顔博の「オジサン」
- 2017.05.24
- 魚類チームの日記
おじさん ( 」´0`)」オォーイ!
顔博の一角でお客様がキャハハ~♪と声をあげて笑ってらっしゃいます。
それは...。
和名が「オジサン」だから?
「いやー、この魚、おじさんやてー!」
オジサンには下顎に2本のヒゲがあるので、おじいさん、おじさんを連想するということでこの名がついたもよう。
オジサンを含むヒメジ科の仲間にはヒゲがありますが、このヒゲには味蕾(みらい)という食べ物の味を感じる器官があって、砂の中の餌などを探すのに役立っているのです。
水槽内のオジサンを見ていると、ヒゲをちょいちょい出して底を探っているようすを見ることができます。
ただ、これまでもブログでさまざまなヒゲを紹介しているヒゲ部としましては、このヒゲにはなんとなく違和感があります!
どういえばいいのだろう?
ヒゲというよりも機能的な何かかっぽいんです!
写真1を見ると、ヒゲはどこ?の状態で、ナマズなどのように、いつも「ヒゲ!」として存在しないからでしょうか?
▽写真はゴンズイ
みなさん、機会があったら、オジサンの下顎を見てみて下さい。
▽写真が撮れなかったので絵でご勘弁。
下顎から固いものがにょきっと出て、それが分岐している感じ。
そもそも、このヒゲ、元はなんなんだろう?と調べてみると「舌弓(舌を支持し、顎の開閉に連動する骨)に付着する鰓条骨(エラぶたの下にある、エラを構成する骨)をのうち,一番前にある1本が舌弓の前端へ移動して,変形したもの」なんだそうです。
ということで元は骨(先のほうはやわらかいです)。
そのあたりがヒゲ部的違和感の原因かもしれません。
- 最近の記事
- カテゴリー
- 月別アーカイブ