海遊館日記

天保山岸壁でエイの群れ!

  • 2011.07.08
  • 設備担当
  • 飼育担当

海遊館では、ジンベエザメをはじめ、海の生き物たちを健康に飼育するため、はるばる和歌山県の日御碕沖(ひのみさきの沖合)まで、専用の船で海水を汲みに行きます。

その海水輸運搬船の船員さんから連絡がありました。

「エイが群れよる!」と...。

場所は、すぐ近くの天保山岸壁です(歩いて1分)。さっそく見に行きました。映像をご覧ください!



海遊館のすぐとなりの海は、「大阪湾」です。みなさんのイメージでは、「あまりきれいじゃない海」かもしれませんが、実際には、以前と比べて水質はずいぶん良くなっています!

このエイは、おそらく「ナルトビエイ」という名前で、とても珍らしい種類ではありませんが、私たちが天保山岸壁で観察したのはこれが初めてです。

水の濁りで見づらいのですが、水深0.5m付近を泳ぐ、5尾の「ナルトビエイ」を撮影し、実際に目の前を泳ぐ、体盤幅60~80cmのエイの群れ(11尾は数えました)には、とても感動しました。



このエイたちは、毎日のように見えるわけではありませんが、羽ばたいて泳ぐ姿から、大阪湾の生命力というか、力強さというか...、天保山岸壁で生命を営みを感じました。。 

エレベーター

  • 2010.04.23
  • 設備担当
  • 飼育担当

今回は生き物ネタでなくてすみません...。

海遊館にはとても大きなエレベーターがあります。

SANY0019.JPG

人間でいうと50人まで一度に乗ることができます。

なぜこんなに大きいかというと、海遊館にやってきたイルカさんやアシカさんたちを
運ぶためなんですね。

また遠足シーズンが始まるとまたまたこのエレベーターが大活躍するのです。
それは幼稚園のこどもたちに乗ってもらうんです。

海遊館の中にはとても長いエスカレーターがあるため、安全を考えこのエレベーターで
入り口まで案内させてもらっています。












有機溶剤作業主任者技能講習

  • 2009.09.25
  • 設備担当
  • 飼育担当

 有機溶剤とは、非水溶性の物質を溶かす液体で...揮発性に富んで...引火性がある...などなど。一般にはあまり馴染みのない言葉?ですが職業柄よくご存じの方もおられるかもしれません。人体に接触すると体に良くないものの一つです。

 しかし、私たちの身近なところでもたくさん使われています。例えば、マニキュアの除光液やプラモデルに使う接着剤、ペンキを塗った時の臭いのもとであるシンナーも有機溶剤の一種です。

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 海遊館では、生き物たちが健康に生活できるように、飼育水槽や水をきれいにする装置などを絶えずメンテナンスをしています。錆びたりして傷んだところなどは、それ以上傷みが進行しないようにペンキを塗って補修します。そのため、作業する係員などの健康を害しないように、有機溶剤に関する正しい知識や取り扱い方をこの講習会で勉強します。

 海遊館の舞台ウラでは、一見生き物の飼育とは無関係に見えるたくさんの知識や技術が役に立っています。

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