アイドルの寝顔
- 2012.03.27
- 海獣担当
海遊館のアイドルといえば!?????
そう!海遊館のCMでおなじみの...
ラッコのエレンちゃーん♥
今日は特別に、アイドル★エレンちゃんの寝顔をお届けします。
前あしでお祈りポーズ★
かわいいでしょ!?
でも、海遊館にはもう1頭、ラッコのアイドルがいます!
そう!
パタです♥
パタの寝顔もついでに?お届け。
かわいい...!!!!!
ラッコは寝てる姿がピカ一かわいいんですっ!!!!!
ぱしゃぱしゃ ぴゃ-ぴゃ-
何事かと思いコツメカワウソのお部屋を覗くと。。
なんとツバキお母さんの水泳訓練が始まっておりました!!!
と言ってもまだまだ水遊びのレベルですけどね。
水のはられたプールにこどもたちが入れられます。
2頭、そしてまさに3頭目投入(写真右上)!!笑
でもねやっぱり授業におさぼりはつきもの。
『え~い、さぼっちゃえ~』
(ツバキお母さんの目の前で脱走中。笑)
このあとすぐに連れ戻されたのは、言うまでもありませんね(´▽`)
3月16日までの期間限定でご覧いただいておりました、コツメカワウソのこどもたち。
日に日に成長しております。先日はおトイレの様子をお届けしましたが、
今日は行進です。
「まってまって~」ゾロゾロ。。。
でもツバキお母さんが止まると。
ワラワラ。。列は乱れます(・・;)
そしてまたまたいっちょまえに?!
かきかき
この仔たちの成長が毎日楽しみな担当でした。
暖かいかい日が多くなってきましたね~(´▽`)
落葉で少し寂しかった「日本の森」が、春に向かって賑やかになってきましたよ♪
とっても鮮やかな緑色の『アジサイ』の葉☆
去年の夏は残念ながら花を咲かすことが出来なかったけど、今年は大きな花を咲かせてくれますように!!!
そしてこちらは『ハコネウツギ』。新芽がぷっくり膨らんできました♪
ハコネウツギは、1月に植樹しました。どんな花を咲かせてくれるのか、とても楽しみです。
みなさんも、お出かけのさいには、春の足音を感じてみてください(#^.^#)
はい、ミューさん、お口あけて~!!
「あーーーーーん!」
カマイルカの口の中って何本の歯があるかご存知ですか?
この鋭いとがった歯が120~140本生えているんです。
私たちの歯は乳歯から永久歯に生え換わりますが、イルカたちの歯は生まれて3ヵ月ごろに生え出したあとは、一生その歯で暮らします。
なので、ぶつかったりケンカしたりして歯が抜けちゃうと、生えてくることはないんです。
お口の様子をみてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、全ての歯がとがっています。
これは、餌となる海の中で泳いでいるお魚たちを捕まえて逃がさないようにする為です。
そして、餌は丸飲みするので、餌をすりつぶすための臼歯は存在しないんです。
実際に咬まれると、すぐに切れてしまいます。
イルカが若ければ若いほど、歯がとがっているので、咬まれると痛いことになります。
口を開けてくれている、ミューは推定5歳のまだまだ若手のイルカなので、咬まれて痛い思いを何度か経験しました...
手の甲にはいまだにミューの歯型が残っています。
「日本の森」で、オオサンショウウオに加え、チュウゴクオオサンショウウオの展示を始めました。
チュウゴクオオサンショウウオは、名前のとおり、中国にだけ生息するオオサンショウウオの仲間です。
このチュウゴクオオサンショウウオは、海遊館のオープン当初から飼育しており、私たちは「チュウちゃん」と呼んでいます。
およそ22年前にやってきた時は、全長が65cm。その1年半後には75cmとなり、体重は2.8kgでした。
それから5年後には全長100cm、体重11kg。10年後には全長107cm、14.6kg! どんどん大きくなりました。
そして20年以上が過ぎた現在は、全長120cm、体重20kgにまでなりました。すごく立派です!
現在展示中のオオサンショウウオも当館にやってきて15年くらい経ちます。来館時は全長65cm、体重1.5kgと、来館時の大きさは「チュウちゃん」と同じくらいでしたが、現在の全長は83cm、体重3.8kgです。
となり同士に展示しているので、比べていただくと、大きさの違いに驚かれるのではないでしょうか?
チュウゴクオオサンショウウオは、オオサンショウウオに比べると成長がとても早いと聞いたことがありますが、まあよくぞここまで育ちました。
記録によるとチュウゴクオオサンショウウオの大きいものは全長180cm、体重65kgぐらいあったとか!
それっていったい何歳だったのだろう?と、想いをはせます。
そして、「チュウちゃん」はいったい今何歳なのでしょう??
次の休館日(2月15日・16日)には、展示開始後1か月の体重測定を行う予定です。
その様子は、またの機会にお知らせしますね。
「チュウちゃん」
明日、2月14日は(*´v`)σ*バレンタインデー♥(´v`*)
海遊館でも、「バレンタインイベント」として、ハート型の氷や野菜、果物などをプレゼントしています。
そこで今日は、わんぱくカワウソBOYsにプレゼントしている『♥型のおやつ』のシピを紹介しちゃいます☆
まずは。。。普段「おやつ」にあげているキャットフードを計ります。
次にミキサーで粉状に。
そして、適量のお水を加えます。ココ重要!!
カワウソたちが手で持ってもこわれず、そして美味しく食べられる適当なかたさに調整します。
そしてハートの型に入れギュッギュッと、愛をい~~っぱい込めちゃいます。
最後はそ~っと型を外せば。。。
完成でーす
どうですか??愛情いっぱいの手作りおやつです。
みなさんも今年はぜひぜひ手作りに挑戦してみてください。
きっとたくさんの想いが伝わりますよ。
ね!イガ君♪
「日本の森」に『福寿草』を展示しました☆
福寿草は『元日草』とも呼ばれ、新春を祝うとってもめでたいお花なんです。
皆様に幸福と長寿をお届けします♪
そして、「日本の森」にいらっしゃったら、
ぜひ上の方を見渡してみてください。
ただいま、梅の花が満開です。
いろんな花を見つけてみてくださいね。
アシカニュースvol.27は、カリフォルニアアシカ「ナミ」ちゃんの『気になるぅ~人間編』(勝手にそんな題をつけてみました)でした。
今回は・・・『気になるぅ~アザラシ編』をお届けします。
とにかく好奇心旺盛で、色々なことが気になる「ナミちゃん」。同居しているゴマフアザラシにも興味津々です。
「誰だろう?近づいても怒らないかな・・・?」
ちなみに見つめられているのは「ジャブ」。海遊館のアザラシの中で最高齢のおじいちゃんです。
まだ気になるナミちゃんは・・・
「こっちにもいるよー。」
水面で浮かんでいるのは「サクラ」。ゴマフアザラシなのにゴマ模様がとっても薄い色白さんです。
まだまだ気になるようで・・・
「勇気を出して近づいてみるぞ~。」
ちなみに狙われているのは「チチ」。
このあとナミちゃんは口を開けて「ウォーッ」といっちょ前に威嚇していました。「チチ」はただ水面に浮いていただけなのに・・。
「ぼく何も悪いことしてないよ~」と、ちょっと迷惑そうですね(笑)
2012年がやってきました!
イルカたちも大喜び!!!
と言いたいところですが、これは、ジャンプの訓練中です。
3頭でまとめてジャンプすると見ごたえありますね~
残念ながらお食事タイムにはこの種目の訓練はやっていないので、みなさまにはご覧いただけませんが、もしかしたら、通りがかったときにたまたまご覧いただけるかもしれません。
いつしかご披露することができたらなぁって思っています。
「ジャンプしたやん。えさ~。」
カリフォルニアアシカ「ナミ」ちゃんの近況報告です。
アシカニュースvol.23で少しずつ人間にも興味を持ち始めたことをお話しました。
それが、現在はと言いますと・・・
明けましておめでとうございます。
皆さまどのようなお正月を過ごされたのでしょうか?
「モンタレー湾」水槽を代表して「コア」くんから
新年のご挨拶です。
「エクアドル熱帯雨林」水槽のカピバラコーナーには、オオヨコクビガメが2匹います。
ある日、ウエットスーツの飼育係員がやって来て。
「よいしょ!」と、つかまってしまいました。
そして、陸上で待っていたもう一人の飼育係員に手渡され・・・。「はい!持ちました!」
体重計の上に。「動かないでね」
体重は・・・
16.35kg。前日に測定したもう1匹は、12.5kgでした。「大きい!」
そして、バックヤードに運んで。
一日かけて、甲羅干しです。飼育係員の頭に隠れて見えませんが、爬虫類専用のライトを浴びて、ぽっかぽか。
月に一回、健康管理の目的で、体重測定と甲羅干しを行なっています。
「今日はつかまったし、体重も計ったけど、甲羅干しは気持ちいいわー」と、つぶやいてくれてたら、うれしいのですが・・・.。
新しい一年がはじまりました。
今年も、生き物たちにとって、よい一年になりますように。
そして、「海遊館日記」をどうぞよろしくお願いします。
さて、「日本の森」のコツメカワウソ水槽です。
やんちゃ坊主が5頭、暮らしています。
ちょっぴり遊んでもらおうと思い、カワウソたちが寝ている間に、こんなモノを入れてみました。
中が空洞になった、造り物の岩(擬岩)のおもちゃです。中をくぐってくれるかな~と期待して☆
さあカワウソたちの反応は???
「なんだ?なんかあるぞ。」「うひょ~怖い怖い」
「お前見てこいよ~。」「じゃぁ...木の影からなら...んぎゃっ」
な~んて声が聞こえてきそうです。
予想以上の反応に、ビデオを撮りながら笑ってしまいました。
「お食事タイム」に餌を投げ与えても、餌がおもちゃ付近にあると、遠巻きに周りをグルグルまわって近づけないくらいでしたが、しばらくすると慣れてれてきた様子です。
カワウソたちは中をくぐってくれるのか、先に飽きてしまうのか??!!
どちらにしても、楽しんでらえるとよいのですが・・・。
今年も、いろいろ新しいことに取り組んで、生き物たちがいきいきと健康に暮らせるようにがんばります!
以前お伝えしたオシドリに続き、
「日本の森」の水鳥コーナーで暮らしている、ミコアイサが冬支度を終えました~(´▽`)
ミコアイサのオスは冬に繁殖期を迎えるため、全身がきれいな白と黒の模様に変わります。
その模様がパンダ模様に似ていることから「パンダガモ」とも呼ばれております。
去年は換羽(かんう:羽が生え換わる)途中で何度も止まってしまい、2月頃までかかってしまいましたが、
天井の工事(11月17日のオシドリのブログにて紹介)のおかげで、新年を迎えるまでに冬支度が整いました。
とっても男前でしょ(^_-)-☆
ミコアイサに会える動物園、水族館はとても少ないです。
ぜひぜひ、海遊館の男前ミコアイサに会いに来て下さいね(´▽`)
「モンタレー湾」水槽のカリフォルニアアシカや「タスマン海」水槽のカマイルカたち。
観覧通路で、お客様がハンカチなどを振ると「何それー?」と近づいてきたり、通路を走ると追いかけてきて、アクリルパネル越しに追いかけっこをすることがあります。
生き物たちも、お客様と遊ぶことを楽しんでいるようです。
最近は、「パナマ湾」水槽のアカハナグマ(愛称アズキ)も、遊ぶようになりました。
アズキが、アクリルパネルの手前にいる時や目と目があった時がチャンスです。
例えば、名札をぷらぷらさせてみると・・・。
「ちょっと、それ何よー?」と、名札に向かって立ちあがって、大きな口を開けて見ていました。
でも、どれだけこちらがアピールしても、アズキの気がのらない時もありますので、そんな時は早めにあきらめた方がよさそうですね・・・。
おひさまサンサン♪
日当たりのよいバックヤードでは。。。
なにやら茶色いかたまりが?!
コツメカワウソのニッキ(おじいちゃん)とカエデ(おばぁちゃん)。
仲良く並んで、お昼寝中でした。
なんだか縁側での~んびりしているように見えますね~(´▽`)
ニッキは17歳、カエデは18歳。
2頭とも、コツメカワウソのなかでは、かなりの高齢になるのですが、食欲旺盛!元気いっぱいです♪
温かいバックヤードで、のんびり過ごしてね。
「エクアドル熱帯雨林」槽のカピバラたち。
土日祝日を除く、13:30と15:45にスポットガイドを行なっています。
使用するマイクは、他の生物担当者と同じものですが、カピバラ専用マイクには、ある工夫をしてます。
コードにプラスティックを巻きつけています。拡大します!
通常、解説者は黒い部分をズボンのポケットに入れて、マイクを頭につけます。
しかし、カピバラは、コードをがじがじして、断線させてしまったことがあるのです。
そのため、コードをかじられないよう工夫して、さらに解説者の制服で隠すようにしています。
カピバラの歯は、固いものでもかじることができるので、コードなんて簡単にかじってしまいます。
幸い、カピバラには影響がなくてよかったのですが、備品管理の担当者からは、しかられてしまいました。
アカハナグマやコツメカアウソも、コードが目に付くとかじってしまうので、スポットガイド中も油断をしてはいけません。
先日、海遊館にフィンランドからサンタさんがやってきました。
私たち水中サンタは、このクリスマスシーズンを楽しく、素敵な時間を過ごしていただきたい、素敵な思い出ができるように、と願って、毎日ダイブしています。
そんな私たちのことを知ったフィンランドのサンタさんから、あったかくなる一言をいただきました。
「毎日、大変だろうけど、風邪をひかないで。いつも私は見ていますよ。」
と...。
私はとてもうれしくて、たくさんの素敵なものをみなさんにお届けせねば!!!!という気持ちになりました。
クリスマスまであと10日。
水中サンタに会いに来て下さいね!
「パナマ湾」水槽のアカハナグマたちは、いつも好奇心旺盛です。
なかでもトマト(アカハナグマの愛称です)は、どういうわけか私の頭が気になります。
私がじーっとしているとやってきて、調査開始!
くんくんとにおいをかいで確かめます
「日本の森」水槽の水鳥コーナーには、現在、サギの仲間、カモの仲間とカイツブリがいます。
土日祝日を除く、16:15から水鳥の解説を行なっており、それぞれの特徴を紹介しているのですが、唯一、紹介できない種類がいます。
サギの仲間のゴイサギです。
ゴイサギは夜行性で、別名「夜ガラス」と呼ばれるとおり夜行性です。また、とても臆病なので、清掃や解説で係員が入室すると、展示室の上のほうなど、お客様から見えにくい場所に移動して身を潜めています。
夜行性なので、毎日、夕方になると水際に降りてきて、水の中にいる魚を見つめたり、餌を食べています。
この写真のゴイサギは、とても福々しい顔に見えますね(笑)。
実は、海遊館のオープン当初から、この水鳥コーナーで暮らしていますので、21歳以上のおじいさん(たぶん..オス.)です。
「夜の海遊館」では、生き物たちが寝てる姿も興味深くてよいのですが、「水鳥コーナー」のゴイサギもぜひ探してみてください。
いよいよ始めりました!
海遊館の新企画展示 「ふしぎ?いっぱい!ペンギン展」
ペンギンが主役の企画展です。
ペンギンはそのかわいらしい姿から、海遊館でも人気の高い動物です!
ペンギンを見たことがない...、ペンギンは嫌い...なんて人はあまりいないですよね。
ではみなさん、ここで問題!
①世界にペンギンは何種類いるでしょう?
②ペンギンはなんでペンギンっていう名前がついているのでしょう?
③イルカは「海豚」、アシカは「海驢」、ではペンギンを漢字で書くとどんな字でしょう?
④ペンギンのさわり心地はどんな感じでしょう?
⑤ペンギンのにおいってどんなにおいでしょう?
意外と知らないでしょ?ペンギンのこと。
この問題は、ペンギン展に来ればすべて解決します!
それではペンギン展の内容をちょっとだけ紹介します♪
入り口を入っていくと...
ペンギン達がたくさん見えます!
「日本の森」水槽のオシドリがついにやりました!!!
あ...失礼いたしました。あまりにも嬉しくて(#^.^#) 説明致します☆彡
カモの仲間は、「1日のうち、暗い時間がどれくらいあるか」を感じ取り、季節を判断していると言われています。そして、季節の移り変わりに合わせて、冬羽⇔夏羽と衣替えをします。(羽の生え代わりを"換羽"といいます)
「日本の森」水槽では、換羽があまり上手く行われていませんでした。
そこで昨年、日没後は水槽の天井部分を暗幕で覆うように改良工事を行ったのです。
そしたら!!そしたら!!!
水鳥たちの換羽が、とても上手く行われたんです(´▽`)。
そして、先日、1番乗りで冬支度(換羽)を終えたオシドリ。
いちょうの形をした「いちょう羽」(尾羽近くにある茶色の羽)が復活したんです☆彡
ちなみにこちらが去年の冬の姿ですY(>_<、)Y
ね??立派になったと思いませんか??
11月11日から、サンタダイバーが始まりました。
ミューがお食事をもらっていると...
アクアが横から様子を見てます。
「ふあふあクラゲ館」でマミズクラゲを展示しました。その名のとおり、淡水にすむクラゲです。毎年どこかの池などで突然現れてよく話題になりますね。毎年同じところで出現するとは限らず、神出鬼没の謎の多いクラゲです。今回はやや季節はずれ(普通は夏に多いのです)の秋になってようやくゲット。寿命の短いクラゲですので、お早めにご覧ください。
「ごぼち」は、コツメカワウソのゴボウの飼育担当者での呼び名です。「日本の森」でお母さんのツバキと一緒に暮らし、成長していく様子をご覧いただいたあと、バックヤードでもかわらず元気です!
ひとりっこのためか甘えたなので、今後のことを考えて、「男組」に入ってもらうことにしました。
「男組」は二つあり、ひとつは「日本の森」で暮らしている「わんぱくファイブ」。組名のとおり、わんぱくすぎるのでやめておき、もうひとつの「ゆるゆるスリー」に入ってもうらうことになりました。
「ゆるゆるスリー」のメンバーは、オリーブ(13歳)とコハク(1歳)の親子と、ソラ(ごぼちの父)の3頭で、ゆる~い、いえいえ、落ち着いた雰囲気が特徴なので、新入りのごぼちも なじみやすいと思ったからです。
9月の末、ごぼちをツバキから離して、「ゆるゆるスリー」に入ってもらいました。はじめは落ち着かなかったのですが、父性愛のかたまり・オリーブのおかげで、今はすっかりなじんでいます。ごぼちは一番左です。
あらためて「ゆるゆるスリー」メンバー紹介です。まずは、ごぼちの大恩人・オリーブ。さすが子育て名人。小さい子がいるとほっておけないみたいです。
毎年恒例の有明海産大型ビゼンクラゲの展示。
今年も8月9日から展示していますが、先日再び有明海へ出かけて、とびきりキレイなビゼンクラゲを採集してきました。
少しの刺激ですぐにとれてしまう口腕付属器(傘の下についているソーセージみたいな赤いのです)がいっぱい残っているのです!
普通はビゼンクラゲは海の底の方を泳いでいるため、採集には専用の刺し網を使うのですが、網にかかるとどうしても付属器がとれてしまいます。
ところが、先日は水面近くをビゼンクラゲが泳いでいたのです。
おかげで、慎重にクラゲをすくいとることができ、美形のビゼンちゃんゲットとあいなりました。
「ゆかい!ふしぎ?エビ・カニ展」。ご覧いただけたでしょうか?
開催期間も残りわずかとなりました。
エビの仲間には、大きな魚(例えばハタやウツボの仲間)にのったり、口に入ったりして、魚の寄生虫を食べる種類がいます。彼らはクリーナーシュリンプ(魚のそうじ屋)と呼ばれます。
普段はエビをエサとしている魚も、寄生虫を食べてくれる大事なクリーナーシュリンプは食べません。
「エビ・カニ展」では、クリーナーシュリンプの代表的な種であるアカシマシラヒゲエビ(写真)を展示しています。大きな魚は一緒にいませんが、水槽の底や岩の上で、エサのカスなどを食べて掃除をしてくれています。
朝、水槽の中を掃除していると手の上にのることもあって、とてもかわいいです。
こんにちは。
ベビーラッシュでにぎやかな「モンタレー湾」水槽から、今日もアシカのお話をお届けします。
では、6月生まれの「コア」くんの近況について。
まずは写真をどうぞ。
最近の「コア」くんはこんな感じ・・・
みなさん、またまた嬉しいニュースです。
6月の「スミレ」に続き、今度は「リップ」が元気な赤ちゃんを産みました!
「アクア」は元気ハツラツ!
先月末、初めての健康診断をしました。
体重・体長・採血を行いました。
なんと、私の身長・体重(166㎝・?㎏)を超えられてしまったのです・・・
アクアは177㎝・67㎏もあったのです。
すくすく成長しすぎ?
「おっきくなるんだもん!文句ある?」
睨まれてしまいました。
先日、潜水していると岩の上に白いものが落ちていました
これは何でしょうか???
