このように劇的に冬と夏で色合いが変わるのは、現在、展示はしていませんが、オシドリのオス。
(▼オシドリは右)
冬はとても美しい色合いになるのに、夏はオスなのかメスなのかよくわからなくなったり...。
オシドリのメスは?というと、夏も冬もあまり変わりません。
キンクロハジロのオスも上記2種ほどはあまり変わらず、メスは変わらない。
同じカモ類でも様々。
生き物って本当におもしろいと思います。
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