サカサクラゲ
- 2017.11.17
- 魚類チームの日記
「ぎゅぎゅっとキュート」で展示しているサカサクラゲ。
ふあふあクラゲ館で私たちが見ていた時はアクリルガラスにペトッとくっついていました。
⇒過去ブログ「裏側シリーズ」
こんな感じ。
下に砂を敷いた水槽ではこのように底にいるんだ~。
「ところ変われば」です。
また、色もサカサクラゲといえば茶色というイメージでしたが、青いのもいるじゃないですか!
某先輩は「これ、ほんまにサカサクラゲなん??」と凝視してましたが、正真正銘のサカサクラゲですよ。
サカサクラゲは褐虫藻と共生しています。
褐虫藻って、虫なのか?藻類なのか?って思いますが、藻類=植物の仲間です。
で、茶色っぽい色をしています。
褐虫藻はサカサクラゲが排出した二酸化炭素によって光合成を行い,その光合成生産物をサカサクラゲに渡すとされており、サカサクラゲは栄養分を褐虫藻から得ているわけです。
しかし、光の少ない環境で飼育すると、クラゲ体内の褐虫藻数が少なくなって、青や白いサカサクラゲが出現するのだそうです。
ということは、この青いサカサクラゲは光の少ない環境で飼育したのかな?
担当に聞くと、「ポリプから育てると、最初だいたいは青い」んだとか。
そして、「ぎゅぎゅっとキュート」で展示中の青いクラゲはニフレルのライブロック(水槽内にレイアウトとして入れる岩。海から捕ってきたもの)から発生したもので、この大きさでも青いけど、それがなぜかはよくわからないと申していました。
いずれにしても新鮮な気分を味わうことができました。
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