図鑑を見ていると・・・こんな図が
そう、エビスザメの歯だったんです
その後、「チリの岩礁地帯」水槽に入るダイバーの皆さんにも協力してもらって・・・
これだけ集めることができました。
サメの歯は種類によって形が違うため、種の同定に用いることがあります。
エビスザメの歯は、形に特徴があり、生えている場所によっても形がずいぶん異なります。とてもおもしろいです。
全部集めたいですね。
「瀬戸内海」水槽で、マダコを展示しています。
一般にタコの天敵と言われるウツボをはじめ、たくさんの魚が一緒にいるため、"タコつぼ"やブロックを水槽内に入れて隠れる場所をたくさんつくっています。
今日、"タコつぼ"をのぞいてみると...「パナマ湾」水槽のアカハナグマたち。
かわいいけど、いろいろやらかしてくれます。
その源は、この鼻と爪。
「この鼻で穴を掘って、土の中の虫を探したり、この爪で上手に木を登るんですよ!」と解説してますけど...。
いたずらをする時は、この爪で擬岩や水槽の角にあるシリコンなどをひっかく→そのまま掘り掘り→少し隙間があいたら鼻をつっこむ、という使い方をするのです。
それはみごとなコンビネーション。
先日は壁にはってある鏡をはずそうとしていました。
その中に餌はないよ!
夜の間に鏡を補修しましたが、次の日、またはずそうとするので、このように木で押さえています。
でも、木を置いただけでは、すぐに外してしまうので、今回はどけにくいように丸太を投入。
丸太は木を支えると共に、ハナグマの気をそらす効果を期待しています。
これでどうだ?
しめしめ、丸太で遊んでるよ~♪
しばらくはなんとかなりそうです。
夏休みが終わって今日から9月。「日本の森」のカワウソたちも、引越しを行いました。
ツバキとゴボウの親子展示では、日々たくましく成長するゴボウに、ご声援をありがとうございました。親子に代わって登場するのは「わんぱくファイブ」たちです。
ダイエットも終了し、すっきりしたボディーになって帰ってきましたよ。
久々の「日本の森」では、たくさんのアユに「きゃーっ」となっていますが、その分、運動量も増えるだろうと期待しています。
私:みんな、久々の「日本の森」はどうよ?
ファイブ:「広くて楽しい―!」
すっかり間があいてしまいましたが、ゴボウメモリアル「最終章」をおとどけしま~す☆
さてさて、7月13日からツバキと展示水槽でのびのび暮らしておりますゴボウは。。。。
んぎゃっ!!!死んでる????
いやいや、爆睡中です。
何枚か写真を撮っていると。
起きました。
完全に寝ぼけております。笑
しばらくすると、我に返ったように木の穴をのぞき~
落ち葉の茎で天に祈り~
と遊ぶのにお忙しいようです。
そうそう、水槽にはアユも一緒に暮らしており、最近はゴボウもアユを上手に獲れるようになったんです。おかげで、お腹がぽんぽこりん。
ゴボウのお腹が、これ以上ぷくぷくになりませんように、9月になったら、お兄ちゃんたちとバトンタッチする予定です。元気に大きくなってくれたゴボウ!次はバックヤードで、ダイエットよろしく!
~ゴボウメモリアル (完)~
読んでいただいて、ありがとうございましした。
先日のカピバラさんたちに引き続き、おトイレのお話です。
現在、カワウソの便を採取しているのですが、カワウソたちには、カワウソ流のおトイレの作法があり、ねらいどおりの便を採るためには、そのお作法を見極めねばなりません。
①まず、くるくる回り (これは犬とかもそうですね)、位置を定めます。
②そして、しっぽを高くかかげます。
③で、まずはおしっこ、そして、排便、終わったら、におってみたり、手で触るコも...。
コツメカワウソは1頭が排便すると、次々とやってきてその上に排便します。最後のカワウソが群れのお父さんだったりすると、しっぽでぐちゃぐちゃっとかき回します。
そんなことされた日には、目標の個体の便が採れません。
目標のコの便がでたところで、次のコを制止し、ささっとスコップで採取しなくてはならないのです。
通常、この採便タイムは夕方の餌を食べた後、タイミングが合わなければ、誰のだかわからない便がぐちゃぐちゃにされているーーーということになります。
したがって、私は物陰に隠れながら、トイレのお作法がないかと伺い、毎日、ストーカー化しているのでありまsu.
今回の写真のモデルはイガくん。
「もう、見ないでよ。はずかしいなあー。」
あ~ごめん、ごめん。
カマちゃんというと、海遊館では"カマイルカ"を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は「日本の森」にもカマちゃんがいます。
これは、カマツカという名前の魚で、口がびょーんとのびます。
いつも底にいて、砂を掘り掘り、もぐもぐして、砂の中の有機物などを食べています。
地方によっては、「スナフキ」「スナモグリ」とか、海にいるキスに似ていることから、「カワギス」などと呼ばれているようです。
立派なひげもあるよ。
現在、「日本の森」のオオサンショウウオ水槽の横で暮らしています。
はじめて紹介する「日本の森」のカマちゃんをよろしく~。
ごはん中の方は失礼します!読まない方がよいかもしれませんー!
「エクアドル熱帯雨林」水槽、カピバラコーナーの左側、擬木の下の盛り上がり。それは...
以前、ラッコのパタの得意技(口開け、握手)を紹介しましたが、
パタにはまだまだ得意技がありますのでご紹介します♪
まずは...
2011年6月30日に、体重約240gで誕生したオウサマペンギンのヒナ(K-232)は順調に成長しています。
K-232は非常に成長が早く、すでに3㎏を超えました!
早くも餌のシシャモを一匹丸ごと食べるようになり、その量は一日に約1㎏です。
なので、ちょっと太り気味です・・・
※ぬいぐるみのようですが、ぬいぐるみではありません。
とても残念なお知らせですが、特別企画展示「かわいい!コレクション」で、K-232をご覧いただけるのも、8月16日(火)までとなりました。体が大きくなって、よく動くようになり、広いお部屋が必要になったからです。
このままどんどん大きくなれば、「南極大陸」水槽へデビューする日も近いかも!? しれません。その時まで、どうぞお楽しみに~。
はい、「タスマン海」水槽にイルカたち用のおもちゃを入れました!
まずは「ミュー」が、胸びれにひっかけてすい~っと泳いでいます。
楽しげ~♪
すると、他のおもちゃで遊んでいた「ルーシー」が、大好きなおもちゃを見て、この形相。
「はっっっっ!!! あのおもちゃは!!!!! 」
ルーシー:「ちょっと、ミュー、それあたしの!」
ミュー:「え、あたし遊んでんねんけど!! 」
ルーシー:「あたしのって言ったら、あたしのなの!!! 」
「アクア」の1歳のお誕生日からもう1ヵ月がすぎました。
今日も元気です。
おすまし顔な「アクア」。
流し眼でちょっと色っぽく見えます(気のせいかも...)。
しばらく、追っかけっこや、あっちむいてホイして、アクリルガラス前で遊んでいたら、
「ぎゃはははははは」
と聞こえてきそうな、こんなお顔を披露してくれました。。。
どこでそんな顔覚えてきたの!! 目が点になってしまいました。
なんか、おみやげ屋さんで売ってる、ノック式のボールペンで、イルカとか、おじさんとかが上の方に付いているボールペン知りません?
ノックして芯を出すときに
「ケラケラケラケラ」
と笑うボールペンです。それを思い出しちゃいました。
イルカも意外と面白い顔が出来るみたいです。
前回のアシカニュースで「コア」くんが先輩の「マリン」ちゃんを慕っているお話をしました。
では、その様子を3コマ漫画風にご紹介しましょう。
~お昼寝修行の巻~
もちろん寝相は先輩「マリン」の真似をして(?)同じポーズ。
あしの位置や顔の向きまでそっくりです!
マリン:「これが昼寝のポーズやで。」
コア:「はい、先輩!後ろあしは丸めてこうですね。」
☆コツメカワウソの「ゴボウ」が産まれて2カ月程たったある日☆
お部屋をのぞくと、ゴボウがおもちゃで遊んでました。
『コレ僕の!!』
ゴボウはひとりっこなので、遊び相手はおもちゃ、、、だけではありませんよ。
『ていっ!!』 ふみっっ。(ツバキのシッポを踏んでます)
なかなかのやんちゃっぷりですね~。
ツバキや係員もゴボウにとってはおもちゃのようです。笑
でもやっぱり?!
ツバキはお母さんでした。
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁ』(引きずられるゴボウ)
連れて行かれた先には水が入ったプールが。
おぉ?!どうやら泳ぐ練習がはじまったようです。
ゴボウの必死な表情にご注目~☆笑
端までたどり着いたら、ツバキがお尻をグイッと押し上げて手助け。
『うんしょっ!』『ほらほら頑張ってあがるのよ』
あ゛。。。
『あら?ちょっと強かったかしら??』
ツバキの表情に写真を撮りながら思わず笑ってしまいました。
カワウソも最初は泳げないんですよ。何事も練習あるのみです!
にしてもツバキはしっかりお母さんです。ちょっぴり感動しました。
~つづく~
ひさしぶりで突然ですが、クイズです!
これは何でしょうか?
わかりましたか?
そう、このチョコがけ柿の種みたいなピョコっと出てるやつです。
正解は・・・
「コア」くんの耳でした!アシカには耳たぶがあるんです。
ちなみに「モンタレー湾」水槽で一緒に暮らしているアザラシには耳たぶはありません。
6月3日生まれの「コア」くん、ただ今、元気もりもりに成長中です。
8月7日は海遊館コツメカワウソ♂の最年長「ニッキ」じいちゃんの
お誕生日で~す。17歳になりました!!!
ん??そういえば先日ツバキ・イブキのバースデイを祝ったばかり。
と、カレンダーを見てみると。。。8月生まれのコがいっぱい。
てことで、今日は8月生まれのコをご紹介♪
ニッキじいちゃん☆
『17歳。まだまだ現役じゃよ』
カエデばあちゃん☆
『18歳よ。レディーに歳を聞くなんて失礼ね。』
オリーブ☆
『8歳なった。パイプいる??』
残るは、4兄弟。2歳になりました。
イガ☆
『ん~おいしい。』
ニラ☆
『え??そんな急によばれても!?』
ザクロ☆
『・・・・』
シュロ☆
『なに?』
みんなお誕生日おめでと~。いつも元気でいてくれてありがと♪
はいは~い☆
コツメカワウソ「ゴボウ」のメモリアル第3弾をお届けしますよ~♪
産まれてから1ヵ月ほどたったゴボウは。。。。?????
おめめが開きました~☆
コツメカワウソの目は、1日で開くのではなく数日かけてまん丸になります。
この頃になると、体毛の色も灰色からだんだんと濃くなり、
おとなカワウソの色に近くなってきました。
そして、さらに10日ほど経つと歯も伸びてきます。この頃から、お乳を卒業してもらおうと、離乳訓練をはじめました。歯が伸びるとお母さんも痛いですからね(^^;)
カワウソの離乳食は魚をミンチにしたものです。
赤ちゃんはお乳しか飲んだことがないので、初めは上手く飲み込めません。
口を開けてミンチを入れるのですが、口を開けるのは、慣れないとなかなか難しいです。
『ハムハム』と口を動かし、『ごっくん』と飲み込んでもらえたら第一ステージクリアです!!!
だいたい3~5日で離乳食がうまく飲み込めるようになり、次に魚の切り身を、そして小魚をまるまる1匹食べるようになります。。
でもね、、、ゴボウは。。。。
離乳食なかなか食べてくれなかったんです。
そしてこのふてくされ具合(そう見えるだけかもしれませんが)。(;一一)
ところが、何故か、かたいペレット(キャットフードの様な人工飼料)は食べました。
ん~やっぱりこのコはひと癖ありそうな。。。。どうするか??
と、悩んだ末に、しばらくはペレットで育てることにしました。
この頃のゴボウは、体もしっかりしてきて、ツバキの後をポテポテと追いかけるように歩いていました。ただ、写真をみると、まだ後ろ脚は踏ん張りが弱く、開き気味になっています(*^_^*)
歩き始めると逃げるようになるので、毎朝の体重測定と離乳食が大変になります。
ゴボウはぽてぽてと動き、ツバキはゴボウを守って放さない!!!
あげくのはて、ツバキは、片手でゴボウを守りながら、自分は餌を食べるという、今まで見たことのない荒業を行うようになりました。
ツバキの深い愛情に関心しながら、私たち担当はどうやって離乳食を与えようかと、毎朝、挌闘しておりました~(T_T)
~つづく~
暑い日が続き、外に出るのが嫌になってしまいますが、海遊館日記で北極の海の気分を味わいましょう!?
特別企画展示「かわいい!コレクション」にて、冷たい海にすむ生き物がデビューしました。
こわっ!と思うかもしれませんが、よく見ると愛嬌のある顔をしている「ウルフイール」という魚です。
こちらは「ゲンゲ」という魚の仲間です。冷たい北極の海にすんでいます。カナダのバンクーバー水族館で生まれ、海遊館にやってきました。
北極の海から、ようこそ。「かわいい!コレクション」へ。
暑い日が続きますが...皆さん夏バテなどしていませんか?
海遊館には、暑さとは無縁な水槽がいくつかあります。
今回はそのうちの1つ、ラッコたちの暮らす「アリューシャン列島」水槽から、涼しげな1コマをお送りします。
現在、期間限定で、海遊館にお越しいただいたお客さまに涼しさを感じてもらおうと、ラッコたちに星型の氷をプレゼントしています。(~8月3日まで)
この星型の氷は、ラッコたちに気に入ってもらえるように、真ん中に大好物のサケをサンドした特製氷です。
氷を見るなり、待ちきれず口を開けてしまっている"パタ"↓
氷を渡すとおいしそうに食べてくれました。
どうでしょう?涼しさを感じていただけましたか?
自然の海でラッコたちは、カニやウニなどの固いものを食べているので、氷をかじることは、ラッコたちにとっても楽しいことのようです~。
期間限定の星型氷は終了となりますが、引き続き、「ラッコのおやつ」として、氷を与えています。
●場所:「アリューシャン列島」水槽
●時間:毎日14:00~(約5分間) ※8/12~8/16は行いません。
「日本の森」のコツメカワウソのツバキ。現在行っている親子展示のお母さんです。
本日、8月1日にお誕生日を迎え、めでたく6才になりました。
写真の左がツバキ、右が息子のゴボウ(今年3月7日生まれ)です。
これは生後2か月ごろのツバキです。(左がツバキ、右が兄のイブキ)
お兄ちゃんに比べて、おとなしいけど食い意地のはった(笑)こどもでした。
みなさ~ん。お待たせしました!!!
ゴボウ メモリアルⅡで~す♪
ツバキからお乳をもらい順調に大きくなっていたゴボウは、
生後25日ほどで体重も324gまで増えました。
体重ってあまりピンと来ないと思うので、手の上に乗せてみました。
もう片手には乗りきらなくなってますね~。
ん~それにしても顔が大きい(;一_一)
さすがツバキの仔です☆笑
そうそうこの頃、ちょっと困ったことがありました。
それは。。。ツバキのゴボウへのLOVE!!
そう、愛しすぎていつも一緒に居たくてゴボウを咥えてあっちへこっちへ。
おかげでゴボウの首の周りの毛がちょっとハゲちゃってました(^^;)
でも元気いっぱい。目はまだ開いてませんが、お口をのぞくと。。。
ちっちゃな歯が生えてきてますね。
「ああ~噛まれても痛くない時期は、あっと言う間に終わっちゃうんだろな~。」
と担当内での寂しい会話もあったとかなかったとか。。。。笑
~つづく~
さてさて4カ月ほどさかのぼりますか~。
ゴボウ。。。ゴボちが産まれる5日ほど前のお部屋にお邪魔虫~!?
リラックスしておりますツバキお母さん。
お腹がぽっこり。ちょっぴり重そうです。
そして~3月7日朝赤ちゃんの鳴き声が!!!!
産まれたようです♫そろ~とお布団代わりの麻袋をめくると。。。。
おお!!!ツバキがしっかり抱っこしてました。
ただコツメカワウソは2~6頭の赤ちゃんを産むことが多いのに
1頭しか見当たらず。。。。
陣痛の間隔をみるともう産まれててもいいのに~とちょっと不安に。
でも私の心配をよそにツバキはすでに落ち着いていてその1頭を
大事そうに抱えてるし。
しばらく様子を見ていましたが産む気配は無い。
悩んだ結果、赤ちゃんをソラお父さんに預けて検査することに。
というのも、もし赤ちゃんが産まれてこないままお腹の中に残ってしまうと
ツバキお母さんの命も危ないからです。
赤ちゃんを預けられたソラ、子育ては2回目だけどどことなくぎこちない(笑)
でもちゃんと赤ちゃんを隠して見張ってましたよ。
検査の結果は、1頭のみだろうということでちょっと驚いたけど一安心♪
赤ちゃんは体重74gの男の子でした。
ツバキのお乳をごくごく飲んでとっても元気。
今思うとこの頃からすでに、
ツバキのベッタリぶりをみると甘えん坊になりそうな気がしていた私だったのでした。笑
~つづく~
前回のアシカニュースでは赤ちゃんアシカ「コア」くんの
アクロバティックな寝姿をご紹介しました。
今日はお母さんの「スミレ」と仲良く寝ているところをご覧ください。。
最近、「アクア」と海遊館日記の登場率を競っている「コア」くん。
泳いだ後に、一人で寝ることも多くなってきました。
寝場所はいつもの、通称「島」です。
ぐっすり眠るのはいいんですけど、その体勢がすごいんです。
じゃじゃ~ん!!体が半分近く崖っぷちに・・・。ありえな~い!!
この姿は観覧通路からも見える場所なので、寝返りをして水中へ落ちないかな...と、ハラハラ・ドキドキしながらご覧ください(笑)
カリフォルニアアシカの赤ちゃん 「コア」くん。
生まれたばかりの頃は、一日を陸の上で過ごしていたのですが、
だんだん歩き回るようになり、少しずつ水にも興味を持つようになりました。
最初はお母さんの「スミレ」が心配して、「コア」が水に入ってもすぐに陸へ引き上げていましたが、
日に日に「コア」一人で水に入る時間が長くなってきました。
お気に入りの場所は、アクリルガラス前。
最初は水面をバシャバシャとお世辞にも上手とは言えない泳ぎでしたが、先日のお誕生日会の特別号に紹介させていただいた、お客様に戴いたプレゼントを「アクア」に見せてみました。
「アクア、お誕生日おめでとぉ!」
頭にかぶせてみました。
ちょっと得意げ・・・?
最後に、アクアとイルカ担当の私たちで記念写真★
「アクア」、ぐんぐんおっきくなってね!
ステキな1歳のお誕生日でした♪
6月3日に「モンタレー湾」水槽で生まれた、カリフォルニアアシカの赤ちゃん。
誕生から無事に1か月が過ぎ、体重も15㎏近くまで成長しました。スミレ母さん頑張っています。
日に日に動きも活発になり、将来やんちゃになりそうな気配がプンプンです(笑)
そうそう、皆さんにご報告があります。赤ちゃんの愛称が決まりました。
『コア』くんです。
実物はもっと可愛いので、ぜひ会いに来て下さいね!
7月9日、カマイルカの「アクア」が1歳になりました。
生まれた日のことは、昨日のように鮮明に覚えています。元気に1歳を迎えてくれて、ほんとうにうれしいです。そして、このうれしさをみんなで祝おうと、お誕生日会を「タスマン海」水槽前で行うことにしました。
お誕生日の前日、近くにある稚園のお友達から、素敵なプレゼントが届きました!
「イルカのおもちゃ」です。たくさんのかわいいメッセージが書いてあります。
誕生日会の当日は、幼稚園のお友達に「ハッピーバースデー」のお歌をいただいて、「アクア」も私たちもとってもうれしかったです。
プレゼントをもらった「アクア」は、さっそくおもちゃに近づいて、遊び始めました。
そのあともしばらく、もらったおもちゃを背ビレにひっかけて遊んでいました。
そして、お客さまからも、こんなプレゼントを送っていただきました。
「アクア」に見せる時がたのしみです。
「パナマ湾」水槽のアカハナグマ。
カメラを向けると興味津々で寄って来てくれます。
ただ・・・ひたすら動くのでなかなかピントが合いません><
最近、巷では「ぶさかわ」という言葉が流行っていますが、今日は「かわぶさ」ショットをお届けします。勝手に言葉をつくりました・・・。
まずは「かわぶさ」の「かわ」(=カワイイ)
続いて「かわぶさ」の「ぶさ」(=ぶさいく)
ん~同じ生き物には見えませんね(笑)。
でもこんなぶさいくなショットでも、担当の私にとっては、かわいくってたまりません!!
親バカならぬ、飼育員バカでごめんなさい。
海遊館の展示水槽から、お客様に見つけてもらうのが苦手な?マニアックな?魚たちをクイズ形式で紹介していきたいと思います。
まずは第一問!さて、私は誰でしょう?
答えは「セミホウボウ」です。「アクアゲート」水槽で見ることができます。
続いて第二問!!私は誰でしょう?
答えは「クロホシフエダイ」です。「太平洋」水槽で見ることができます。
それでは第三問!!私は誰でしょう?
答えは「ユメカサゴ」です。「日本海溝」水槽で見ることができます。
キリがなさそうなので、今回はこれくらいで失礼いたします。。。
海遊館には、まだまだ知られていない、マニアックな魚たちがたくさん暮らしています。
ご来館の際には、マニアックな魚探しに挑戦してみてください!
