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海遊館の最上階にある「日本の森」。春には色とりどりの花が咲き、秋には落ち葉がひらひらと舞う。そんな四季の移り変わりを感じていただくことのできる場所です。
ここには大小いくつかの滝があり、サワガニが暮らしている滝もあります。赤い色をしたサワガニたちはよく目立ち、滝を登っている姿はとても人気があるのですが、実はこの滝には他にも住人がいるのです。それは滝の隅でひっそり暮らす「トノサマガエル」。特に網などで仕切っていないので、「日本の森」を自由に移動できるのですが、大抵、滝の下にあるお気に入りの岩にちょこんと座っています。
「日本の森にトノサマガエルがいて、それがどうしたの?」と思われるかもしれません。確かに、私がこどもの頃は、家の周りにも田んぼがあり、カエルやおたまじゃくしをたくさん見ることができました。カエルは害虫を食べてくれたり、私たち人間の暮らしにおいても大切な役割を果たしてきた身近な生き物です。しかし、そのカエルを含めた両生類は、環境問題などが原因となり、現在世界中で個体数を減らす危機的状況にあるのです。
また、「カエルツボカビ症」という両生類の皮膚に感染しておきる病気によって、今世界中で両生類の数が減少しています。この現状を訴え、両生類の保護を進めるため、今年2008年を「国際カエル年・YEAR OF THE FROG」と定め、世界中で様々な活動が行われています。
自然界の食物連鎖の中位に位置するカエルたちが、絶滅したり減少すると、カエルを主食とする生き物たちに大きな影響がでるかもしれません。また、カエルのほとんどが昆虫を食べているので、カエルが減ると昆虫が大量発生して、農作物に大きな被害がでるかもしれません。この機会に、昔から人間と身近にかかわって生きてきたカエルたちのことを、一度考えてみてください。 |

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