アカウミガメの検査
- 2018.03.14
- 魚類チームの日記
新しく以布利センターからやってきたアカウミガメの検疫検査が終わりました。
海遊館にやってきた生物は、すぐに展示することはほとんどなく、しばらく予備水槽で状態を見て、環境に慣らします。
これを検疫といいます。
そして、慣れたところで検査=健康診断をして、問題がなければ展示するのです。
検疫期間は生物の前にいた場所、例えば他の園館からやってきた生物は短いことが多いし、野生下や海外から搬入されると長かったりします。
このアカウミガメは1カ月ほどが検疫期間でした。
検査の内容は人間と同じように、採血、レントゲン、便検査など。
ウミガメが肢をばたばたすると、上記の検査はできず、獣医や係員も危険です。
では、どうするかというと...
このようにふかふかのシートに仰向けに寝てもらいます。
そして、後肢から採血を、レントゲンは可動式の機器で撮るんですよ。
このようにして検査を受けたアカウミガメ。
獣医から「特に問題なし!」と太鼓判を押してもらいましたので、無事展示できました。
ウミガメは以前、ビニール袋や釣り糸などを飲んでいることもありました。
最近はそのようなことはないようで、たいへん喜ばしいです。
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