カマイルカのアクアがうまれて1年が経ちます。
この1年を振り返ってみましょう。
うまれたばかりのアクア。体長はおよそ90cm、体重は10㎏(推定)でした。ちっさぃ!!
この時は、背びれも尾びれもとても柔らかく、パタパタしていました。
お母さんからほとんど離れず一緒に並んで泳いでいました。
1ヶ月もすると、しわしわだった体はふっくらしてきました。
お母さんからはなれて、ほかのイルカたちと遊ぶこともありました。
しばらくして、お母さんのおっぱいを卒業するための練習を開始しました。
はじめのうちは、魚の切り身や、小さな魚をなんども噛み直して遊んでいましたが、生後5カ月で、1本まるまるのお魚を飲み込めるようになりました。
いまでも、ときどきおっぱいを飲んでいる姿を見かけることが出来ます。
1歳になっても、まだまだ、お母さんに甘えているアクア。
これからも、アクアが健康に育つよう、がんばっていかなければなりません。
会いに来てね★
海遊館では、ジンベエザメをはじめ、海の生き物たちを健康に飼育するため、はるばる和歌山県の日御碕沖(ひのみさきの沖合)まで、専用の船で海水を汲みに行きます。
その海水輸運搬船の船員さんから連絡がありました。
「エイが群れよる!」と...。
場所は、すぐ近くの天保山岸壁です(歩いて1分)。さっそく見に行きました。映像をご覧ください!
海遊館のすぐとなりの海は、「大阪湾」です。みなさんのイメージでは、「あまりきれいじゃない海」かもしれませんが、実際には、以前と比べて水質はずいぶん良くなっています!
このエイは、おそらく「ナルトビエイ」という名前で、とても珍らしい種類ではありませんが、私たちが天保山岸壁で観察したのはこれが初めてです。
水の濁りで見づらいのですが、水深0.5m付近を泳ぐ、5尾の「ナルトビエイ」を撮影し、実際に目の前を泳ぐ、体盤幅60~80cmのエイの群れ(11尾は数えました)には、とても感動しました。
このエイたちは、毎日のように見えるわけではありませんが、羽ばたいて泳ぐ姿から、大阪湾の生命力というか、力強さというか...、天保山岸壁で生命を営みを感じました。。
「日本の森」のコツメカワウソ、通称"おでぶファイブ"(以前は「わんぱくファイブ」でしたが、変更)は、もうすぐ年1回の健康診断です。
健康診断にて獣医から「太りすぎ(怒)!」と言われてしまわないよう、バックヤードでダイエットをすることにしました。
代わりに「日本の森」に登場しているのは、「オリーブ」、「コハク」、「ソラ」の3頭です。
「オリーブ」と「コハク」は親子です! しばらくは彼らが「日本の森」の主役です。
さて、「オリーブ」、「コハク」親子ですが...
これはバックヤードでの写真です。左が父「オリーブ」(12歳)、右が息子「コハク」(1歳)です。
顔がそっくりなので、並ぶと笑っちゃいます。
おまけに臆病な性格もそっくりで、親子っておもしろいなあと思います。
「オリーブ」、「コハク」、「ソラ」の3頭をよろしくお願いします!
みなさんこんにちは。2010年4月7日に「まずはダミーから」というタイトルで、飼育係員の陰の努力をブログでご紹介しました。今回はその続き?です。
今年から超音波画像診断装置が新しくなり、以前の物より大きくなって新登場しました。
さっそくカリフォルニアアシカで試してみました。私としては「前の装置よりちょっと大きくなったくらいの違いを見破られるわけない(笑)」と余裕で挑んだわけですが、さすがの一言!!違いを察し水中へ逃げていきました。
「ん~やっぱりなめたらあかんな」と思い知らされたのでした。
「ゆかい!ふしぎ?エビ・カニ展ニュース!」です。
エビ・カニ展のポスターに登場している「トラフカラッパ」の仲間、「マルソデカラッパ」がデビューしました!(文章が長いです...)
「マルソデカラッパ」は、「マルソデ」 「カラッパ」 です。
水槽には、現在3種類のカラッパがいます。トラフカラッパ、ヤマトカラッパ、マルソデカラッパです。
なかでも、マルソデカラッパが一番小さく、よく砂に潜っているため姿が見えないことが多いのですが、砂から眼だけがちょこっと出ていますので、よく見るとわかります。
カラッパ同士でケンカをすることもあるので、その際はバックヤードの水槽へ移動すると思います。ぞうぞ了承ください。
それでは、「マルソデカラッパ」をご紹介します。
↑こちらがカラッパのいる②水槽です。
左からヤマトカラッパ、マルソデカラッパ、トラフカラッパです。
ん?マルソデはどこにおるんや?よし!近づいてみよう!
↑いたいた!後ろにそびえるトラフカラッパの前にマルソデカラッパがいます。
こんな感じで砂に潜ってるので、体全体を見るのは難しいです。
そんなときは水槽の周りの魚名板やモニターの映像をご覧ください。
↑しばらくしてからマルソデカラッパの様子を見ると・・・さらに深く潜っていました。
カラッパの中でも特に恥ずかしがり屋さんなのかもしれないですね。
小さくてかわいらしい、マルソデカラッパ。どうぞケンカしないでね。
では、次号の「エビ・カニ展」ニュースをお楽しみに~。
わたくしごとですが、写真を撮る時のお気に入りの角度があります。
この正面の角度がたまりません!!
イルカ担当なので、イルカばかりですが・・・
1枚目はアクア。
こちらはアーチ。そりこみがたまりません!!
そして、ルーシー。なめらかな形がステキ!!
ミュー。下向きで撮ると、にょーんと顔が長く撮れます。
コチョボ。ほほ笑んでます。
最後は、
アザラシのショウちゃん。
振り返り美人★
この角度、たまりません!
みなさんは、どんな角度がお好みでしょうか♪
「ゆかい!ふしぎ?エビ・カニ展ニュース!」です
エビ・カニ展では、さまざまなエビやカニを展示していますが、普段、じっとしていたり、隠れるのが大好きな連中ばかりです。
なので、今回は忍者のようなエビ・カニたちを、うまく見つけられるようポイントをご紹介します。
担当の私も、見つけられない時があります。見つけることができれば、すごい!!です。
↑こちらはゴシキエビ。中央の水槽の岩の隙間や岩と底砂との間をのぞいてみてください。他にも、たくさんの種類のエビ・カニがかくれています。
↑こちらはショウグンエビです。中央の水槽で、ひそかに天下統一を狙っています(私個人の見解です...)
↑こちらは砂に潜って、カモフラージュしています。これはとても難易度が高いです!
しかも、いつもじっとしています!これはカニ?エビ?
次回「エビ・カニ展」ニュースで明らかになります。お楽しみに。
最後に、こちらは早朝や夜間の様子です。飼育係しか見れないのムーディーなエビ・カニ展を紹介します。
↑エビ・カニ展示室の電気を消して、水槽の照明だけにするとこんな感じです。
↑水槽照明と展示室の壁紙や床、水槽のアクリル、生き物などがあいまって、とても美しいムーディーな空間となっております。
朝、出勤した時や夜帰る時、この風景に癒されている私たち飼育係でした。
「ゆかい!ふしぎ?エビ・カニ展ニュース!」です
エビ・カニ展の⑧水槽(深海の冷たい水槽)にいるタカアシガニが、6月17日に脱皮をしました!
まだまだ小さな個体ですが、脱皮をして成長している様子がわかりとてもうれしいです。
脱皮殻をニシキエビの脱皮殻と一緒に展示しました。うまく脱ぐなぁと、いつも関心してしまいます。
なお、大きなタカアシガニは、「日本海溝」水槽に展示していますよ。
こちらは体が大きいからなのか脱皮に苦戦していますが、現在脱皮がはやっております。
また、6月26日には④水槽(ニシキエビ、ゴシキエビ水槽)のニシキエビが脱皮をしました。こちらの脱皮殻は、写真でご覧ください。
ではでは写真をご紹介します。
↑こちらが⑧水槽
↑脱皮殻は、・・・次の写真へ!
↑こちらが脱皮殻を展示している場所です。
↑ニシキエビの脱皮殻、ヤマトカラッパの脱皮殻とともに!
↑タカアシガニの脱皮殻には、苔が生えています。これは、照明がよくあたる場所で飼育しているからです・・・。
↑こちらがニシキエビの脱皮殻、まだまだ小さいですが、順調に成長していることがよくわかります。
この小さなニシキエビの脱皮殻は展示していませんので、ご了承ください。
カリフォルニアアシカの赤ちゃん。日に日に、すくすくと成長しております。
生まれた翌日の体重は7.6㎏ほどでしたが、現在10㎏を超えました。
アシカニュースvol.2で紹介した体重測定に使う水色のケースでは、赤ちゃんが飛び出してしまうので、もっと大きなケースに変えました。
このケースに入れる時に赤ちゃんを持ち上げるのですが、結構ずっしりと重いので、思わず「よいしょ。」と言ってしまいます(笑)
ミルクをおなかいっぱい飲んで満足げに眠っているところをパチリ。
アシカの親子は、いつも水槽中央にある「島」と呼ばれている部分で寝ています。
しかし、この島はもともと、他のアシカ達の寝場所でもあるんです。
その島を、いちばん大きな「ルーク」が占領してしまいました!!
6月24日より日本の森「水鳥コーナー」に新しい仲間が増えました♫
こちら『ツブリーズ』(カイツブリが2羽なので。。。)で~す。
カイツブリはアフリカからヨーロッパ、東アジアまで広く分布しています。
国内では、留鳥(季節で大陸などに移動せず日本にとどまります)で、1年中見られます。
水鳥コーナーのなかでは一番のちびっこ。体重200gほどの手のひらサイズです。
ツブリーズは潜水がと~っても得意なんです!!!
日本の森「水鳥水槽」でも、魚を追いかけスイスイ泳いでます。
ぜひぜひ可愛い姿を見に来てください☆
現在開催中の特別企画展示「かわいい!コレクション」では、
そのタイトル通りかわいい生き物をたくさん見ることができます。
でも見るだけじゃなく、もっと生き物のことを知りたい!というみなさまに...
水槽のうしろに、生態を解説する映像が流れます!
例えば、愛嬌たっぷりの顔をしたカエルアンコウ。頭から伸びるアンテナのようなものはなんのため? なんだこりゃ!?奇抜な見た目のタテジマキンチャクダイ。でも、なんで渦巻き模様なのに「タテジマ」キンチャクダイ?
「かわコレ」では、かわいいだけじゃない!生き物たちの不思議なひみつをたくさん紹介しています!
「日本の森」を、ふと上を見上げると・・・
おお!!!
ビワの実がたくさん♪♪
今年は良い出来ですな~。
さっそく第1回目の収穫。
熟れてそうなものだけ採ってみました~。
あと3回ぐらい採れるかな。
では、『いっただっきま~す!!!!』
STOP!!!!
『私たちのビワ食べちゃダメ~!!!』
そうビワはリスザルたちのおやつになるのです。
係員は、がまん。がまん。
6月3日(金)から海遊館の海水を運搬している「かいゆう2」に乗船し、大阪湾に生息するスナメリの調査に行ってきました。
今回の調査は、「第4回大阪湾生き物一斉調査」の一環として、大阪コミュニケーションアート専門学校と海遊館の合同調査として行いました。
「大阪湾生き物一斉調査」についてはコチラ↓
http://kouwan.pa.kkr.mlit.go.jp/kankyo-db/life/
「かいゆう2」を含めて合計3隻の船を使い、大阪湾のスナメリを一斉に調査するのは初めてのこと!
さて、どの海域にどれくらいのスナメリを確認できるでしょうか?ドキドキしながら、12時ごろに海遊館前の岸壁を出港し、目視(もくし)によるスナメリを探しが始まりました。
この日の天気は曇りで少し風があったものの、コンディションは良好でした。
係員は右舷、左舷に分かれ、呼吸の際に浮上するスナメリを探しました。
しかし、残念ながらスナメリは姿を見せてくれませんでした。
翌日6月4日(土)、調査2日目です。この日も天気も良く、視界良好です。
今日こそは!と気合十分で観察開始です。
しかし、刻々と時間は過ぎ・・・
「やっぱり簡単に発見できるものじゃないな~」と諦めかけたその時!!
貝塚沖を航行中、2頭のスナメリを発見!
疲れも吹っ飛び、思わず「おぉ-!!すげぇ―!!!!!!」と叫んじゃいました(笑)
残念ながらすぐ見えなくなってしまいましたが、次は写真撮りたいですね。
この小さなカニは「キンチャクガニ」という名前です。なんとハサミに小さなイソギンチャクを付けています。
先月(5月)に終了した「クマノミ展」でも活躍し、カニつなガニ(がり...)ということで、今回もひきつづき登場してもらっています。
6月3日に海遊館で生まれたカリフォルニアアシカの赤ちゃんですが、
毎日お母さんのミルクをいっぱい飲んで元気に成長中です。
最近ではあしの力も強くなってきて、ウロウロ動きまわったり
坂道もグイグイ登れるようになりました。
赤ちゃんはお母さんのスミレのことが大好きで、背中に上って遊ぶ姿がよく見られます。
今回は、「タスマン海」水槽に潜っていた時に撮った写真をご紹介します。
ミューが近づいて来た時に撮った写真なのですが‥‥
近すぎる!!カマイルカなのかどうかもわからないですねっ‥‥。
これではミューがかわいそうなのでもう1枚。
これはまだ大丈夫ですっ!
こんなやんちゃなミューに逢いに来てくださいね♪
みなさん。うれしいニュースです。
「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました!
「ゆかい!ふしぎ?エビ・カニ展」ができるまでパート② 今回は展示の楽しみ方です。
↑エビ・カニ展完成です!
さまざまなエビやカニが皆さまをお待ちしています。
モニターには生き物の解説や4コマ漫画もありますのでお楽しみに!
↑入り口はこんな感じです。
カタクチイワシの群れがいる「チリの岩礁地帯」水槽を過ぎたらエビ・カニ展!
↑明るく楽しいイラストが皆さんをお出迎え
↑鏡越しに写真を撮るのもいいでしょう!カニといっしょにピース!
↑はて?これはなんでしょうか?答えはエビ・カニ展へ!
ヒントはエビやカニが成長するときに・・・です!ちっちゃな殻が水槽に落ちていることも
あります。
↑中央の水槽のレイアウトはとりあえずこんな感じで落ち着きました。
水槽越しに写真を撮るのもいいでしょう。
エビやカニたちは隠れるのが好きなので、岩の下などのぞいて隠れているエビやカニを
探してみましょう!
例えば・・・
↑こんな水槽があるとします・・・
↑よく見てみると・・・
最後に現在展示中のカニさんが展示に出る前の写真をお送りします。
なお、エビやカニは時に展示変更することもありますのでよろしくお願いします。
↑気持ちよさそうに砂に潜っています。
↑兄妹?おやこ?でっかくなっちゃった!?
エビ・カニは食材のイメージが強いですが、実にいろんな種がいて、おもしろいです。
マニアの人もそうでない人もエビ・カニ展を通して好きになっちゃってください!
特別企画展「ゆかい!ふしぎ?エビ・カニ展」が、5月27日より海遊館5階企画展示室にて無事スタートしました!
今回は、企画展ができあがるまでの様子をご紹介します。
↑まずは何もない入口です。前回の企画展が撤収された後、中では・・・
6月のアクア通信は、アクアの朝の楽しみをご紹介します。
それは朝の掃除に来た係員。
一番奥がアクア。
まだ、水槽に入って来たばかりなのに、激しくまとわりついています。
「ねぇねぇねぇぇぇ~!待って~!!」
必死に係員が足につけているフィン(足ヒレ)を追いかけています。
係員がちょっと立ち止まったかと思うと・・・
じぃ~っとフィンを見つめます。
お姉さんイルカのミューも参加して、フィンを見つめています。
私たちにはわからないフィンの魅力があるのでしょうね。
「モンタレー湾」水槽の前を通りかかった時・・・
ゴマフアザラシのショウちゃんが、じーっと岩の隙間をのぞいていました。
2010年8月8日の「海遊館日記」で、カリフォルニアアシカの「リップ」の倒立訓練についてご紹介しました。みなさん覚えていらっしゃいますか?
実は、いつの間にか倒立ができるようになっているのですが、きれいな倒立を目指して、こだわったのは後ろ足です。
倒立中に足を広げると少々ブサイクにみえるため、両足を揃えてまっすぐピ~ンと伸ばすように訓練しました。
どうですか?きれいでしょ?
その他にも、いろいろなことができるようになったのですが、その中から一つ紹介します。
じゃじゃ~ん。「ルーク」と一緒の舌出しです。
これのバージョンアップ版で"笑いながらの舌出し"も訓練中です。
いや~「リップ」も最近表情豊かになってきてますねぇ(笑)その他おもろい顔ないかな~?
昨年の10月に生まれたオウサマペンギン。
すっかり雛(ひな)の綿羽(めんう)が抜け、大人と同じ「水をはじく羽根」に生え換わりました。
ということで、泳ぐ練習を始めました。
さあ、怖がっていないで泳ぐ練習を始めましょう!
「水は怖いから嫌だよぉ...」 完全に腰が引けています...。
「大丈夫!ゆっくり入れば怖くないよ。」飼育係員はこどもペンギンを支えながら、水の中に誘導します。
(背中に少しだけ雛のふわふわの綿羽が残っているのがわかりますか?)
いざ水へ!ダーイブ!!!
飼育係員も心配そうに見守ります。
水の中に入ると...大パニック!
こどもペンギンの水しぶきで飼育係員はびしょぬれです...
「落ち着いて落ち着いて!」水中で体を支えると...
イルカにおやすみ、ジンベエザメにおはよう!
こんな生活に憧れたことはありませんか?海遊館ではそんな夢のような体験をしていただくことができるのです!
そのイベントは「お泊まりスクール」と言います。今回はその様子を少しだけご紹介します。
お泊まりスクールでは、閉館後の海遊館を巡るツアーがあります。
飼育係員が夜の生き物たちの様子や飼育の裏話をしながらご案内ます。
夜になると昼間とは違った行動を沢山見ることができます。
た・と・え・ば・・・
リラックスして爆睡しているアザラシや・・・
擬ツルにアゴをのせて休むピラルクに・・・
水槽の上の方をかたまって泳ぐイワシとエビスザメ(左下)などなど・・・
他にも魅力がいっぱいです!!ツアーの後は水槽を見ながらお休みいただきます。
翌朝はホテル シーガルでの朝食や、太平洋水槽を上から見学など特別なイベントが満載です!
残念ながら今シーズンの募集は終了してしまいましたが、なんと!!
「こどもとおとまり」の参加者を募集中です!!
応募締め切りは平成23年5月31日(当日消印有効)です。
海遊館に泊ってみたい!!と思った方はお急ぎくださいね。
詳しくはこちらをご覧ください。
スタッフ一同、皆さんにお会いできるのをとても楽しみにしています♪
先日、「パナマ湾」水槽のアカハナグマについて、「ツタ渡り」の術をご紹介しました。
今回は新しく、「くるくるの術」をご紹介します。
まずはこちら。"イチゴ"の個人技「くるくる」。
写真なので伝わりにくいですが、実物はすごくかわいいです。
お次は、"イチゴ"と"アズキ"の団体技「くるくる」。
土を掘りながら器用にくるくる。ちょっとせまそうですね・・・(笑)。
「パナマ湾」水槽のアカハナグマですが、最近また一つ技(?!)を身につけました。
それが、こちら。
ツタ渡りの術!!!
ちょっとわかりにくい写真ですが、この1本のツタは水槽の真上(下には魚たちが泳いでます)に吊るしてあるので、落ちるんではないかと見ているこっちはハラハラドキドキ。
当の本人は「へへん、どんなもんだい!」といった余裕の顔つき。
しかし、これができるのは一番お姉さんハナグマのトマトだけ。
これからどんどん他の3頭も真似をし出すのでは・・・。
なかなかのバランス感覚なので、皆さんもぜひ見に来てください。
今月、5月8日。私が担当させていただいた、海遊館5階の企画展示「クマノミと海の仲間たち」が終了しました。
クマノミたちは、本当に人気者で終了するのはとても残念でした。たくさんの皆さまにご来場いただき、本当にありがとうございました。
写真のカクレクマノミは、海遊館ギャラリーで開催中の「かわいい!コレクション」に引越ししました。カクレクマノミたちは、引き続き「かわコレ」でご覧いただけます。
そして、クマノミ展の次は・・・エビ・カニ展!
エビ・カニ展は何が展示されるか謎のものも多いです。どんなエビカニたちに会えるのでしょうか、ぜひお楽しみに!
現在の企画展示室はというと...
閉ざされた扉の向こうには・・・
実は、まだクマノミ展のままですが、生き物たちの移動を終えて、そうじをしているところです。
エビ・カニ展の準備がんばりまーす!ファイト!
