成魚と幼魚(サザナミヤッコ)
- 2017.07.06
- 魚類チームの日記
以布利センターの職員は毎日ではありませんが、早朝の定置網漁船に乗り、漁師さんの網上げの作業を手伝いながら、何か展示できそうな魚がいたら、いただいてきます。
漁をしている際、船は停止しているので、ゆらゆらと揺れるため、酔いやすい人は酔い止めを飲まねばならなかったりします。
そして、朝も早いので、夏はまだしも、冬の朝は寒いので、なかなかツライ作業ではありますが、魚の好きな係員たちなので、珍しい魚はいないかな!と期待して乗船させていただいているのです。
さて、6月末にセンター日報を見ているとこんなものが入網していました。
サザナミヤッコ、全長約40cm。
「写真送って~!」と頼んだら送られてきました。
まあなんと立派なコでしょう!
こんな成魚が定置網に時折入るのだそうです。
(※写真はセンターの水槽で撮影しました。▲)
で、こちらは係員が港で採集したサザナミヤッコの幼魚。
全長は8cmくらい。
サザナミヤッコは成魚と幼魚では模様が異なります。
サザナミヤッコの名前「サザナミ」は幼魚のこの模様からきてるんです。
大きくなるにしたがい、サザナミ模様は消え、成魚の模様になりますが、今回採集した魚ぐらいの大きさになるまでには3~4年かかっていると思われます。
よくぞ育ちました。
おとなもこどもも餌づいて大阪に来てくれるのを待ってるよ!!
- 最近の記事
- カテゴリー
- 月別アーカイブ