スナメリの暮らす海、大阪湾!
- 2011.01.25
- スクール担当
あの、とっても表情豊かで、かわいいスナメリが、海遊館の目の前に広がる大阪湾にもすんでいるって、ご存知でしたか?
大阪湾で、昔はたくさんのスナメリたちが見られたそうですが、残念ながら、今ではほとんど見かけなくなってしまいました・・・。
海遊館では、そんなスナメリについて考える、新しいコーナーができました。
本日よりスタートです。
大阪湾のスナメリについて、これからも情報発信していきたいと思います。
あの、とっても表情豊かで、かわいいスナメリが、海遊館の目の前に広がる大阪湾にもすんでいるって、ご存知でしたか?
海遊館の休館日は1月の3日間、2月・6月のそれぞれ2日間、1年に7日間になります。
休館日といえども、動物たちは館内にいますので、いつもと変わらず掃除やエサづくり、エサやりなど、飼育の仕事は大忙し。それだけではなく、ふだんはできない、いつもと違う作業もあるんですよ。
お客様のいないがらんとした館内で、いったいどんなことが行われているのか?
気になりますよね。
昨年の様子をご紹介しましょう。
この時期、天保山ではとってもきれいな夕陽を見ることができます。
サンセット広場からの眺めが特におすすめです。
業務の合間に通りかかると、はっとするほどの美しさで、見とれることしばし。
冬に近づくにつれ、カメラマンの方々も増えてきます。
空を美しく染め、ゆっくりと海に沈む夕陽の様子。
いやぁ、癒されますねぇ。
10月の海遊館は、午後2時を過ぎた頃からのご入館がオススメです。
学校の行楽行事と重なるこの時期、午前中は団体さまのご入館が多いので、
ゆっくりと見学されたい方へ、午後から楽しめる、こんなコースをご紹介します。
「よ~く狙って、よっ!」と魚を投げて・・・。
この船をご存じでしょうか?
「かいゆう2」という名前の船です。海遊館の水槽の海水を運んでいます。
海遊館のすぐ目の前は海(大阪湾)ですが、安治川の河口にあたるため、塩分の薄い海水(汽水)です。
そのため、ジンベエザメやクラゲなどを健康に飼育するために、船で外洋の海水を運んできています。
そして、この生き物たちのつながりを大切にするためには、その生き物がどんな暮らしをしているのか、調べて理解することが大切です。
7月24日(土)は、東海大学と海遊館が協力して、海の生き物たちのユニークな暮らしをわかりやすく紹介するシンポジウムを開催します。
まだ、お席に余裕がありますので、どうぞお申し込みください。
雨の多い季節になりました。田んぼのカエルたちや、森の木々にとってはとても大切な雨なのですが、せっかくのお休みの日に雨が降ると、行き先を決めるのが難しいですね。
そんな時は!雨でも楽しい「海遊館」。なかでも、「さかなクン」ナビゲートの「鮫博覧会(サメハク)2010」は、面白さ絶好調です。
海遊館のサメハクCMでもおなじみの「さかなクン」が、なんと7月17日に、一日館長として海遊館にやってきます!
当日は20周年記念イベントとして、午前中に「さかなクン」が「太平洋」水槽内を泳ぎ、水槽内から生き物解説を行います。
また、午後からは、「さかなクンとサメ博士、海遊館に大集合!」と題して、楽しく楽しく学ぶことができるトークステージやシンポジウムも行います。ただ今、トークステージとシンポジウムの観覧者募集中、まだ間に合いますので、どうぞお申し込みください。
仲谷先生は、サメ研究の第一人者で、数ある著書のなかでも「サメのおちんちんはふたつ」は、特にサメについて、楽しくわかりやすく、詳しく知ることができます。
さかなクンとサメ博士のトークセッションも準備していますので、水族館ファン、サメファンのみなさま、7月17日は、どうぞ海遊館にお越しください!(トークステージ、シンポジウムの観覧には事前の応募が必要です~!)
海遊館にやってきた新しい仲間「スナメリ」。
あっというまに人気者になり、毎日たくさんの方にご覧頂いております。
さて、この可愛いスナメリ達が実は大阪湾にも住んでいるってご存知ですか?
先日わたしは野生のスナメリ調査に行ってきました。
遭遇率が高いとされるスポットへ向かいいざ、出航!
ですが、あいにくの天気で波が高く今回スナメリに会うことはできませんでした。
残念・・・。
現在スナメリのデビューに合わせ企画展示「ようこそ!スナメリの海」も開催中です。
彼らの暮らす海について色々知ってみませんか?
何をしているところか、わかりますか?
水槽に入った2名の魚類係員が網を抱え魚を追っているところです。
1月11日で特別企画展示「ふれあいライブ館」が終了したので、それまでふれあい水槽に展示していたサメやエイなどを取り上げたのです。
最後に残ったのは、コガネシマアジ。捕まえにくかったので、途中で水を抜いて水位を下げ、あと、もう少しです。1時間ぐらいかけて取り上げた魚たちは、ジンベエザメのいる「太平洋」水槽や、トンネル型の「アクアゲート」水槽へ移動しました。
魚たち以外にも、ペンギンやカピバラ、カワウソなども、みんな無事に予備水槽へ引っ越しました。
夕方5時からの海遊館は、青白い照明が中心となり、幻想的な「夜の海」へと変化します。昼間は活発に行動していた生き物たちはいったいどうしていると思いますか?
「アリューシャン列島」水槽のラッコたちは、寝るための準備、まるで体中を掻いているように見えるグルーミング(毛づくろい)をせっせと行い、その後、気持ちよさそうに水面でプカプカと浮かびながら眠ります。
「モンタレー湾」水槽のゴマフアザラシは、奥にある陸場部分や水中、そして展示通路のすぐ前にある筏の上で、他のアザラシに邪魔されないように1頭で寝ます。
同じ水槽にいるカリフォルニアアシカは、水槽中央の岩場でお互い寄り添うように寝ています。でも、子どものアシカは夜更かしして、ガラス越しに「遊ぼう...!」と誘いに来てくれることもしばしばです。
「太平洋」水槽のメガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)は、水槽の端の方を泳ぎ、寝る場所を探し始めます。気に入った場所を見つけると、そっとアクリルパネルや壁にもたれて眠ります。でも、まぶたがないため、時々目をギョロッと動かします。
このように、多くの生き物は着々と寝る準備を始めますが、「グレート・バリア・リーフ」水槽のニセゴイシウツボやニシキエビなどは、日中はどこに隠れていたのか、ごそごそと奥の方から姿を現します。昼間には見れない可愛らしい生き物の寝顔や、薄暗い中を動き出す生き物をぜひ観察してみてください。
また、月明かりに照らされているかのように水面がゆらゆらと揺らめく様子や、深い海の中に引き込まれるようなブルーに照らされた水中は、とても幻想的で癒されますよ。