現在、海遊館ギャラリーで開催中の「かわいい!コレクション」には、サメやエイの体に触っていただくことのできる「ふれあいコーナー」があります。
ここでお客様の対応をしていますと、「エイの尻尾には毒針があるのに、触っても大丈夫なんですか?」という質問をよくいただきます。確かにエイの尻尾の部分には、猛毒のある毒針がはえています。
ですが、「ふれあいコーナー」で飼育しているエイは、すべて毒針を切り取ってあるので、安心して触っていただけます。
ところで、エイの尻尾に毒針があることをご存じの方は多いと思うのですが、ではどんな毒針がはえているのか見たことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか?
ですので、ご期待?に答えてご紹介いたします。
こちらがエイの毒針です。大きさが1m前後のエイのもので、長さは10cm以上あります。
先端は大変鋭く、布はもちろん、ビーチサンダルなどのぶ厚いものでも簡単に突き破ります。
しかも一度刺さると簡単には抜けないように、左右がノコギリのようにギザギザになっています。
しかも毒針の名の通り、猛毒があります。自然界のエイの多くはこのような毒針を持っています。
海水浴などでエイを見かけても、絶対に野生のエイには触らないようにしてください。
おなじみ、海遊館生まれのカマイルカ「アクア」の近況です。
アクアの魅力をより伝えられるように、これからは、タイトルを
「アクア通信」
としてお伝えさせていただきます。
アクア、あと2ヶ月で1歳になるのです!!誕生日は7月9日ですよ!
いろいろ大変なことあったけど(アクアではなく、個人的に...)、1歳なんです!!
今でもゆっくりしたいときは、お母さんにべったり。
右眼半開き・・・眠たそう。お母さんの母乳を飲みつつも、シシャモを約3㎏、毎日食べてます。お腹プクプクです♪
これは泡プクプクです。泡プクプクをしているときは、たいてい鳴いています。
「あそぼーよー」って言ってるように見えますが、本当のところは分かりません。
次号をお楽しみに☆
毎日動物たちを観察していると、時々おもしろい光景に出くわすことがあります。
朝の誰もいない展示通路を歩いていた時のこと。
「モンタレー湾」水槽の隅っこで、遠くを見つめているゴマフアザラシを発見。
アシカの給餌が終わり、ふと横を見ると、「ソラ」が何やらこちらを向いて、変な格好をしていました。
それがこの写真です。
よく見ると何やら悩ましげな格好をしています。
この場所は岩陰になっていて、観覧通路からは見えないので、このポーズがいつでもできるようとトレーニングをはじめました(笑)。
完成したらお披露目します?ので、お楽しみに~!
GWを迎えとてもにぎやかな海遊館。
5月4日は緑の日です。
この日を待ってました!!と言わんばかりに屋上の
『シラン』がいっせいに咲き始めました~☆☆
係員、せっかくなので一人でも多くのお客様に見ていただきたくて、
夜間に作業して展示しちゃいました。(^^ゞ
たくさんの『シラン』が日本の森をよりにぎやかにしてくれましたよ~。
皆さま、ぜひ見に来てくださいね♪
「パナマ湾」水槽への入口には、アカハナグマたちが逃げ出さないよう、ダブルキャッチという前室(ぜんしつ)があり、そこを通ってから展示室に入ります。
ダブルキャッチには、展示室を掃除するための水道ホースや水道栓、海水部分の清掃に使うポンプ用のホースがあったり、清掃道具などを置いています。
展示室内にこれらのものを置くと、アカハナグマがガシガシと咬んでしまうためです。
清掃する時は、前室側から扉の下にあるホースを通す穴を開きます。このようにくるくる回してあけるのです。↓
「南極大陸」水槽で暮らすジェンツーペンギンたちにとっては、繁殖シーズンの到来です。
しかし、この時期は要注意なんです。オス同士は巣を奪いあうため、激しい闘争が発生し、時には出血することもあります。
昨年は闘争が激しく、やむを得ず2羽を予備水槽へ移動させました。今年は何とか仲良くしてほしいんですが、どうなることやら・・・
現在、4ペアが形成されています。ちゃんと卵を産んでくれるかなぁ~。
みんな頑張ってや!期待してるでぇ~!!
くんくん、くんくん。
今日も、あっちを調査!
こっちを調査!
あー疲れた・・・
ひと休み・・・と。
海遊館に入館して一番最初の水槽「アクアゲート」です。頭上には渦を巻くようなカタクチイワシの群れ。
今回は「アクアゲート」で展示中のセミホウボウをご紹介します。
「瀬戸内海」水槽で展示中のホウボウに似た魚です。
ではセミホウボウとホウボウの違いを探してみましょう。
まずはセミホウボウ↓
そしてコチラがホウボウ↓
胸鰭の形、色もホウボウとかなり違いますね。
そしてホウボウには、胸鰭の一部が変化した「遊離軟条(ゆうりなんじょう)」(写真赤マル)があり、これを足のように使って底を這って移動しますが、セミホウボウにはありません。代わりに腹鰭を使っています。
「アクアゲート」のセミホウボウ、「瀬戸内海」水槽のホウボウ、見た目の違いだけでなく、鰭の動かし方なども良く観察してみてください。
おもしろいですよ!
私は魚類の飼育を担当していいます。普段は魚たちのお世話をしているのすが、先週の土曜日は、いつもと違った仕事を担当しました。
大阪港区の海遊館から飛び出して、吹田市立千里山にある「佐井寺図書館」に行きました。
「さかな博士がやってくる!」というテーマで、吹田市の地元の方々に、ジンベエザメなど海遊館の
生き物について映像や標本を使ってお話をさせていただいたのです~。
大きさ5mの「じんべえのぼり」をみんなで持っている様子です。
私たちが着ているのは「じんべえ羽織」という昔の着物です。
じんべえ羽織の模様とジンベエザメの背中の模様が似ていることから、「じんべえザメ→ジンベエザメ」という名前がつけられたと言われています。
大雨の中、たくさんの子供たちが来てくれました。そして1時間半という長い時間にもかかわらず、最後まで真剣に、そして楽しくお話を聞いてくれました。みなさん、ありがとうございました~!
実は、少し緊張していたのですが、みなさんの、すばらしいリアクション!と笑顔!に支えられて、無事終えることができました。
魚たちのお世話も大切ですが、子供たちにいろいろとお話することも、楽しくて大切な水族館の活動ですね。次の機会もがんばりまっす!!
昨年の10月から今年の3月まで、高知県土佐清水市にある、「大阪・海遊館海洋生物研究所以布利センター」(長い...)に赴任していました。
これはその時の出来事です。
昨年11月のある日、漁師さんの定置網漁に同行していました。
いつものように網を引き揚げているとき、漁師さんの一人が大きな声で「サメがいるぞ!」と言いました。その漁師さんの指差す先を見ると、大きな影が網の中を泳ぎまわっています。その大きな影がすごいスピードで近づいて来た次の瞬間、網の中で大きな水しぶきが上がりました。
「何だろうと?」思って作業を続けていると、ついに正体が明らかになりました。
何と、正体は「海の王者」ホホジロザメでした!大きさも4メートル以上ありそうです。
大柄な漁師さんが小さく見えます。
ドフラインクラゲの展示を始めました。春になると各地で見られるクラゲですが、なぜか最近は縁がなく、採集できないことが多かったので、久々の展示です。
さっそく撮影。だいたいこんな、リラックスして触手が伸びたのを撮りたくなっちゃうもんですが、
私の好みは泳いでるところ。触手の乱れに動きを感じられるでしょうか。
「かわコレ」の会場へ上がる階段には、こんなしかけが!!
かわいいお魚たちが、会場へ案内します。ちょっと会話を聞いてみましょう。
(タッチしてみたい!)
(行こ!行こ!)
(どんな魚たちがいるんやろ!?)
この続きは、「かわコレ」で・・・
カリフォルニアアシカの「ソラ」には最近お気に入りの遊びがあります。
それは飼育係員お手製のホースとロープで作ったおもちゃで遊ぶこと。
水中では器用にあしに引っかけて泳いだり、陸上では口にくわえてブンブン振り回したり。
あまりに激しく遊ぶので、大人のアシカたちはちょっと迷惑そうにしていることもあります(苦笑)
でも「ソラ」が水中で引っぱるおもちゃを、ゴマフアザラシが追いかけて遊ぶこともあるんですよ。
とにかく「ソラ」は、おもちゃがあれば常に持ち歩いているといった状態です。
普段はおもちゃに飽きてしまわないように、夕方に回収するのですが、たまたま「ソラ」に渡したままになっていたある日の夜。
見に行ってみると・・・
他のアシカに取られまいと、しっかり肌身離さず押さえて寝ていました(笑)
今月でうまれて9カ月になりました、カマイルカのアクアです。
最近は私たち飼育係にも興味津津!
先日ご報告したように、水面でアクアの体に触れることができるようになりました。
水中では・・・潜っている私のそばに来ては
「ミャーーーー」
とか
「プププププ」
とか
何か話しかけてきます。
でも、なんて言っているかはわかりません♪
知らない方がいいかもですね♪
話変わって、
カメラ初心者ながら、いい写真が撮れました!!(自己満足?)
頭の形や、剃り込みの様な模様がそっくり。
どっちがアクアで、どっちがお母さんでしょう?
正解は
左がアクア、右がお母さんです。
なでるとアクアはつやっつやです。
若いっていいなぁ~
海遊館では夕方の5時をまわると館内の照明が夜仕様にかわり、昼間とは違った生き物たちの様子をご覧いただくことができます。
例えば、寝ているところや、夜行性の生き物たちが活発に動くところなど、それぞれに特徴があります。
なかでも寝る場所には個性あり♪
トラフザメ♀【愛称:おかん】は太平洋水槽の中でもここが好き♪ここって?
ちょっとわかりにくいですが、グレートバリアリーフ水槽の最下層の反対側です。
(本当に分かりにくいな...汗)
運が良ければメガネモチノウオ♂【愛称:ナポちゃん】と寄り添っているのがみられるかも!!
そして、その左隣では...
エアレーションの上を陣取ってるタマカイ【愛称:大きい方】にも会えます。
今日はその下でアカエイも休んでいました。
種類は違えど、好きな場所は同じだったりするんですね★
カマイルカが生活している「タスマン海水槽」の上部にボールがあるのですが、皆さんご存知ですか?
このボール、下からジャンプして上手にタッチできると‥‥
上から水がっ!
水を飲んでるように見えるのですが、
飲んでいるのではなく、口の中に水があたる感触を楽しんでるみたいなんです。
水槽にボールがぶらさがっていたら、イルカたちのようすを見てください。水で遊びたくなるとジャンプしますので、決定的瞬間をカメラに収めてくださいね。
でも、難易度は高めです‥・
予備水槽で飼育しているイワトビペンギンたちに巣材を投入しました。
今年は昨年に比べ、より個室感がでています。
ペンギン達は巣材を必死に集め、巣作り中です。
しかし、中には上手に巣が作れず、散らかすだけのペンギンもいます(笑)
現在は2組みのペアが出来ています。
このまま順調に産卵し、雛が誕生することを祈っています。
ぽかぽか あったかい 春は、おしゃれをしてお出かけしたくなりますね。
今日は、「日本の森」のおしゃれさんをご紹介~。
トップバッターは!!!
赤いお洋服に素敵な帽子をかぶった
『ヤマツツジ赤』さんで~す。
帽子を脱ぐと。。。
お次は~??
『ヤマツツジ赤』のお友達、『ヤマツツジ白』さんで~す。
帽子を脱ぐと。。。
おぉ~どちらもお美しい~(*^_^*)
おっと、こちらにも!!!
『コバノミツバツツジ』さんですね~。
帽子を脱ぐと。。。
なんと!花びら一枚だけに違う模様があるとは。
このおしゃれに昆虫たちも誘われてしまうわけですね。
以上、「日本の森」のおしゃれなツツジのご紹介でした~☆笑
すっかり暖かく、春らしくなりました。
こちらは近くの公園に咲いていたサクラ。満開です!動物たちもこの暖かさに酔いしれています。
写真の飼育係は、何をしているところでしょう?
生き物の観察のことを、わたしたちの業界用語で【ワッチ】と言います。由来は英語のWatch(見る)です。
この機会に、業界用語(海遊館だけかも?)を、こっそりお知らせしましょう。
【○○給(○○きゅう)】
○○給餌の略。
例)イル給(イルカ給餌)、アシ給(アシカ給餌)、潜給(潜水給餌)
【保定(ほてい)】
生き物を押さえて動かないようにすること。主に検査するとき。
例)おい!そのサメ、しっかり保定せんかい!咬まれるど!(魚類担当K氏、和歌山弁バージョン)
【Wキャッチ(だぶるきゃっち)】
通路と水槽の間にあるスペース。生き物が水槽から出てしまわないよう二つの扉があり、その間のスペース。
例)Wキャッチの扉、閉めたかな?忘れたんちゃう?もっかい見に行くわ~、やば~(汗)
【誘導(ゆうどう)】
生き物を、ある場所から違う場所まで連れてくること(無理やりではなく)。トレーニング時に使う。
例)Wキャッチに誘導しまーす。(あんたが誘導されてるやん~)
【シャワリング(しゃわりんぐ)】
凍結保存していた餌を水のシャワーで融かすこと。
例)サバとシシャモ、シャワリングしといてな。(時々、シャワーが自分に向いてずぶ濡れになる...)
【淡注(たんちゅう)】
海水魚の飼育水槽では、蒸発により塩分濃度が濃くなることがある。その分の真水を追加すること。淡水注入の略。
例)比重が上がったので淡注します。(淡注中(たんちゅうちゅう)は、現場を離れてはいけません)
【ベネる(べねる)】
魚類の寄生虫の一種、ベネデニアが寄生すること。
例)ミーティングにて、後輩「先輩、ベネってきました。」 先輩「どこで?誰が?どれくらい?ちゃんとわかるように言いや~」
【○○ペレ(○○ぺれ)】
金魚の餌のようなつぶつぶのペレット(人工餌料)のこと。コイペレ(コイ用ペレット)、アユペレ(アユ用ペレット)。
(例)「アユペレないやんか~、最後つこたんだれ~、も~、入れといてや~」(実在のF氏)
【薬浴(やくよく)】
薬を溶かした水に魚を浸けて治療すること。
例)ベネってるから薬浴せなあかんで。(ミックスバージョンです)
【T0~T14(てぃぜろ~てぃじゅうよん)】
海遊館の展示水槽につけられた番号で、飼育係は水槽を番号で呼ぶ。観覧順路に沿って順番に番号がついている(T0はアクアゲート、T14は日本海溝水槽)。TはTank(水槽)の略。
例)T9(太平洋水槽)で、A氏「マダラトビエイの潜給してくるわ~。」 B氏「Oh!センキュー」
観覧通路で飼育係同士が話をしているのをよーく聞いてみると、他にもいろんな業界用語がでてきます。
展示水槽を番号で呼べるようになったら、かなりの海遊館フリークかもしれません~
「あっ、潜給の時間だ~!」
2010年7月に海遊館で生まれた、カマイルカ「アクア」の近況報告です。
前回紹介したとき同様、水面に浮かぶ私たち係員の足にはとても興味を示します。
こんな感じで・・・
ラッコのごはんと言えば...
「貝っ!!」
そうですよね。
ラッコと言えば皆さん、貝をお腹の上で割って食べる姿を想像されると思います。
海遊館のラッコ達、ラッコのくせに貝があまり好きではありません...。
でも、やっぱりラッコ本来の姿?、お腹の上で貝を割る様子を見て頂きたい!
そしてラッコにも道具を使うという本来の行動を忘れてほしくない!
ということで、貝の代わりに大好きな氷をあげています。
大きなかたまりの氷を2つ用意すると、
「日本の森」でこんな花を見つけました。
何の花かわかりますか???
ヒントは。。。
①花の上に付いている屏風のように折りたたまれた葉。
②秋になると大きな葉が綺麗な赤色になります。
答えは~。
『ハウチワカエデ』
カエデの葉はよく知られていますが、花はあまり知られてないようですね。
『ハウチワカエデ』は葉の形が天狗の羽団扇に似ていことから名前がつけられたそうです。
花は写真のように数個がひとかたまりになっていて、雄花と雌花が混在します。
ちなみに、おしべが花びらから飛び出ているのが雄花です。
秋に有名な植物でも、季節ごとにいろいろな姿をみせてくれておもしろいですね。
みなさまも野山に出かけて、たくさんの姿を発見してみてくださ~い。
「日本の森」カワウソ水槽にアユをお迎えして、はや半月が経とうとしております。
群れになり泳ぐアユはと~ても綺麗です。
ただ。。。感動しているのは係員だけではないようですよ。
そう、ここは。。。。
「か・わ・う・そ」水槽
じ~~っと見つめてみたり
そして本能と言いましょうか、アクリル前ではこんな華麗な技も飛び出します。
「まずは左前足!」
「次に右前足!!」
ぐいっと踏ん張って~
「とりゃ~!!」
みごとなターンが決まりました。
毎日がお祭り騒ぎです。
そして~たまに~
「ぱくっ!!」
あ゛っ。。。。
そうだよね。カワウソだもんね。
たまにはね。
でもちゃんとお食事タイムも起きてきてね。
餌もってるのに来てくれないと寂しいんだから~~(T_T)
さてさて、ここはどこでしょう?
最近、秘密にしていたある場所から、中をのぞき見できるようになりました!
ほら、丸い窓の奥にいるのは?わかるかなぁ?
スナメリの"コチョボ"は、好奇心旺盛。
のぞき見されているのは、私たちの方かもしれませんね~。
昨年9月と10月に誕生したオウサマペンギンのヒナは順調に成長しています。
最近では、親から離れていることも多く、好奇心も旺盛です。
ペンギンは見た目でオス・メスが見分けられないため、採血を行いDNAで調べます。
まだ、綿羽(茶色い羽)で覆われている為、個体識別用のIDバンドは装着できませんが、結果は・・・9月生まれのK-230はメス、10月生まれのK-231はオスでした。
羽が抜け換わった後、装着します。
ここで早くもIDバンドの色をご紹介!!
K-230→右の翼に背中側から紫・茶・赤・白、K-231→左の翼に背中側から紫・茶・赤・黒となります。
完全に羽が抜け換わるのは、だいだい6月頃と思われます。
その時期に海遊館に遊びに来られた際は、南極大陸水槽で暮らすペンギン達のIDバンドに注目してもらえると嬉しいですね。もしかすると遊泳訓練の様子が見れるかもしれませんよ☆
また、今は係員の手から餌が食べられるように訓練を実施中です。
その方法は・・ヒナが暴れないよう足で挟み、口から無理やり餌を挿し込みます。
ちょっとかわいそうなんですが、こればっかりは仕方ないんです。
係員も心を鬼にして取り組んでいます。1日でも早く訓練が終われるよう、頑張って食べて欲しいですね。
もし、そんな光景を見られて、いじめているわけではありませんので、ご安心ください。むしろ、ヒナ!頑張れ!!と応援してあげてください。
最近、暖かくなったり、寒くなったりですが、みなさま体調をくずしていませんか?
「日本の森」では、春の到来を感じさせる「シャガ」の花が開きましたよ~。
花びらは細かい切れ込みが入り、とってもゴージャスな感じです☆笑
「日本の森」は、季節に合わせて、緑が豊かになったり、いろんな花が咲いたりと、四季のある日本の美しさを感じさせてくれます。
さて、「シャガ」のお花に癒されたことだし、今日も元気出してがんばります~!
本年度もシーズンがやってまいりました。
毎年3月末~7月頃まで、日本の森「カワウソ」水槽には「アユ」が仲間入りします。
「アユ」のお迎えに行ってきましたので、その様子を紹介します。お迎えは4tトラックです。
こちらです。↓↓
日本の森「カワウソ」水槽には、体重約5g程の小さな「アユ」が最適なので、毎年「日高川漁業組合 アユ種苗センター」さんにお世話になっています。
まず到着したらこのアーケードをくぐり、トラックを消毒します。病気などを持ちこまない為です。
次にトラックの水槽に水をはります。
いよいよアユとのご対面~。
おぉ~。今回はちょっと大きめです。
種苗センターの方に取り上げていただきます。
とっても丁寧に、そして「アユ」に負担をかけないよう迅速に。さすがです!
どんどんトラックへ~。全部で約3500尾の「アユたち」がトラックに乗り込みました~
では!海遊館へ向けて出発~。
輸送中は運転席のモニターで「アユ」の様子をチェックします。
最近導入した海遊館自慢の装置、ハイテクでしょう~。(笑)
渋滞があったものの無事到着。
夜になって、日本の森の水槽に移動です。
みんな元気に泳ぎだしました~!!!
ん~やっぱり水槽がにぎやかになりますね。
群れて泳ぐ姿は迫力ありますよ~。
さて、ここは「カワウソ」水槽。
カワウソたちは?
もうお休み時間。明日の朝ご対面で~す☆
その様子はまた今度♪
特別企画展示「かわいい!コレクション」(通称=かわコレ)を海遊館ギャラリーで開催しています。
先日の海遊館日記で紹介した「テングカワハギ」以外にも、思わず、「かわいい!」と言いたくなる生き物たちがたくさん集合しています。
魚だけじゃなくてこんなかわいい仲間も・・・
アカウミガメの赤ちゃんです。
この子ガメたちが、広大な太平洋を旅するなんて...、「かわいいだけじゃないよね!」
今日、「日本の森」をぷらっと見ていましたら。。。
海外からお越しくださったお客様が、
「OH!ピーチクイーン☆」
と写真を撮られていたのは
ぷっくり ふくらんだ つぼみが開きだした 桃の花♪
暖かくなったせいか一斉に咲きはじめました。
そして・・・・その近くでは、「シャガ」のつぼみがふくらみ始めました。
皆さま「シャガ」って知ってますか??つぼみが出始めた時は↓のように閉じてます。
つぼみがふくらみだすと、
開きま~す!!!!
