成魚と幼魚(サザナミヤッコ)

以布利センターの職員は毎日ではありませんが、早朝の定置網漁船に乗り、漁師さんの網上げの作業を手伝いながら、何か展示できそうな魚がいたら、いただいてきます。

漁をしている際、船は停止しているので、ゆらゆらと揺れるため、酔いやすい人は酔い止めを飲まねばならなかったりします。

そして、朝も早いので、夏はまだしも、冬の朝は寒いので、なかなかツライ作業ではありますが、魚の好きな係員たちなので、珍しい魚はいないかな!と期待して乗船させていただいているのです。
さて、6月末にセンター日報を見ているとこんなものが入網していました。


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サザナミヤッコ、全長約40cm。
「写真送って~!」と頼んだら送られてきました。
まあなんと立派なコでしょう!
こんな成魚が定置網に時折入るのだそうです。

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(※写真はセンターの水槽で撮影しました。▲)



で、こちらは係員が港で採集したサザナミヤッコの幼魚。

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全長は8cmくらい。

サザナミヤッコは成魚と幼魚では模様が異なります。
サザナミヤッコの名前「サザナミ」は幼魚のこの模様からきてるんです。
大きくなるにしたがい、サザナミ模様は消え、成魚の模様になりますが、今回採集した魚ぐらいの大きさになるまでには3~4年かかっていると思われます。

よくぞ育ちました。
おとなもこどもも餌づいて大阪に来てくれるのを待ってるよ!!

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