タコブネ
- 2018.01.15
- 魚類チームの日記
今回は不思議な生き物を紹介します。
タコブネともうします。
タコなの?貝なの?と思いませんか?
実はタコなんですよ、これ。
この殻はメスだけが持ち、腕から分泌する物質で殻をつくります。
貝殻の内側に卵を産みつけて、卵を守るんだとか。
そして、オスはたいへん小さく、1cmにも満たないという、とても不思議な生き物です。
今回、担当者が三重県に魚類調査に行った際に採集し、飼育は難しいので「どうだろう?」と思いつつ、予備水槽に収容したところ、魚の切り身やエビなどを食べ始め、現在、飼育にチャレンジ中です!
私は小さい頃、タコブネの仲間のアオイガイを海でみつけて、てっきりなんかに閉じ込められた、かわいそうなタコと思い、殻からタコを出して「さよならー、元気でねー」としたことがあります。
「元気でね~」じゃないわ、迷惑な...と今ではそう思うんですが、この殻、とても自然の造形物とは思えなかったの、当時の私は。
心痛む思い出なのでした。
海にはまだまだ生態が解明できていない、不思議な生き物がたくさんいます。
これからも調査や研究に努め、未知の領域へチャレンジしていきたいと思います!
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