花しか知らなかった係員は、(担当なんですが;)ちょっと驚き、「発見~!!」と嬉しくなりました。
でもって、ちゃくちゃくと春の準備をする「シャガ」が、
まるで「クイーン」の座をねらっている次期候補にみえてしまった担当でした(^。^)
海遊館の新しい企画展示「かわいい!コレクション」の開催がもう目前です!
オープンする3月11日まで待てない!という方のために、
「かわコレ」で皆さんをお出迎えする生き物をちょっとだけ見せちゃいます。
ん?
んん?
なんでしょう、この緑とオレンジの派手な模様は!
正解は・・・
「テングカワハギ」でした!
派手な模様にくりっとした目、とがった口がとってもかわいいんです!
このとがった口で、海遊館では小さなプランクトンやエビをついばんで食べています。
テングカワハギの他にもちょっと変わった、でもとってもかわいい生き物が満載の
「かわいい!コレクション」、どうぞお楽しみに!!
最近ぽかぽかと暖かい日が多くなりましたね。
天気が良いと、つい、ウトウトまったりしたくなっちゃいます。
海遊館「日本の森」にも、春の足音が聞こえてきましたよ~♪
一見枯れ木のように見える植物ですが、よくよく見ると。。。
ほら!!
と~ても鮮やかな緑色の葉っぱが(^◇^)
こっちにも
ちなみに写真は、
1月に、日本の森に仲間入りした「アジサイ」と「ヒメアジサイ」です。
夏にはきっと、きれいな花を咲かせてくれるんだろな~。
皆さまも「日本の森」で春を見つけてみてくださいね(*^_^*)
日本の森「水鳥水槽」でお食事タイムがスタートしました!!
平日は係員が解説もしちゃいます♪
しかぁ~し!!!!!
水鳥たちは、めちゃめちゃ気分屋さん。
解説をしているのに
「餌いら~ん。おなかいっぱいやもん。」
とそっぽをむくことも。(;一_一)
係員解説中は「食べてくれよ~」とドキドキものです。(笑)
もし!食べてくれなかった時は。。。。
あたふたしている係員をお楽しみください(T_T)
ここで裏情報☆(ってほどでもないですが。。。)
実は、水鳥って写真に撮ると意外に面白いんですよ。
撮り方や季節によって雰囲気が結構変わります。
例えば。。。
凛々しいお姿のミコアイサ(冬)
正面から撮るとまるで鏡モチのようなミコアイサ(夏)
ぜひぜひ、皆さまも水鳥水槽に
よってらっしゃい。みてらっしゃい♪
飼育係員がミーティングする部屋には、たくさんの生き物の観察記録があります。
カマイルカのアクアがうまれ、バタバタしていた日々も落ち着き、アクアの成長の記録を見直すことにしました。
(アーチ仔=アクア の事で、 ワッチ=観察 です。)
記録用紙をまとめたファイルを棚から出してみると、
こんなにありました。ファイル6冊分!!
うまれて240日、たくさんの係員が交代で付けた記録です。
毎日24時間で観察する日が続いた時は、寝不足と疲れでぐったりしてたな・・・
アクアが私たちの心配をよそに、成長していることがとても幸せです。
アクアの観察は今も続いています。この成長記録が、どんどん増えますように。
ゴマフアザラシのお食事風景。
よく見るとエサをあげている係員以外に、何やら怪しき二人の姿が・・・。
スナメリの奇跡の写真を紹介します!
なんと黒眼が大きくぱっちりお目めになっちゃいました。
皆さま、ついにこの季節がやってきました!
熱狂的な海遊館ファンの方やペンギン好きの方ならピンと来たかも知れませんが・・・
そうです!
予備水槽で飼育中のイワトビペンギンの繁殖準備を開始しました。
準備?なんか必要なん?という意見もあるかと思います。
オウサマペンギンと違い、イワトビペンギンは巣を作ります。そのための巣材や彼らは気性が荒いため、喧嘩防止に必要な仕切り板を製作しています。
これが仕切り板です。
今年は好きな場所を選んでもらえるよう、多めに6区画用意しました。
巣材は「よしず」です。
ホームセンターなどで販売されている日避け用のもので、特別なものではありません。
ジャジャ~ン!完成で~す。
これを3月中旬に予備水槽へ設置します。
う~ん♪楽しみです♪
また設置した際のペンギンたちの様子はご報告します!
今年の「ペンギンパレード」は、オウサマペンギンたちへの鳥インフルエンザの感染予防のため、1月23日をもって繰り上げ終了となりました。
楽しみにしておられたみなさまには、申し訳ありませんでした。なによりも、ペンギンたちが病気にならないことが大切と考えました。
また、開催期間中は、ほんとうに沢山のお客様にご来館頂き、スタッフ一同心より感謝しております。来年も開催できるよう頑張ります。ありがとうございました~☆
まだ展示水槽には戻せないんです(悲)
実は一度、屋外に出たペンギンたちは病気にかかっていないか検査する必要があるんです。
専門的に言うと・・・「検疫検査」と言います!
今から約1ヶ月後の3月上旬に、血液と便を採取して検査をします。
その後、獣医さんから「異常なし!」の太鼓判を頂いた後、全羽一斉に展示水槽へ大移動します。
3月中旬以降の南極大陸水槽は、とても賑やかになりますね♪♪♪
下の写真は、今ペンギンたちが生活している部屋です。
この扉を開くと奥には・・・
ペンギンがドーン!!
ちなみに、点灯式に参加していた「イワトビペンギン3兄弟」も検査するため、共同生活中なんです。
ペンギンさん、もうちょっと待って下さいね。
病気にかかっていませんように(祈)
ぐっと冷え込んだ2月のある日
大阪にも雪が降りました。
屋根が白くなるほど積ったのは久しぶりです。
海遊館は室内だから関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、
実はアシカたちの暮らす「モンタレー湾」水槽は外気が入ってくる造りになっています。
実際の様子がこちら。
雪が白く点々と写っているのが見えますか?
「プハッ」と水面から顔を出したルークの息も白いです。
2月3日の節分の日に、ラッコ達に氷と餌のお魚で作った恵方巻をプレゼントしました。
実は、サンシャイン国際水族館さんから預かっているラッコのミールとルーチにもこの恵方巻をプレゼントしたんです。
(ミールとルーチはバックヤード水槽で暮らしているため、お客様にご覧いただくことはできません)
今回はその様子を紹介します♪
「今日は節分!ほら、特製・氷とサケの恵方巻だよ!」
メスのミールは少し興味を示していますが、ルーチは初めて見る恵方巻に驚いて水中に隠れてしまっています...。
ミールは前あしでじょうずにつかんで、おいしそうに丸かじりして食べてくれました。
その後ろで、まだ恵方巻にびびっているルーチ...。
ルーチ:「ミール何それ?おいしいの?」
ミール:「びびってないで自分の分は自分でもらってらっしゃい!」
恐るおそる受け取るルーチ。
ルーチ:「なんだこれは?恐いよぉ」
ルーチ:「やっぱり恐い...、ミールこれあげる!」
ミール:「情けないわねぇ...仕方ないわ、もらってあげる♪」
恵方巻を2本ももらえて大満足のミール。
1本は後ろあしで上手につかんでいます。
さすがラッコ。この技はラッコにしかできません!
結局ルーチは、巻いてあるサケは食べずに氷の部分だけをおいしそうに丸かじりしていました!
クマノミ展も残りわずかとなってまいりました。
写真でクマノミ展のかわいい魚たちを紹介します~。
クマノミ。この写真とても気に入ってます。
スパインチークアネモネフィッシュ。
なかなかペアが見つかりません。良きパートナー募集中です。
セジロクマノミ。イソギンチャクとの相性良し!
ハナビラクマノミ。きれいでしょう。
セバエアネモネフィッシュ。黒いクマノミもいるんですよ。
ハマクマノミ。サンゴの水槽にいますよ。
トウアカクマノミ。カクレクマノミに混じってるから探してみてください。
カクレクマノミ。後ろに見えるのは・・・?もうすぐバレンタインですねえ~
クマノミ以外の生き物も紹介!!
メガネゴンベ。表情豊かです。
シロボシアカモエビ。白い靴下はいてるようで英語でホワイトソックスと呼ばれてます。
キイロハギ。うつり悪くてすみません。苔をついばんでおります。
ナンヨウハギ。独特の模様と鮮やかな青色がきれいです。
フレームエンゼル。情熱的な赤い色が素敵です。
我ながら今回の写真は上出来かな・・・
もっとよい写真が撮れるようパシャパシャ撮っていきます!
企画展示「クマノミと海の生き物たち」は、4月10日(日)にて終了の予定です。お見逃しなく~。
詳しくはコチラ↓
http://www.kaiyukan.com/topics/events/kumanomi/
誕生日おめでと~!!!!!
「ん?」
いやいや、あなたの子供たちです、コウメお母さん。
そう、2月12日は、四人兄弟「シロコ」、「サンゴ」、「シオン」、「コハク」のお誕生日。
1歳になりました~☆
相変わらず、綺麗なピンク色の鼻は『サンゴ』。
お隣は『シロコ』。最近、係員の後ろから膝カックンをしかけるのがお気に入り(--;)
あらあら、サンゴはカメラが大好きね。
お目立ちサンゴの横でチビッと鼻を覗かせているのは『コハク』ですね~。
さて。。。シオンはどうやらお布団の中で爆睡中。呼んでも応答なしでした。(泣)
寒い冬を乗り越えて、みんな元気に過ごしてま~す♪
「クック海峡」水槽で飼育中のアカウミガメの甲羅に何かついています↓
ついている生き物を見つけられましたか?
コバンザメです
自然界でもウミガメにもよくついている姿をよく見かけます
こちらは別の角度から
写真はアカウミガメですがアオウミガメにもよくついています
「クック海峡」水槽では、ぜひコバンザメを探してみてください~
「モンタレー湾」水槽で暮らすゴマフアザラシ達。
普段は水中をスイスイと気持ち良さそうに泳いでいることが多いのですが、
ここ最近、陸でお昼寝をしている姿をよく見かけます。
こんな感じで。
昨年7月にうまれたカマイルカのアクア、生後200日がたち、どんどん成長中です♪
「またかよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、カマイルカの出産・成長にはまだまだ分からないことがたくさんあるので・・・。
12月末頃から魚を食べるようになって、今は、1㎏以上も食べるようになっています。
何度もかみ直しながら食べていたのが、すこしずつスムーズに飲み込めるようになってきました。
(オトナのイルカたちは、餌は丸飲みします。)
お母さんのおっぱいと餌を食べているおかげで、ぷくぷくしています。
私たち飼育係が水面で他のイルカたちと遊んでいると、私たちが水面でバランスを取ろうと漕いでいる足を見つめて、頭を足の動きに合わせて上下させます。
また、かなり近くに寄ってきて、タッチできるかできないかくらいのところに近づき、急にターンして逃げて行きます。
まだ、人間がこわいようです。
でも、興味は持っています。
アクアが体に触らせてくれるようになる日も近いかもしれません。
アクアと遊べる日が早く来たらいいのになぁ~
この水槽、いったい何が入っていると思いますか?
もちろんゴミではありません。とても小さいのですが、ちゃんとした生き物なのです~。
正解は・・・。
クリオネでした!!
現在、約400匹のクリオネを展示しています。
流氷の天使も、こんなにたくさんいると見応えがあります。今が見どころの天使たち、ぜひ見てください。
ちなにみ、クリオネは正式な名前ではありません。正式な名前(=和名)は、ハダカカメガイといいます。クラゲではなく、殻をもたない巻貝の仲間です。
学名がClione limacina(クリオネ リマキナ)というので、「クリオネ」と呼ばれるようになったようです。
確かに、本人たちも、「あ、ハダカカメガイだ!」よりも、「きゃぁ~クリオネ~!」って呼ばれた方が、うれしいかもしれません~。
節分の日にちなんで、太巻きを作ってみました。
それでは材料から。
① シシャモ適量
② イカのゲソ数本
③ サケ適量
④ 氷と水
⑤添加物一切なし
ゴマフアザラシの後ろ足を広げてみました。係員の手と比べるとその大きさが分かります。
足の先端には爪があります。そう、指が五本あるんです。
ちなみに写真の下から親指、人差し指、中指・・・と続きます。しかも指と指の間には水かきまでも!
人間は中指が一番長いですがゴマフアザラシは一番短いですね。なんか魚の尾ビレににてる気がします。やはり推進力を得るには好都合なんでしょうね。
人と同じ哺乳類なのにまったく違う・・・。見てるとなんか不思議な気持ちになるのは私だけ?
あの、とっても表情豊かで、かわいいスナメリが、海遊館の目の前に広がる大阪湾にもすんでいるって、ご存知でしたか?
「クック海峡水槽」にいるピンクマオマオ、全身ピンク色でゆっくり泳ぐ優雅な魚です。
でも、その中に1尾だけ背中に黒いシミがある個体が・・・。実は、もう15年以上暮らしています。
年とともにお肌の黒ずみが・・・という訳ではなく、15年前からついていたシミです。
まだまだ、餌もいっぱい食べて元気いっぱい!年寄り扱いすると怒られそうです。
大くんの輸送には沢山の人たちが関わっています。
海遊館日記では珍しく「ヒト」、もとい「飼育係員」にスポットをあててみましょう。
作業開始前のミーティング。安全に「大くん」を運ぶことができるよう、各自の配置や段取りを確認します。緊張します!
それぞれが自分の持ち場について、「大くん」を専用コンテナに収容するタイミングを見計らいます。
みんなの心臓の音が聞こえてきそうなくらいドキドキした瞬間です。
輸送中も沢山の係員が大くんの様子を見守ります。大くん頑張って!!
背中あわせに、遊んでいるわけじゃありませんよ。これでも一生懸命なんです(笑)
クレーンの操作はプロの専門の方々にお願いします。
大くんを乗せた船が出港するのを見送る時、急にさびしい気持ちになりました。
本当に船に乗って行ってしまうんだなぁ...。「大くん!」無事に元気に到着してよ~。
船の中では...
長い船旅に備えて係員も腹ごしらえ。 おなかすいたぁ~。
もちろん、大くんの健康管理に注意して、交代しながら休憩してますので、ご安心を☆
大くんを無事に高知に連れて行く!!
この想いで係員みんなの気持ちが1つになった2日間でした。
あっ!!大くんの写真が全然ない...
こ、こういう日記があっても良いですよね(汗)
この号からご覧になった方に、少しこれまでの経緯を説明させていただきますと...
体調を崩してしまったジンベエザメの「大くん」。療養のため18時間もの船旅を経て、高知県の足摺岬港へと到着しました。詳しくは、海遊館日記「大くん ふるさとへの旅 PART1・2」をご覧下さい~
さて、ここから「大くん」の旅も佳境を迎えます。
まずクレーンを使って「大くん」を収容したコンテナを特殊な大型トラックに乗せます。
落としてしまったり、輸送中に外れてしまったら大惨事!!慎重に慎重に作業を進めます。
トラックが揺れて、大くんの負担にならないよう、ゆっくりと以布利センターのある以布利港を目指します。
「なんで直接、以布利港にいかないの?」って思いますよね?
実は、大阪から高知までの船旅に使用する輸送船はとても大きいため、小さな以布利港には入れないのです。そのため、大型船を停泊することができる、足摺港からトラック輸送を行いました。
さぁ、いよいよ以布利センターに到着です!
クレーンを使ってコンテナごと水槽に入れるのですが・・・、
実は、以布利センターにはジンベエザメ収容のための特別な仕掛けがあります。
なんと!!天井を外して、その穴から直接水槽にコンテナを入れることができるのです!すごい!
こうして、丸1日以上かかった大くんの旅路も、無事に終わりを迎えることができました。
心配していた「大くん」の健康状態も順調で、水槽に入るとすぐに泳ぎ、スタッフ一同ほっと安心しました。
これからも、私たちは大くんの体調回復に全力を尽くします。
「大くん」がはやく元気になりますように...!
PART.2は船旅編です。
大くんの旅路の中でも一番の山場となります。
コンテナごと船に乗り込んだ大くんと係員9名。
これから18時間の船旅です。
大くんも大変ですが、24時間体制で大くんを観察する飼育係員にとっても、気合いと体力を要する行程です。
船内で観察している様子です。水中で大くんの観察をしながら健康状態を調べます。
水が汚れてきたら換水です。この海水も事前にちゃんと温めてから使います。
写真は獣医さん。
採血した血液の検査をしているところです。
まだ真っ暗な早朝に高知県足摺岬港に到着しました。
車で先に到着し、港で待っていた館長(写真左)も一安心...。
「大くんもみんなも無事について、本当によかったぁ~」
って背中が語ってます。
安心するのもつかの間、夜明けを待って作業再開です。
大くんの旅はようやく後半戦に突入です。
続きは次回、「大くん ふるさとへの旅 最終回」でご紹介します。
ニュースやHP等でご存知の方も多いとと思いますが、改めて報告いたします。
海遊館の人気者、ジンベエザメの『大くん』がふるさとの高知県へ帰ることになりました。
大くんは、昨年12月中頃から食欲が落ち、ぼんやりとした泳ぎ方をするようになりました。
年末年始も24時間体制で観察を強化し、容態の把握や治療に努めてきました。
その結果、健康状態は良くなりつつあり、私たち飼育係員も一安心。
さらに良い環境で体調を整えるために、故郷である高知県へ帰ることになりました。
高知県土佐清水市には大阪・海遊館 海洋生物研究所以布利センター(通称:以布利センター)という研究施設があり、より安全に検査をすることができます。
では、大くんが以布利センターに到着するまでの様子を少しだけご紹介します。
まず、大くんを専用のコンテナに誘導します。
そして、30tの重さを吊り下げることができるクレーンで地上まで降ろしたら...
健康状態を確認します。エラの動き、尾びれの動き、血液検査やエコー検査も行いました。
同時に水質を維持するために海水の交換も行います。
大きなクレーンで振動の少ない特殊なトレーラーに乗せて、岸壁まで移動します。
もう一度クレーンで吊り上げて、輸送船に大くんが入った専用コンテナを乗せます。下の写真は船の底から見上げて撮りました。船内はすごく深いのです!!
ここまでの作業にほぼ半日かかりました。
大くんの旅は、始めの段階からとても大変です。
さて、これからは先は18時間にもわたる船旅の始まりです。
続きは、次回のブログまでお待ちくださいね。
【えふぃる】
クラゲのポリプがストロビラになり、エフィラをもうすぐ遊離しそうな状態になること。飼育環境の人為的な操作によりストロビレーションを誘発することを「えふぃらす」という。
【ラビちゃん】
オーレリア・ラビアータAurelia labiataの愛称。
(海遊館クラゲ担当者用語辞典より)
えふぃっているのは左のポリプです。
ストロビラになるのに、「すとろびる」って言わないのはなぜだろう。
きっと長ったらしいからだな。
私たち飼育係は、普段緑色のカッパを履いて作業をします。
カッパを使わない時は、カッパ掛けにきれいにかけています。
海遊館の休館日は1月の3日間、2月・6月のそれぞれ2日間、1年に7日間になります。
休館日といえども、動物たちは館内にいますので、いつもと変わらず掃除やエサづくり、エサやりなど、飼育の仕事は大忙し。それだけではなく、ふだんはできない、いつもと違う作業もあるんですよ。
お客様のいないがらんとした館内で、いったいどんなことが行われているのか?
気になりますよね。
昨年の様子をご紹介しましょう。
2010年が明け、カマイルカたちも元気です!
朝、タスマン海水槽を観察していたところ、変わったスタイルのイルカたちが・・・
アーチ・アクアのおやこなんですが、底のほうでそろって逆立ちしていました。
はじめはお母さんのアーチが逆立ちをしていたのですが、その横で見ていたこどものアクアは
お母さんのまねをして逆立ちを始めました。
お母さん、アーチの体長は約2m。
ということは並んでいるアクアの体長は約1.5m?
産まれた時は約1mだから、0.5mもおっきくなったんだな~
日々、成長中のアクアです。
今後はどんな事を見せてくれるのか、とっても楽しみです。
哺乳類はある程度の時期が来ると、お母さんのお乳から、固形の餌を食べなくてはなりません。
私たち、人間もそうですよね?
