ホントに親子?
- 2017.11.01
- 魚類チームの日記
「ぎゅぎゅっとキュート」に新しい仲間がやってきました。
動きがちょこまかしているので写真がもうひとつなのはお許しください。
【写真1】
右の魚の模様に注目!
うずまきです!!
これではいかん!と写真を探すと、以前の企画展のものがありました。
【写真2】
わーい、目がまわる~♪
このうずまき模様の魚はタテジマキンチャクダイの幼魚です。
では成魚の姿は?というと。
【写真3】
名前の通り、縦縞が入ったきれいな模様。
親とこどもで模様が違う!!
魚の中にはこのように成魚と幼魚(親子)で模様や時には姿までも違う種がいます。
タテジマキンチャクダイなどヤッコの仲間は40cm近くにもなる魚なので、餌場を確保するためにとても気が強いです。
成魚は同じ場所に暮らす幼魚でさえも攻撃するほどに...。
ですから、幼魚は成魚と模様を変えて、敵ではないことを示しているのだとか。
幼魚がもう少し成長すると。
【写真4】
このようにうずまきは不明瞭となり、だんだん黄色や青い色が入ってきます。
更に成長すると、写真3のようになるというわけ。
そして、こちらはやはりヤッコの仲間・ロクセンヤッコの幼魚です。
ロクセンヤッコの幼魚の模様はうずまきではなく、黒い地に白い横縞が入っています。
どうやらこのコは少し成魚の模様に近づいていますね。
【写真5】
ところで、先ほど、成魚は気が強いと書きましたが、実は幼魚も気がかなり強く、この2尾で闘争することもあり、予備水槽では仕切りを入れて飼育したりもしています。
当館には今、成魚はいないけど、一緒にしたらどうなるのでしょうか???
本当に攻撃しないのかな??
しばらくは親と子で模様や姿の違う魚を展示してまいります。
【写真6】
どうぞお楽しみに。
- 最近の記事
- カテゴリー
- 月別アーカイブ