7月に生まれたカマイルカの「アクア」もそろそろ固形の餌を食べるようにしていかなければならず、少し前からアクアが興味を持ちそうな、魚やイカなどを水槽内に投げ込んで、餌に興味を持たせようと日々チャレンジしていました。
12月の半ばごろから、頻繁に
「餌を口に入れて、口から出てこない。もしかしたら、固形物を食べているかもしれない!」
という状況が起こり始め、25日には、シシャモをまるごと1尾飲み込むことが1日に4回も観察されました。
そんなこんなで、担当で、そろそろ食べたって事にしても良さげだけど、いつから食べたことしようかと話し合ったところ、25日を確実に食べた日、「食べた記念日」と定めることになりました。
飼育されているカマイルカが出産し、そのこどもが、自然に餌を食べ始めた例はこれまでにないそうで、とても貴重な出来事がタスマン海水槽で起こりました。
その日、一人、クリスマスケーキを囲んだ(?)私にとって、人生で最高のプレゼントをサンタさんからもらいました。
2011年もアクアはじめ、海遊館の生き物たちが健康でいられるように、精進してまいります。
明けましておめでとうございます。
みなさまどのようなお正月をお迎えでしょうか。
新年早々かわいいラッコの写真が撮れたのでご紹介したいと思います!
今年もペンギンパレードを開催中です。
海遊館では、現在23羽のオウサマペンギンを飼育しています。
その中で7羽のペンギンが選抜されました。
パレード初参加の個体もいますが、何とか順調に開催できております。
2011年1月10日(月)までは1日3回(11:30、13:30、15:30)で、毎日開催中です。
もちろん、1月1日も開催を予定しています!
初詣の後は、是非海遊館に遊びに来て下さいね。
「どうぶつのくに」という雑誌に海遊館を紹介してもらいました!とてもうれしいです!
表紙はジンベエザメ
内容はというと...、コツメカワウソからリスザルまで、かわいい生きものたちをたくさん紹介してもらいました。
写真が不鮮明でスミマセン...。webサイトでも公開されていますので、ぜひコチラからご覧ください。
http://www.doubutsu-no-kuni.net/
「どうぶつのくに」では、海遊館で行われる写真講習会「スペシャル撮影会@海遊館」と「貸切ガイドツアー」を募集しています。
ぜひwebサイトからお申し込みください~。
2010年の海遊館は、カマイルカ・リスザル・ペンギンたちと、ベビーラッシュで盛り上がりました!
また、現在開催中の特別企画展「鮫博覧会2010」でも、8月27日に生まれたツマグロの赤ちゃんを展示中です。
そして、12月20日より、赤ちゃんへのエサやりの様子を紹介しています!
お食事タイムは、月~金がPM2:10~、土・日・祝日がAM11:00~です。
エサやりと同時に、ツマグロの特徴を紹介をするスポットガイドも行います。
「鮫博覧会2010」の開催は2011年1月10日までとなっておりますので、期間中にぜひお越しくださいませ。
「ふあふあクラゲ館」に2種の新しいクラゲが登場するのにあわせて、展示のクラゲ12種をすべて海遊館でポリプから無性生殖で繁殖させたものにそろえてみました。
題して、「海遊館生まれのクラゲたち」。
12月26日までの予定でしたが、ご好評につき、平成23年1月10日まで期間を延長します!
開催にあたり、せっかくだから、バックヤードで育ちながら、出番を待つポリプやエフィラの姿も紹介しちゃいたい。
そこで、これまでの文字だけだった魚名板(クラゲは魚じゃないけど、館内の種名表示のことを「魚名板」と呼ぶのは海遊館のならわしです)を写真入りにしてみました。
作業の合間に、ちまちま撮りためた写真が役に立つ。
それにしても、ポリプもエフィラもかっこいいですね~(またクラゲ担当の親バカか・・・)。
4種ぶんだけちょっと紹介。
先日、夜の関西国際空港に行ってきました。しかも、普段あまり行くことのない貨物ヤードです。
ここで荷物を受け取って、夜の阪神高速をひた走り・・・、
海遊館に到着!バックヤードの予備水槽へ直行です!
大量の箱の中身は「ウメイロモドキ」という名前の魚です。みんな元気かな?
飛行機に乗ってやってきたウメイロモドキ、現在は「太平洋」水槽でナンヨウマンタと同じエリアで群れを作って泳いでいます。とってもきれいですよ!
今年誕生した2羽のオウサマペンギンは、元気に成長しています。
このヒナは産まれて90日が経ち、体重は約8㎏になりました。でも、まだまだ甘えん坊です。
この写真は、お父さんペンギンに甘え、足元に入ろうとしている瞬間です。
あなた、自分の大きさが分かってますか?全然入ってませんよ(笑)
お父さんペンギンの表情が、少し迷惑そうに見えるのは私だけでしょうか(笑)
こちらのヒナは、産まれて60日が経ち、体重は6㎏になりました。お父さん、お母さんに守られうれしそうですね。
毎日体重測定をしていますが、係員に対して威嚇するようになりました。
生意気やな!と思う半面、ちゃんと成長しているなぁ~とホッする瞬間でもあります。
また成長記録は報告したいと思います☆
2頭は簡単にみつけられますが、もう1頭はどこでしょう!?
ステラーカイギュウの頭骨のレプリカの後ろにある穴をのぞくと...↓
タチウオの展示を始めました。
展示場所は 海遊館4階「日本海溝」水槽で、2011年1月下旬までの予定です。
タチウオは体が太刀(たち)に似ていること、立ち泳ぎをすることなどから、この名前がついたと言われています。
タチウオの体が光に反射して、きらきらときれいですが、体の表面がとても弱く、少し何かにあたっただけで傷がついて弱ってしまいます。
しかも、かなりのビビりですので、水面に餌を落としただけで驚いて壁にぶつかりそうになったります。
きれいなタチウオをカメラで撮る際はフラッシュをたかずに、そっとお願いしますね。
また、夜の海遊館(17時~)ではさらに幻想的なタチウオの泳ぎをご覧いただけます。夜も必見です。
写真は昼間の様子ですが、大きなタカアシガニとタチウオの共演です。
先日、「モンタレー湾」水槽に新しく仲間入りしたカリフォルニアアシカのチカちゃん。
展示水槽での暮らしにも慣れてきたようで、最近ではアクリルガラス越しにお客様を
じーっと観察していることなんかもあります。
一緒にやってきたマリンちゃんは大きな水槽が楽しいようで、初日からびゅんびゅん元気に泳いでいます。
さて、夜の二人はどうしているかといいますと・・・
クラゲ担当が時間と手間と愛情を惜しみなく注ぎ込んで育んだクラゲの中から、とっておきの美人(美クラゲ?)さんを紹介します!!
その名もパープルストライプトジェーリー。
如何でしょうか。個人的にこんな美しいクラゲはいないと思っています(笑)
クラゲの傘や触手は非常に切れやすいので、きれいな形を保ったまま成長させるのは本当に難しいんです。
なので、クラゲ担当はきれいなクラゲを育てるために、心血を注いでいます。
手塩にかけて育てたパープルちゃんは、世界で1番美しいに違いない、と思う親バカな担当なのでした。
「モンタレー湾」水槽に新たな仲間がやってきました。メスのカリフォルニアアシカ「チカ」ちゃん、1才です。
今回、バックヤードで逆立ち訓練等を行っていた「マリン」ちゃんと同時に展示水槽へやってきました。
チカちゃんとマリンちゃんを並べて撮影してみました。左がマリンちゃん,右がチカちゃんです。
次の写真は左がチカちゃんで、右がマリンちゃんです。さぁ皆さん、違いがわかりますか?
残念ながら私もわかりません(苦)、どうしよう‥‥。
あっ!違い発見!!マリンはヒゲが長くて、チカは体(体毛)の色が薄い!!!あとは担当に聞いてみよっと。
私 「すんません、違いを教えてください。」
担当 「チカの方が若干目が出てるよ。」
私 「そんなんわかるか~っ!」
みなさん、その他の違いがわかれば教えてください!
先日のブログでもお話しましたが、海遊館では毎年この時期になるとサンタダイバーが登場します。
今日はそんなサンタダイバーにまつわるお話をしたいと思います。
サンタさんは1日4回皆さんの前に登場します。
なので衣装もかなり使い込むため、どうしてもほころびてきます。帽子もその1つ。
ということで今回、私はサンタさんから帽子の修理隊長に任命されました。
裁縫得意じゃないけどうまく縫えるかなー??でもサンタさんのためだ、頑張ろう!!
さぁ、完成。
サンタさんにお返しする前に、かぶり心地をチェック。「アクアゲート」水槽(トンネル水槽)に、新しくたくさんのカタクチイワシが仲間入りしました。
最初は慣れない水槽の様子にビクビクして、ずっと下の方を泳いでいましたが...
今では、水槽の上の方を優雅に渦になって泳いでいます。
水槽の照明を浴びた姿は、きらきらと輝いてとてもきれいです。
カタクチイワシは期間展示ですので、ぜひご覧ください!
「エクアドル熱帯雨林」水槽のブルーディスカスです。
ディスカスという名前は、円盤(disc)からきています。
確かにまんまるだなぁ。
しかし、正前から見ると...
こんな感じで、とても平べったいことがよくわかります。
これって、側面からすごい水流がきたりすると、三日月みたいな形になるのかなあ~とくだらないことを考えてしまいました。
ちなみにマンボウも同じように平べったいです。
魚の顔を正面から見ることって少ないのですが、「なんでこんな形?」って考えると楽しいですね。
ジンベエザメの「海くん」・「大くん」が泳ぐ「太平洋」水槽には、なんとサンタさんが潜っています!!
期間は平成22年12月26日(日)までで、AM11:00~、PM1:15~、2:00~、3:30~の一日4回(各回約40分間)登場します。
サンタさんも忙しいので上記の時間しかいないのでお見逃しなく!!
手を振ったり、じゃんけんしたり、お客様のまねをしたり、一緒に記念写真と撮ってみたり♪
サンタダイバーと冬の思い出つくりましょう!
では、私が追跡取材をしたサンタダイバーの写真をご覧ください!
背後にいるのは・・・マンボウ!エサをほしがっているのかな?もうエサは終わりましたよ!
手を振って皆さまをお出迎えします!近くでサンタさんに会えた人はラッキー!かな!?
またまた背後にマンボウが!エサもらえないので離れていったのかな!?
カマイルカの赤ちゃんが生まれて、4か月が過ぎました。
元気にすくすくと成長しています。
写真は、お乳をもらっている様子です。
赤ちゃんが、母乳から固形の物を食べるようになるって、大変なことなんだろうなぁ~って最近考えています。
人間は、母乳から、とっても柔らかい離乳食、そして、大人が食べている物とだんだんと変わっていきますよね。
カマイルカのコドモも、オトナになるためには母乳から魚へと食べ物を変えないといけません。
ごくごく「飲む」から、ごっくんと「飲み込む」。
私たちオトナには、今となっては普通のことですが、それができるって、すごいことなんですね!
また、成長にともなって、おもしろい行動がみられるようになってきました。
最近は、展示通路の様子が気になるようで、じっとみていることがあるのです。どんなのが好きなのでしょうね。
これからも、いろいろと新しい発見がありそうです。また海遊館日誌で紹介しますね。
ゴマフアザラシの「ナナ」ちゃんです。かわいいでしょう~。
夕方うとうとしているところをパチリ。美味しいごはんを食べる夢でもみていたのでしょうか?
よだれが・・・。
ちなみに海遊館のアザラシたちのエサはサバ、アジ、シシャモ、ホッケです。
夜の海遊館で、かわいい動物たちの寝顔を探してみてくださいね。
海遊館の営業時間は、夜20時までです~。(最終入館は夜19時です)
この時期、天保山ではとってもきれいな夕陽を見ることができます。
サンセット広場からの眺めが特におすすめです。
業務の合間に通りかかると、はっとするほどの美しさで、見とれることしばし。
冬に近づくにつれ、カメラマンの方々も増えてきます。
空を美しく染め、ゆっくりと海に沈む夕陽の様子。
いやぁ、癒されますねぇ。
今年も点灯式が始まりました!
去年までは、カリフォルニアアシカが参加していましたが、今年はイワトビペンギンが参加です!
階段をのぼって、最上段の床に取り付けられたスイッチを踏むと、イルミネーションが点灯します。
このイベントは、12月26日までの毎週土・日(祝)と12月24日に実施します。
海遊館に遊びに来られた際は、ぜひ点灯式をご覧ください。
写真は、先日の点灯式の様子です。
イワトビペンギンは、その名の通りジャンプがとても得意です。
ピョンピョン!とジャンプしながら階段を上って行きます。
おや??
お食事中に失礼!
9月15日に「日本の森」にデビューしたコツメカワウソのコウメ親子。
大きな水槽にも慣れて、アユを追ったり、飼育係のカッパにぶらさがったり(T_T)
とやんちゃっぷりを発揮しております。
そんなこどもたちも食欲には勝てません。
「まて!!」といわれると~
ピタッ☆お見事!!
おっと!!本題を忘れるところでした。。。
最近、気温が下がり肌寒くなりましたよね。
大きく成長したこどもたちですが、やはりまだまだこども。
11月17日にバックヤードに戻り18日からは
お兄ちゃんカワウソ達に「日本の森」をお任せすることに決まりました。
「もっとたくさんのお客様に会いたいよね~??」
『は~い☆』
ということで、こどもたちに会いたい皆さまはお早めのお越しを!!
お待ちしておりま~す。
先日、大きな一歩(?)を踏み出したカマイルカがいます。
その名はミュー。推定2歳の、まだまだこどものイルカです。
4月に「タスマン海」水槽にデビューしたのですが、どうしても水槽の奥にあるプールへの入り口を越えられませんでした。
アーチやルーシーは奥にびゅんびゅん入っていきます。
そのまま月日は過ぎ、7月にはアーチの赤ちゃんが生まれ、プールの入り口は、赤ちゃんに危険が及ばないようにと入り口をふさがれてしまいました。
そして先日、入り口をふさいでいた柵を取り除きました。取り除いてすぐは、入り口でじーっとして中をのぞいていました。
ミューの横をアーチ・ルーシーはびゅんびゅん通り過ぎます。赤ちゃんもお母さんと一緒に入っていきます。
しばらく見ていると、ルーシーがミューを誘っているような様子がみられました。
ミューはルーシーと一緒に奥に入ってみると、やはり怖かったらしく、
「ひゃーーーーーーー!!!!」
と素早く外に出てきました。
次の日・・・
様子を見に行ったら、奥のプールに入って、得意げにスイスイ。
「エクアドル熱帯雨林」水槽で展示中の、今年の6月30日に生まれたリスザルの赤ちゃん。
お父さんはジャック、お母さんはアンズ。
赤ちゃんには"ポンカン"という愛称がつきました。ちなみにオスです。
夏休みに期間限定で3頭の親子展示をしていたのですが、10月25日に再び戻ってきました。
ポンカンはだいぶ大きくなりました。でもまだまだ甘えたがり。
最近は大人と同じエサを少しずつ食べるようになってきましたが、今日授乳しているところを見てしまいました。
まだお母さんのおっぱいが一番なのね。
親離れにはもう少し時間がかかりそうです。
アンズも久しぶりの子育てで足腰がかなり強くなったのでは???
ある日のトラフグです。
カマイルカの赤ちゃんは、ただ今アワで遊んでいる最中です。
頭の上にある噴気孔からぶくぶくアワを出し、それを口の先端でつついたり、追いかけたりするのがマイブーム。
アワに向かって口をパクパクすることもあります。アワを食べようとしているみたいに見えます。
アワではなにか物足りないのか、ちょっと年上のイルカ「ミュー」の尾びれが気になり始めました。
ミューの尾びれの動きに合わせて頭を動かし、口をパクパク。ミューの尾びれを咬もうとしているのかな・・・?
ミューは咬まれまいと、赤ちゃんを避けます。
人間も、幼いときはおねえちゃんや、おにいちゃんにかまってほしくていたずらすることありますよね?それと同じなのかな。
これは7月27日に生まれた「アデリーペンギン」の幼鳥です。
7月9日に誕生したカマイルカ、アーチの赤ちゃん。
10月17日で、生後100日目となりました!!!
手前が赤ちゃん、奥はお母さんイルカのアーチ。
プクプクだった体型も、幾分かスラッとして、大人のカマイルカの体型に近くなってきました。
観察をしていると、アクリル越しにこちらを見つめてくることもあるんですよ!
なんで赤ちゃんってこんなにかわいいんだろう~♪
う~ん、この顔はかわいい・・?
特別企画展『~小さなアイドル~クマノミと海の仲間たち』、もうご覧になられましたか?
まだの方、かわいいクマノミたちにぜひ会いにきてください!
オレンジと黒色の模様のカクレクマノミは皆さんご存じかと思いますが、クマノミとひと口に言っても、いろんな種類のクマノミがいます。
まずはポリプ。幼生みたいなもんですね。手のひらにのるほどの小さい容器で飼っています。
ある日、ポリプに変化が。お皿を重ねたようにくびれてきます。
その一枚一枚が離れて泳ぎだします。赤ちゃんクラゲ。エフィラといいます。生まれたてのエフィラは数㎜くらいの大きさです。
エフィラはえさを食べてどんどん大きくなります。細長い触手ができ始めました。
大きくなるとこんなに。
海遊館で展示しているクラゲの多くはこのように小さなこどもから育てたものです。飼育係の日々の努力の結晶なのですね~
「パナマ湾」水槽には「コモリザメ」というサメがいます。
こちらの右端にいるのが、「コモリザメ」です。
「パナマ湾」水槽は、上層・中層・下層から水槽をご覧いただける構造になっているんですが、この「コモリザメ」は上層・中層ではめったにお目にかかれません。
下層の右端がお気に入りのスポット♪
実は自然界でも、日中は海底の突き出た岩棚や小さなほら穴に身を横たえて休息していることが多いサメなんです。
とはいってもたまには上のほうにも行ってみたくなりますよね。たまにふらっと上層まで泳いでいくと、
「幻の巨大魚を見ました!!」
なんていう目撃情報をいただくんですが、残念ながら幻ではありません。ずっといます。(笑)
最近では餌の時間になると水面まで上がってくるようになりました。
「コモリザメ」って、すごい勢いで海水を吸い込んで餌を丸のみにするんですよ。
運よく餌の時間に遭遇したら、「コモリザメ」がいないか探してみてください。
グレートバリアリーフ水槽には「カゴカキダイ」という魚がいます。
この写真がそうなのですが、「カゴカキ」とは一体?
気になったので調べてみると・・・
江戸時代の乗り物「駕籠(カゴ)」を担ぐ人の肩の筋肉が盛り上がっていたように、
この魚も背中が盛り上がっていることから「駕籠担きダイ」と名づけられたそうで。
う~ん、渋い。
古来の日本文化にちなんだ風情ある名前なんですね。
じゃあ、英語では何と呼ばれているんでしょう?
調べてみると・・・「Stripey(しま模様)」。
な、なんて安直・・・!
4月から高知県土佐清水市にある海遊館の研究施設(以布利センター)に半年間赴任していました。
そこでは毎日、漁師さんと一緒に漁船に乗り、海遊館で展示する魚(もちろんジンベエザメも入ります)を捕獲していました。この船は、毎朝、日の出と共に出航します。すごく綺麗なので、皆さんにも写真でおすそ分けします。
10月になり肌寒く感じる日もありますが、
みなさん体調をくずされていませんか?
海遊館では、「日本の森」水槽に棲む水鳥たちの冬支度がはじまりましたよ。
「ミコアイサ」や「キンクロハジロ」の雄は冬に繁殖期をむかえるため、
羽が生え変わり体の模様が派手になります。
恋の季節、雌にアピールするんですね。
こちらが冬支度のはじまったミコアイサの姿。
背中(赤印)に冬の羽がちらっとのぞいてます。
そして冬は。。。
目の周りが黒くパンダみたいになるので「パンダガモ」とよばれることもあります。
11月頃までに冬支度を終えて元気に冬をすごしてほしいものです。
夏も終わりだというのに怪談話?!?!
いえいえ。
愛らしいクラゲのお話ですから、怪談が苦手な方も大丈夫ですよ☆
「花子さん」はあるクラゲの愛称です。
こちらがクラゲ館の花子さんです。
一見ミズクラゲの様ですが、花子さんはオーレリア・ラビアータという名の海外のクラゲです。
しかし、花子さんは他のオーレリア・ラビアータとはちょっと違う特徴を持っています。
通常、オーレリア・ラビアータの傘には4つの生殖腺があり、三日月形に透けて見えいます。
ところが、花子さんはなんと生殖腺が6つもあるんです!!
傘を上から見るとお花の様に見えでしょう??
クラゲ館にお越しの際は、ぜひ花子さんを探してみてくださいね☆
余談ですが、クラゲ館は深夜になると○○が出るとの噂があります...
この話はいずれまた☆
ここは「グレート・バリア・リーフ」水槽です。
真ん中のほうをよく見ると・・・
サンゴの天敵、オニヒトデがいるじゃーありませんか!!
サンゴ、ピンチ!!!
・・・・と思いきや、実はグレートバリアリーフ水槽のサンゴとオニヒトデは全て人工の模型なんです。
ただでさえ減少が問題となっている本物のサンゴを大量にとってくるわけにはいきませんもんね。
カタクチイワシを受け取りに姫路まで行ってきました。
このカタクチイワシたちは、カツオの一本釣りのエサ用に、姫路の沖合で蓄養されているものを分けてもらったものです。
カタクチイワシは体表が弱くウロコがはがれやすいため、丁寧に取り扱わなければなりません。
ここのカタクチイワシは、いつも東北まで操業に行くカツオ船団に供給しているだけに、元気いっぱいです。 展示した「チリの岩礁地帯」水槽は、にぎやかになりました。
「ふあふあクラゲ館」にサムクラゲが登場しました。傘の中の生殖腺が丸くて黄色く、卵の黄身のように見えるため、上から見ると、たまごに似ていると評判のクラゲです。英名でもフライドエッグジェリーフィッシュ(目玉焼きのようなクラゲという意味です)。
それもさることながら、フリフリの口腕といい、束になって出る触手といい、なんとも独特な、妖艶な姿。かっこいいです。
こちらがシノノメサカタザメ。サメという名前がついていますが、実はエイの仲間です。
毎日13:15に、同じ「太平洋」水槽で展示中のマダラトビエイに、潜水給餌(水中でダイバーが手から直接エサを与える)を行っているのですが、その際、ダイバーはまず最初にシノノメサカタザメにエサを与えなければなりません。
シノノメサカタザメは、ダイバーを見つけるとすぐにダイバーを追いかけ回すので、先にシノノメサカタザメにエサを与えて落ちつかせてから、マダラトビエイの潜水給餌を行うのです。
シノノメサカタザメにはカニやイカを与えています(噛む力はとても強いのです)。
シノノメサカタザメとダイバーとのやり取りは必見ですよ!
イルカらしくなったと思いませんか?
しわくちゃだったカマイルカの赤ちゃんも、1頭でいるとおとなのカマイルカと見間違えそうなほどになりましたよ。
周りの事に興味津々で、水中に漂う大きなゴミを見つめてみたり、他のイルカが出した泡をつんつんつついてみたり、自力で泡を出そうと踏ん張ってみたり。
ん~...こどもの興味はどんどん広がっていくのね~
なぁんてみつめているとこれからの成長が嬉しかったりさびしかったりです。
敬礼や握手、倒立やバイバイなどかなりの芸達者です。
その中でも、個人的にお気に入りなのが、ルークのする技の一つです。
それはどんなものかと言いますと・・・
舌出し(ベー)なんです。
地味ですが、わりと可愛いので是非ご覧になってくださいね。
少し前の話になりますが・・
9月20日は「敬老の日」。
「アクアゲート」水槽に、クロホシイシモチという魚がいます。
本州中部以南の岩礁域に多く見られる魚で、普段は群れをなして生活しています。
しかし初夏から秋にかけての繁殖期になると、次々にペアをつくり産卵します。
さてここからがすごいんです!
メスが卵を産出すると同時に、オスが精子をかけたかと思うと、素早くオスがその卵の塊を
パクリと口の中へ・・・えっ・・・なんで?まじで?食べた?・・・のではありません。
外敵から卵を守るため、孵化して仔魚が泳ぎだすまで、オスは口の中の卵を大切に保護する
のです。
現在、「アクアゲート」水槽では、ペアが続々誕生中です!ちょっとあごの下が膨らんでいる
クロホシイシモチを見つけたらよ~く観察してみてください。運が良ければ口の中の卵が
見られるかもしれませんよ!!
仲良く寄り添うクロホシイシモチのペア(手前のお腹が大きいのがメス、奥がオス)
海遊館で1番大きな水槽は・・・もちろん「太平洋」水槽です。
水量5,400tの海水を誇る「太平洋」水槽では、ジンベエザメや大きなホシエイ、ロウニンアジなど大きな魚がたくさん泳いでいます。
この巨大水槽に最近、たった10cmほどの小さなアジが仲間入りしました☆
でも、こんな大きな水槽に小さな魚を入れても見えませんよね?
それどころか他の魚に食べられてしまうかも?!
いえいえ。
小さくたって大きな魚に負けないように頑張っています。
どうやって大きな魚から身を守っていると思いますか??
こんな風にみんなで寄り添って群れをつくって身を守っているんです。
近づいてくると圧巻!!
魚の群れに飲み込まれてしまうかのようですね。
大きな魚に狙われても集団行動でヒラリとかわしています。
小さな魚が群れを作るのは、他の魚に食べられてしまわないための工夫。
生き残るための知恵なんです。
彼らを見ていると「小さくたって負けないもん!!」と言っている気がしてしまいます。
海遊館へ来たら、彼らを応援してあげてくださいね!!
7月9日に誕生したアデリーペンギンの赤ちゃん。
月日が経つのははやいもので、ここまで成長しました。
10月の海遊館は、午後2時を過ぎた頃からのご入館がオススメです。
学校の行楽行事と重なるこの時期、午前中は団体さまのご入館が多いので、
ゆっくりと見学されたい方へ、午後から楽しめる、こんなコースをご紹介します。
カマイルカの赤ちゃんが生まれてから70日が過ぎました。
相変わらずお母さんの横で泳いでいることが多いです。
手前がお母さんイルカの「アーチ」、奥が赤ちゃんイルカです。
ビックリするニュースがありました。
生まれてから60日を過ぎた頃から、赤ちゃんがジャンプをするようになりました。
給餌前には全てのイルカがジャンプしたのを確認してから給餌を開始するのですが、他のイルカにまじって、赤ちゃんもジャンプしました。
1m以上は飛んでいたのではないでしょうか。。。
飛んだのはよかったのですが、
「ばっちゃーーーん」
と水面におなかから落ちました。
ん~おなか痛そう・・・
と心配しましたが、本人は至って平気そう。
やんちゃな赤ちゃん、見てると楽しいですよ。
「太平洋」水槽にはヒョウモンオトメエイというとてもユニークなエイがいます。特徴は何と言ってもその鮮やかな背中のヒョウ柄です。
海遊館がある「大阪」とヒョウモンオトメエイの「ヒョウ柄」、この二つから連想される事と言えば・・・
ズバリ「大阪のおばちゃん」でしょう!
このヒョウモンオトメエイはオスですが、見た目はまさに「大阪のおばちゃん」!
水槽内でも大阪のおばちゃんのようにいつまでも元気いっぱいに暮らしてほしいです。
これは「エクアドル熱帯雨林」水槽にいるカピバラたちの体重測定風景です。
今乗っているのが「かーたん」。
この水槽にやってきてから、体重測定を定期的に行えるようトレーニングを行っています。
もう一匹の「ぴーたん」は比較的すんなりと体重計に乗ってくれましたが、「かーたん」は用心深いので一苦労でした。
今でも乗らない時がありますが、これからゆっくりトレーニングで馴らしていきたいと思います。
散々乗らない時もあるのに、乗ったら乗ったで「案外居心地いいやんけ~♪」と言わんばかりに
おしりを押しても降りてくれない時もあります(笑)。
クラゲ館ではタコクラゲの展示が始まりました。
タコクラゲは見た目や色合いがタコに似ていることからこの名前がついたそうです。
どうでしょう。
タコにみえますか?
このクラゲは体内に褐虫藻という藻類の仲間が共生しているので体が褐色をしています。
アップにしてみるとよくわかりますよね。
この茶色いツブの1つ1つが褐虫藻なんですよ。
タコクラゲは、褐虫藻が光合成をして作りだしたエネルギーをもらって暮らしています。
タコクラゲのほかにも光が必要なクラゲがいます。
変わった形をしていますよね。
サカサクラゲという、傘を逆さまにして海底で暮らすクラゲです。
どちらも日光がないと生きていけない日焼け大好きクラゲです。
(実際に日焼けはしませんが・・・)
日傘が手放せない私としてはうらやましい限りです(笑)
猛暑だった今年も朝晩涼しくなりつつあります。9月に入ってにぎやかだったセミの声も聞かれなくなってきました。でも、「アクアゲート」水槽の中では一年を通して見ることができる「セミエビ」がいます。鳴きはしませんが存在感たっぷり!
ちなみに意外と美味だそうです。
先日、カマイルカの赤ちゃんがお母さんから離れて泳ぐ事があることを紹介しましたが、その様子を詳しくご紹介します。
お母さんと一緒に泳いでいると思ったら、ぷいッと違う方向に向かって泳ぎだしました。
そうすると、心配で他のイルカたちがよって来ました。
左から、「ミュー」、赤ちゃん、「ルーシー」、「アーチ(お母さん)」。
心配そうに赤ちゃんの周りをぐるぐる泳いでいます。
「わたし、もう、ひとりでなんでもできるもん!」(真ん中が赤ちゃん)
と、他のイルカが一緒に泳ごうと寄っていっても違う方向に向きなおって、くるくるまわっていました。
ん~、なんて強気な赤ちゃんだろう。。。
(もしかしたら、50日を過ぎたカマイルカの赤ちゃんはこんなものなのかも知れませんが...)
そのあとしばらく見ていたら、スイッとお母さんに寄っていって、並んで泳いでいきました。
今年の暑さは尋常ではありませんね。
なんとなく涼しげな魚の姿でもご覧ください。
パナマ湾水槽のソウシハギです。
全長40cmくらいのが2尾おります。
カワハギの仲間ですが、顔が長く、からだの青いもようがなんか涼しげじゃありませんか?
でも、餌の時間には我先にとやってきて、他の魚からも餌を奪い取るような暑苦しい魚なんですけどね。
皆さん、探してみてね。
産まれて50日が経ったカマイルカの赤ちゃんです。
お母さんと並んで泳いでいます。
ん~親子ってステキやなぁ~
なぁんてほのぼのとした気持ちにさせられます。
しかし・・・赤ちゃんのスイッチは突然入ります。
お母さん、1頭で泳いでる・・・?
と思ったら、赤ちゃん、水槽中を縦横無尽に泳ぎ回ります。
ちょっと前までは、誰かと一緒じゃないと泳げなかったし、1頭になってもすぐ誰かの所にくっついて行っていたのに、いまは1頭ではしゃぎまわってます。
↓1頭で泳いでいる赤ちゃん
お母さんや同居しているイルカたちは心配そうに赤ちゃんの周りをぐるぐる泳いでいますが、赤ちゃんは知らん顔。
こうやって成長していくものなんですね。
「ふあふあクラゲ館」で展示中の「ベニクラゲ」ですが、8月31日までの展示予定を、9月の中旬まで展示を延長することといたしました。
「ベニクラゲ」は、小さなベルのような傘の中に赤い口が透けて見える可愛いクラゲです。
このクラゲの一番の話題はやはり「若返り」。寿命が尽きかけたクラゲの体の一部が変化して若い「ポリプ」という幼生のような状態へもどることが知られています。そのポリプからまたクラゲになり、また若いポリプへもどることができることから、「不老不死」のクラゲとして有名です。
現在の展示では、残念ながら若返っている様子をご覧いただけません。クラゲはまだまだ元気ですから。展示が終わってから、バックヤードでひっそりと若返ってくれるかもしれませんね。
海遊館の建物の中には、2つのエレベーターが有ります。
1つは、通称「赤エレ」。
主に、お客様やスタッフが乗るものです。
こちらは「太平洋」水槽の写真です。
海遊館では、この水槽のマダラトビエイというエイに、ダイバーが潜水して直接エサをあげています。
場所は5階の「クック海峡」水槽あたりです。
潜ってエサをあげるのは1日1回、13時15分に行われています。
ダイバーが水中に入ると、マダラトビエイたちが次々とエサをくれと寄ってきます。ダイバーのモテモテっぷりに注目です。
リスザル「アンズ」の赤ちゃんが生まれてはや1ヶ月半が経ちました。
まだお母さんからおっぱいをもらっているんですが、最近はいろいろなことに興味をしめし始め、飼育係員がカメラを向けると、キョロキョロっと首をかしげながらこちらを見てきます。
クリクリな目で見つめられると、ついつい時間が経つのも忘れて見入ってしまいます。
ここ数日では、お母さんの背中から降りて、ちょっと冒険☆なんていう光景も見られるようになりました。
そうなってくると目が離せないのがアンズ。そろそろ子育て疲れが出てきたかな。
海遊館で1番最初にお客様をお出迎えするのは、「アクアゲート」というトンネル型の水槽です。
ここでは青色や黄色など色鮮やかな魚たち、大きなエビも暮らしています。
生き物を下から観察できるのが、アクアゲートの最大の魅力です。
きっと、なかなか見ることのできない一味違う生き物の姿をご覧いただけると思いますよ☆
最近、このアクアゲートに新しい仲間が加わったのでご紹介します!!
その名も、ボンネットシャーク。
シュモクザメの仲間で、頭の形がシャベルのようになっています。
頭の両サイドには鼻の穴(鼻孔)や目がありますね。
こんなに目が離れていて、ちゃんと前が見えているの?と疑問に思うかもしれませんが、
壁をよけたり、ちゃんとエサを見つけて食べているのでしっかりと見えているようです。
ボンネットシャークたちは、甘エビやブラックタイガーなどのエビ類を好んで食べています。
トンネルの上にエサを落としてあげると、器用に探しては食べています。
アクアゲートを通る際には、ぜひ、水槽を見上げてみてください。
もしかしたらボンネットシャークが餌を食べる様子を見ることができるかもしれません!
下の写真のイヌザメは、体調があまりよろしくありません。
皆さんは写真を見て診断できますか?
そろそろタコクラゲのシーズンです。いつもこの時期になると、海でタコクラゲを採集して展示しています。ところが、今年は天候不順の影響か、いまいち発生が順調ではない様子。
一方、海遊館のバックヤードではタコクラゲの赤ちゃんが続々生まれています。写真は8mmくらいに育ったのです。
天然物のタコクラゲが今後も採れなかったら、この子たちが展示の切り札になるかも。というわけで、大切に育て中です。
今年の3月に産まれたコツメカワウソのシロコちゃん(♀)。バックで成長中、体重は親の半分くらいの1.6kgになりました。
シロコちゃんはいじきたないくらいに餌への反応がよいコなのですが、今月頭に食欲を欠き、採血やレントゲン検査、胃カメラの検査を行ったところ、寝袋に使っている麻袋(ドンごロス)のもやもやした部分(繊維)を食べており、お腹につまっていました。ドンゴロスをかじるコはこれまでもいたのですが、かじったり、遊んでいる間にかなりの量を食べて、餌を食べられなくなっていたのでした。
すぐにシロコちゃんはお母さんたちから隔離して、腸を動かす薬を与えるとともに、ドンゴロスの使用をやめて、代わりに係員のお古のトレーナーを与えました。カワウソは濡れた体をふくためにドンゴロスを使っています。ドンゴロスが使えないとなるとタオル?と思いましたが、タオルも大きくちぎられる可能性があり、破片をのみこむかもしれません。以前、やはりドンゴロスをかじるくせのあるコに綿100%のトレーナーを使ってみると、かじっても布が大きくちぎれず良好だったので、今回もトレーナーを使いました。
効果はテキメン、1週間ほどでお腹にあった繊維もなくなり、餌食いも回復、先日、無事お母さんや兄弟のもとへ帰りました。
写真は、隔離していた際、いじけ気味で、トレーナーの腕の部分に潜り込んでいたシロコちゃんのようすです。
7月9日に産まれたカマイルカの赤ちゃんはすくすく成長しています!
≪生まれた日の赤ちゃん≫↓
お母さんイルカの「アーチ」は、「目ぇ離されへんわ~!!」って様子で常に一緒に泳いでいました。
≪8月9日、生まれて1ヶ月を迎えた赤ちゃん≫↓
この写真に一緒に写っているのは年上のカマイルカ、「ミュー」です。
赤ちゃんは「アーチ」から離れて、同居しているイルカの「ミュー」や「ルーシー」に、ときどきついていきます。
「ミュー」は、赤ちゃんがついてきてびっくりして、赤ちゃんから逃げようと泳ぎまわり、逃げているにもかかわらず、「アーチ」から「わたしの子を何連れていってんねん」と言われんばかりに、追いかけられています。とんだとばっちり。
ん~、赤ちゃんって自由奔放・・・
毎日ハラハラドキドキの動きがあり、イルカたちの様子を観察していると楽しいんです。
自由奔放な赤ちゃんが見られるのも今のうち!
赤ちゃんカマイルカに会いに来て下さいね!
以前「ビゼンはじめました」というブログでビゼンクラゲの搬入の様子をご紹介しました。
今回はより詳しく、採集から搬入までの様子をご紹介しちゃいます!!
ビゼンクラゲは、九州の有明海で夏の間に見ることができる大型のクラゲです。
私たちは、クラゲ漁(柳川市の一部では食用にされてるんですよ)に同行させてもらって、ビゼンクラゲを採集しています。
沢山かかりました♪♪
採集したクラゲは、船の水槽に入れて港まで運んでいきます。
海水が汚れてしまうとクラゲが弱ってしまうので、バケツで水をくみ出し、きれいな海水と交換します。
何がつらいって・・・・船酔いが・・・・
船から降りたクラゲを、特大の水槽が乗ったトラックに移します。
ここからは延々と高速を走って海遊館まで向かいます。約10時間にも及ぶ大移動です。クラゲも大変ですが、運転する私たちも大変です(笑)
やっと到着しても、まだまだ仕事は終わりません。
細い道を通って30kgはあろうかという大きなクラゲを二人がかりで水槽へと運びます。
こうしてビゼンクラゲの水槽搬入の完成です!!
水槽の写真は・・・海遊館で実物を見てからのお楽しみということで♪
(どうしても見たい方は過去のブログをこっそりどうぞ☆)
採集から展示するまでの所要時間は約15時間・・・見えないところでも係員は生き物とお客様のために頑張らせていただいております。
ぜひ、大きな大きなビゼンクラゲに会いにきて下さいね☆
このクーラーボックスを利用して・・・
アシカの倒立訓練を行っています。訓練を初めてまだ5日くらいですが、だいぶできるようになりました。
はやくお客様の前でお見せできるようがんばります!
ちなみにこのアシカは「リップ」です。
「80kgのアシカが乗っても壊れないしっかりした台を作ろかなぁ」と考えながら、裏方を歩いていると、このクーラーボックスが目に入り、「水を入れれば安定するし高さもばっちり!」ということで採用しました。
中にはジュースやビールがた~くさん!!!入ってたらうれしいのにな・・・
海遊館は今まさにベビーラッシュ。
カマイルカ、リスザルと可愛い赤ちゃんがつぎつぎに誕生しています。
そんな中「南極大陸」水槽でもうれしいニュースが。
海遊館初となるアデリーペンギンの赤ちゃんがうまれました!
写真はこちら↓
「よ~く狙って、よっ!」と魚を投げて・・・。
7月9日に産まれたカマイルカの赤ちゃん、こんなに大きくなりました。
産まれた時は、シワくちゃのふにゃふにゃの頼りない感じでしたが、3週間で体はプクプクのまるまるになりました。
そんなに大きくなれたのも、お母さんのがんばりがあってこそ。
しっかり母乳を出せるように、毎日15㎏をこえる量の食事をしています。
その食事のようすがこちら。
眼をかっと開いて、餌はまだかと見ています。
餌は飼育係が陸上からお母さんイルカの口元に投げて与えています。
餌の開始が遅いときや、投げるタイミングが悪かったりすると、この顔で餌を投げる人を睨みつけてきます。
「なにもたもたしてんねん!はよぅ餌投げや!腹減ってんねん!」
と言わんばかり。
ん~、おかあさんって大変・・・
「イルカってほにゅう類ですか?」
って質問されることが多いのですが、イルカは私たちと同じ哺乳類なんですよ!
タイミングが良かったら、お乳を飲んでいるシーンを見ることが出来るかもしれません。
いよいよ8月。暑い日が続きますね。
海遊館の中で一番暑いのがここ「エクアドル熱帯雨林」水槽です。
カピバラの「ぴーたん」には最近マイブームがあります。
それがこれ。水遊び!!
「ぴーたん」が入っているここ、実はカピバラたちのトイレなんですが・・・
うんちがあっても気にせず、ごろーんと水遊び。
係員が掃除をした後は、水がきれいなことを知っている「ぴーたん」は、掃除中からトイレの前を陣取り一番のり。
一番風呂サイコ~
おしりもちゃっかりクールダウン♪
みなさまも夏バテに負けないように、クールダウンしながらこの夏を乗り切りましょう♪
この船をご存じでしょうか?
「かいゆう2」という名前の船です。海遊館の水槽の海水を運んでいます。
海遊館のすぐ目の前は海(大阪湾)ですが、安治川の河口にあたるため、塩分の薄い海水(汽水)です。
そのため、ジンベエザメやクラゲなどを健康に飼育するために、船で外洋の海水を運んできています。
ジンベエザメは立ち泳ぎで食事をします。
大きな体をしていますが、食べるものは実はプランクトン。
海遊館ではイサザアミ、オキアミ、サクラエビ、シラス、きびなごなど与えており、エサを海水ごと一気に吸い込み、口の奥にあるエラでエサだけをこしとって食べ、海水はエラ孔から体の外に流します。
なので立ち泳ぎは海水を吸い込むのに便利な姿勢みたいですね。
ジンベエザメが立ってエサを食べる姿は圧巻です。
海遊館の「海くん」、「大くん」のお食事タイムは10:30と15:00の2回です。
豪快な食べっぷりを見に来てください。
ビゼンクラゲというクラゲをご存じですか?
傘の幅が50cmにもなるとっても大型のクラゲなのです。
海遊館のクラゲ館では毎年夏が来ると九州は有明海まで採集に行きます。
さぁ!漁船に乗り込みクラゲ漁に出発!!
網をあげてみると・・・
わぁ♪大漁!!
実はこのビゼンクラゲ、有明海に面する福岡県柳川市ではよく食べます。
クラゲはそのままだと崩れてしまうので、一度ミョウバンと塩に漬けるのだそう。
それを戻してコリコリと触感を楽しみます。
こちらはビゼンクラゲそうめん。
初めて頂きましたが、コリコリ感が癖になりそうです。
運よく(?)食べられなかったクラゲたちは水槽を乗せたトラックに積み込み、
10時間かけて海遊館へとやってきます。
クラゲ館にビゼンクラゲがやってくると「今年も夏が来た!!」と実感するクラゲ担当なのでした。
先月にあった休館日に、「日本の森」水槽の樹木の剪定(せんてい)を行いました。
いろいろな生き物の世話をしている私たち飼育係ですが、さすがにこれはプロの方にお願いしています。
剪定は夏前と冬に行います。
そして、この生き物たちのつながりを大切にするためには、その生き物がどんな暮らしをしているのか、調べて理解することが大切です。
7月24日(土)は、東海大学と海遊館が協力して、海の生き物たちのユニークな暮らしをわかりやすく紹介するシンポジウムを開催します。
まだ、お席に余裕がありますので、どうぞお申し込みください。
7月9日朝7時53分、タスマン海水槽でカマイルカの赤ちゃんが誕生しました。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ泳ぎもぎこちないのですが、お母さんの「アーチ」がやさしく寄り添って泳ぎを助けています。
カマイルカです。生き物の観察をしていて気付いたことがあります。
「うんうん,イルカたちは今日はご機嫌だなぁ」とか「今日はいらいらしてるなぁ」というのを見ているのですが、
ん~?
お客様に猛アピールをしているイルカが...
しかも、全てのお客様ではなく、彼女をひきつける何かを持っているお客様に。
このイルカは"ミュー"というのですが、ある時はお子様に。またある時は笑顔の素敵なお客様に。
私が観察をしている時は、背の高いすらっとした方が通るたびにアピールをしていました。
ミューの興味は日によって変わるみたいです。
もしかしたら、あなたにもアピールする事があるかもしれません。その時はお相手お願いします。
ここはどこでしょう?
朝の時間、この光景をみて思わずシャッター切りました。
まっすぐに光のラインが入ってきらきら輝いています.
これは自然の光なんです。
朝日(とはいっても9時頃ですが・・・)がモンタレー湾水槽の雰囲気を変えています。
アシカやアザラシが広い海の中を泳いでいるみたい。
ん~、自然の力ってすごい!
こんな光、人工で作りだせないかなぁ~
みなさんもよくご存じの「コバンザメ」。背びれが変化してできたコバン型の吸盤で、他の魚にくっつくのが特徴です。コバンザメの仲間は10種近くが知られていますが、海遊館で飼育しているのは判っているだけで2種以上、約10匹です。最近、「太平洋」水槽で全長10cmくらいのコバンザメの仲間がイタチザメの口の下にくっついていました。
小型のコバンザメの仲間は、ジンベエザメの口の中などに隠れていて、エサのときに姿を現わしますが、どうやら、その個体が引っ越ししたようです。
ところが、数日たつと今度はマダラトビエイにくっついているのを発見。
どうやら、イタチザメは居心地が悪かったようです。
ところで、コバンザメは、飼育係員にとっては実は困ったお魚でもあります。というのも、コバンザメがまとわりつくと、くっつかれた魚が嫌がって水面から飛び出しケガをしたり、「コバン」がくっついた部分の皮膚がはがれて炎症を起こす事があるのです。
ジンベエザメの大くんの右の噴水孔にも、小さいコバンザメの仲間が隠れています。探してみてください。
ミズクラゲの仲間(Aurelia属)は世界でもそれほど多くの種類はありません。代表的なのは、ミズクラゲ(学名:Aurelia aurita)とキタミズクラゲ(学名:Aurelia limbata)、アラスカあたりにいるAurelia labiata といったところです。これが今「ふあふあクラゲ館」でそろって展示中です。この3種を一堂に見比べることができるなんて、なんて幸せなのでしょう。
日光浴ではすやすや寝ていたコツメカワウソの子供たち
すくすくやんちゃに育っておりまぁす♫
今日は初めてのおもちゃです。
ちょっと固めのボール。さ~てどうなるかな????
『なんだ?こりゃ?。。。怖い?おいしい?』
『とりゃぁぁぁぁぁ~~~!!!!』
勇気ある1頭がボールにベシッ☆とアタック。あとの3頭は見守ってました。笑
しばらくすると。。。
みんなおもちゃに夢中☆
次はどんなおもちゃがいいかなぁ~。
雨の多い季節になりました。田んぼのカエルたちや、森の木々にとってはとても大切な雨なのですが、せっかくのお休みの日に雨が降ると、行き先を決めるのが難しいですね。
そんな時は!雨でも楽しい「海遊館」。なかでも、「さかなクン」ナビゲートの「鮫博覧会(サメハク)2010」は、面白さ絶好調です。
海遊館のサメハクCMでもおなじみの「さかなクン」が、なんと7月17日に、一日館長として海遊館にやってきます!
当日は20周年記念イベントとして、午前中に「さかなクン」が「太平洋」水槽内を泳ぎ、水槽内から生き物解説を行います。
また、午後からは、「さかなクンとサメ博士、海遊館に大集合!」と題して、楽しく楽しく学ぶことができるトークステージやシンポジウムも行います。ただ今、トークステージとシンポジウムの観覧者募集中、まだ間に合いますので、どうぞお申し込みください。
仲谷先生は、サメ研究の第一人者で、数ある著書のなかでも「サメのおちんちんはふたつ」は、特にサメについて、楽しくわかりやすく、詳しく知ることができます。
さかなクンとサメ博士のトークセッションも準備していますので、水族館ファン、サメファンのみなさま、7月17日は、どうぞ海遊館にお越しください!(トークステージ、シンポジウムの観覧には事前の応募が必要です~!)
今週末は「父の日」ということで、今日は新米のお父さんをご紹介したいと思います。
ふ化したばかりのイワトビペンギンのヒナに初めて餌を与えている様子です。懸命に餌を与えている係員がお父さんペンギンのようだったので、みんなで「お父さん!」と呼んでいましたっ。
写真には肝心のヒナが写っていないのですが、現在期間限定で見ることができますのでぜひ可愛い姿を見に来て下さい!
新米お父さん、これからもがんばってヒナを育てて下さいね!
海遊館の中でも1、2位を争う、ほほ笑みを振りまいている生き物、それはスナメリではないでしょうか?(最近はエビスザメもほほ笑んでいますが、いい勝負だと・・・)
皆さまがご覧いただくときはずーっと泳いでいて,顔があまり見えないかもしれません。
でも、ときどき,立ち止まることもあるんですよ。
「おはよう!今日はいい天気かな?おなか減った。」
これは、朝のスナメリ。
「ん~、そろそろ眠たくなってきた。」
これは夜のスナメリ。
つまり、お伝えしたいことは、いつでも彼らはほほ笑んでるんです。
皆さまもほほ笑みたくなったら、朝でも夜でも会いにいらしてくださいね!
皆さん、スナメリって可愛い顔をしてますよね!
6月は、「環境月間」です。
「大阪湾クリーン作戦」の一環で、6月1日に、海遊館のすぐとなりの海、大阪湾をきれいにしようと
たくさんのダイバーが集まって、海の中のゴミを回収する「なにわの海クリーン作戦」!を行いまし
た!
さて、海の中の様子はどうでしょう。
とても近くにいるミズクラゲが、ぼんやりとしか見えません。
海の中は、とても濁っていましたが・・・。
イソギンチャクやヒトデ、小さなハゼの仲間など、たくさんの生き物が元気に暮らしていました。
これは、とてもかわいらしい、うさぎのような姿をしたホヤの仲間。
思っていたより海底のゴミは少なく、水は濁っていましたが、小さな生き物たちがたくましく暮らしている様子を見ることができ、とてもうれしい気持ちになりました。
タイヤなどを中心に回収し、クリーン作戦は大成功に終わりました!
現在、「エクアドル熱帯雨林」水槽では、エンゼルフィッシュが子育て中。
お父さんとお母さんが一生懸命こどもたちを守っています。
みなさん、どこにこどもたちがいるかわかりますか?エクアドル熱帯雨林水槽にいるグリーンイグアナには、最近お気に入りの場所があります。
それがここ。
海遊館ギャラリーではイヌザメの卵を展示しています。通常イヌザメの卵は、茶色いセルロイドのような卵殻で覆われていて中がよく見えませんが、展示している卵は中がよく見えるように透明のふたを付けています。中がよく見えるので成長する様子がよく観察できます。
今回、これを新たに製作しました。製作方法ですが、まず、卵殻にハサミを入れ、一旦イヌザメの赤ちゃんを取り出します。次に、丸い窓を切り抜き、透明な蓋を取り付け、イヌザメの赤ちゃんを戻し、縫合すると完成です。
卵の中で赤ちゃんが卵黄とつながっている様子もよく見えます。みなさんもイヌザメの赤ちゃんが卵の中で成長する様子を見に来てくださいね。
私達飼育係にとって朝の観察は欠かせません。
モンタレー湾水槽でアシカやアザラシの様子を観察していたら・・・?
水槽から何かがはえています。
一体なんだろうと思って、モンタレー湾水槽の上層に行ってみると・・・
カリフォルニアアシカ、達が水槽のヘリにバランスよく乗って二度寝の真っ最中。
気持ちよい日差しのポカポカ陽気で幸せそう。
ん~!私も二度寝仲間に入れて~。
でもそんな訳にもいかないので、朝の観察終了。
ちなみに右からお母さんのリップ、リップの子供でソラ、ソラの妹のマリンです。
ん~、眺め抜群!
ん~、座り心地サイコー!
イスに座ってるおいらはりりしいやろ?
カピバラが座っているのは干し草の入物なのですが、何かの拍子にひっくり返っちゃったみたいです。
いつもののほほんとした表情とは違って、少しばかし勇ましく見えてしまいました♪
んん~たまりませんなぁ~。
カワウソ担当はあるお部屋をお掃除中、試練を与えられます。
それはね、きらきらうるうる攻撃を受けるから。
ほら、今日も!!
まんまるおめめの『なすびクン』。
両手を前に背筋をピンッ!
『なすびクン』は待ってるんです。
ずっとずっと待ってるんです。
あ~ぁ、係員ついに手にとっちゃった。
海遊館で一番おねだり上手のなすびクン。
実は赤いゴムのおもちゃが大好きなんです。
受け取るとシッカリ手で押さえ遊んでます♪
反則ですよね。きらきらうるうる攻撃。
さぁ、明日は試練を乗り越えれるかな?!
先日、カマイルカのミューが紹介されていましたが、ここでコアな特徴を紹介します。
このミューですが、歯茎が黒くなっています。
歯が生えているところが黒くなっているのが分かるでしょうか?
ちなみに他のカマイルカの口の中はというと、
これは、アーチの口の中です。全体がきれいなピンク色になっています。
どうですか?違いが分かりましたか?
はて?この画像はなんでしょう?
靴の裏?洗濯板(これが判る方は私と同年代以上!)?
実はコバンザメの仲間の頭の上にあるコバン(吸盤)なのです~すごいでしょ!ドアップ!
これは背びれが変化してできたもので、これを使ってサメやエイやカメにピタッとくっついちゃうのです。
以前、港に水揚げされて床にひっついていたコバンザメをはがして、腕に乗せてみたところ・・・予想以上に"ピタっ"とくっついたので、思わず声が出てしまった経験があります(恥)。
その後、良い経験をさせてもらったので、お礼を言って海にもどしてあげました。
コバンザメのコバンをアップで見たい方は現在開催中の「サメハク」に来て下さい!!
ちなみにコバンザメは名前にサメとついていますが、サメの仲間ではありません。これも「サメハク」でご確認いただけますよ!
「チリの岩礁地帯」水槽にエビスザメを展示しました。海遊館では初めての展示となります。見た目は地味なサメですが、背ビレが1つであること(多くのサメは2つ)、エラ孔(あな)が7対あること(ほとんどのサメが5対)など、多くのサメと大きな違いがあります。エビスザメは恐竜が栄えていた時代のサメの特徴を残しており、化石でしか見られない形態を見ることができます。泳ぎ方も独特で、ゆっくり、ゆったりと泳ぎます。"神秘的で一味違うな"と思うのは私だけでしょうか? 顔が恵比寿様の笑顔のように見えるエビスザメを見ると楽しくなります。初登場のエビスザメ、鮫博覧会(サメハク)ともどもよろしくお願いします。
ではなく。。。
『尾が白い赤ちゃん』を発見!!
5月7日に日光浴デビューしたコツメカワウソの赤ちゃん達。
なんと1頭だけ尾の先っぽが白いんです。
こ~んなふうに。
なんか「幸せのしっぽ」みたいじゃありませんか??
今日は日光浴してるかな?探してみてくださいね♪
*日光浴を行う赤ちゃんは日によって頭数が異なります。
先月15日より海遊館ギャラリーで「鮫博覧会(サメハク)2010」を開催しています。
その中にはふれあい水槽があり、この水槽で展示している8種50点のサメとエイに実際に触っていただくことができます。
サメとエイは同じ軟骨魚類の仲間です。とっいうことは触り心地も似ているのか?
この機会に海遊館に確かめに来てくださいね。
高級食材として有名なキャビア。
私はまだその味を知りません。食べてみたい・・・
キャビアの親をご存知ですか?
こちらがキャビアの親、チョウザメです。
海遊館開館20周年記念のサメにスポットをあてた特別企画展「鮫博覧会(サメハク)2010」
で展示中のチョウザメですが・・・・
さてここで問題
チョウザメはサメの仲間なのか!?
答えはサメハクで!
これは、イルカ用の担架なのですが、よく見て頂くと・・・長靴がっ!!
実は人が乗っているんですっ!
遊んでいる訳ではなく、担架の安全性を確かめていたんですね。
乗ったまま揺らしたり、高く吊り上げたりしてみました。
乗った係員曰く、「酔いました」とのことです。
写真を撮っていた私はちょっと笑ってしましました。
展示水槽から、検査を行う予備水槽へ移動している様子。担架に乗せて、ホイストクレーンで吊り上げます。
ちょっとタイトルにびっくりしませんでしたか?
実は、動物たちに色々なオモチャを与えています。
以前、アシカのオモチャの記事があったと思いますが、今回はイルカのオモチャを紹介します。
今回は生き物ネタでなくてすみません...。
海遊館にはとても大きなエレベーターがあります。
海遊館にやってきた新しい仲間「スナメリ」。
あっというまに人気者になり、毎日たくさんの方にご覧頂いております。
さて、この可愛いスナメリ達が実は大阪湾にも住んでいるってご存知ですか?
先日わたしは野生のスナメリ調査に行ってきました。
遭遇率が高いとされるスポットへ向かいいざ、出航!
ですが、あいにくの天気で波が高く今回スナメリに会うことはできませんでした。
残念・・・。
現在スナメリのデビューに合わせ企画展示「ようこそ!スナメリの海」も開催中です。
彼らの暮らす海について色々知ってみませんか?
4月に入り、あたたかい日が続きますね。
新生活を始める皆さんは、どんな気持ちでこの春を迎えていらっしゃるのでしょうか。
私は社会人3年目。
いつまでも初心を忘れずに頑張りたいと思います♪
さてさて、海遊館の中でも春を感じて頂くことのできる場所があります。
それが「日本の森」
こちらがモモで
イルカやアシカが妊娠した場合、人間と同じようにエコー検査(超音波画像診断)を行います。
写真のものは、実際に海遊館で使用している超音波画像診断装置です。車が買えるくらい高価で、取り扱いにはかなり気を使います。
人間は簡単にエコー検査ができますが、生物達はそうはいきません。なぜなら、見知らぬ装置が目の前にきたら驚くからです。わっ!!と驚くだけならまだしも近寄らなくなることもあります。
では、どうするかというと、時間をかけて馴らしていくんです。
いきなり本物の装置ではなく、ダミーを使用して馴らしていきます。
見てください!まるで本物のようなこのシルエットを!!
これなら気を使わず毎日餌やりの時に訓練ができるってわけです。
おかげさまで今ではたくさんの生物のメスたちを検査できるようになりました。
これなんだかわかりますか??
配管?土管??
実はこれ、係員お手製のカリフォルニアアシカやゴマフアザラシのおもちゃなんですっ。
まだ実際に水槽に入れたことはないのですが、遊んでくれることを願っています!!
次回は遊んでいるところを皆様にご紹介できるようにがんばります!
バックヤードで人工育雛(親ペンギンに代わって人がヒナを育てること)をしていた
オウサマペンギンのヒナが,南極大陸水槽にデビューしました。
自分と同じオウサマペンギンの仲間との初対面です。
ちゃんとペンギン達の輪の中に入れるか、プールに落ちたりしないか心配しましたが、
私たちの心配をよそに元気に暮らしています。
バックヤードにいる時もブロックの上にちょこんと乗っていることが多かったのですが、
展示水槽でも、一番見晴らしの良い丘の上に上って過ごしていることが多いんです。
ある日、朝一番に生き物たちの様子を確認するため、館内を歩いていた時のことです。
ちょうど「太平洋」水槽の底の辺りで、水槽の方から「グウーグウー」と奇妙な音が聞こえてきました。
「何の音だろう?」と耳をすませると、その音はどうやら水槽の中から聞こえてきます。
驚いて水槽の中を観察していると、その音に合わせてある魚の群れが動き回っています。「オオニベ」という魚の群れです。
それを見た瞬間になるほどと思いました。
実はオオニベの仲間は浮き袋を震わせて鳴き声を出すことが出来ます。その音が愚痴を言っているように聞こえることから、名前の一部に"グチ"とつく種類もいるほどです。
カマイルカを飼育している「タスマン海」水槽では、耳をすませるとイルカの鳴き声が聞こえることがありますが、「太平洋」水槽でも耳をすませるとオオニベの鳴き声が聞こえるかもしれませんね。
これは約10㎏の冷凍アジです。
現在海遊館では、毎日このような冷凍アジだけでも25㎏以上使用しています。
私たちは毎日大量のアジの中から、脂が乗っていると思われる大きいアジを厳選し、スナメリたちに与えます。
モンタレー湾水槽に朝掃除に行った時です。
ゴマフアザラシのネロが寝ていました。
しばらく見てると...
寝ぼけてます。
またまた見ていると...
起きちゃいました。
ネロさん、起こしてごめんなさいっ。
以前、このブログで生き物クイズがあったのを覚えていますか?
眼のアップの写真で、1問目の答えは「カマイルカ」でした。
それではここで2問目の答えを発表します!みなさん、答えが分かりましたか?
答えは・・・
そうです!「スナメリ」でした!
本日3月12日(金)にデビューしました。よろしくお願いしまーす!!
これ、何でしょう?
正解は、魚の寄生虫です。「ハダムシ」と言い、魚の体表に寄生して悪さをするんですね。水族館ではよく見られる寄生虫です。
この写真では、眼の角膜表面にハダムシが寄生しているのが分かると思います。
「モンタレー湾」水槽の水面に浮かぶフロート。木で作られているように見えますが、四隅以外はすべて強化プラスチックです。本物と思われた方もいらっしゃるのでは?
さてさて、そのフロート上に乗っているのは、まさかアシカのう〇こ?アザラシのう〇こ!?
いやいや、もしそう見えても違いますから(汗)。ていうか、そう見えたのは私だけ!?
「太平洋」水槽のある一画に、いつもイヌザメ達が集まる場所があります。
それも二重三重に覆いかぶさっていることが多いんです。
狭いとこが好きなのはわかるけど、しんどないんかなぁ?
他にもよさそうな場所があるのに、今日もまたいつもの場所で集まっています。
海遊館ギャラリーの入口の階段の下に以前からカクレクマノミを展示しています。
この魚は映画の主人公になったこともあって、とても人気者の魚です。また、カクレクマノミを含むクマノミの仲間が、イソギンチャク等と共生して身を守ることもよく知られています。
ですが、それ以外にもカクレクマノミにはあまり知られていない秘密があります。
それは生まれた時はすべてオスで生まれて、群れの中で1番大きなオスだけがメスに性転換するということです。
これを人間に例えてみると・・・お母さんがいなくなってしまうと、お父さんがある日突然お母さんになって、そのお母さんがいなくなると次はお兄さんがお母さんに・・・。
どんどん話がややこしくなりそうなのでこのぐらいにしときます・・・。
カクレクマノミはただカワイイだけではなく、こんなすごい秘密があったんです!
まず、泳いでいるマンボウを傷つけないようにシートで捕獲し、血管の位置をエコー(超音波画像診断装置)で調べます。
(写真のマンボウは上下がさかさまです。)
血管の位置がわかれば特殊な注射器を使用して、採血をします。
突然ですが、ここで生き物クイズです。
下の写真の生き物は誰かな?海遊館で暮らしているよ!
日本の森では、以前から「イワナ」を展示していました。
イワナは肉食性が強く、成長すると30㎝以上になる淡水魚です。1日でも早く大きく育ててあげたいと思う反面、展示水槽が狭い為、大きくなり過ぎると他の魚を食べてしまいます。
以前に飼育していたイワナ達は、毎日沢山餌を食べ、みるみる大きくなりました。そして、他の小さい魚達までも食べまくりました。担当として悩みに悩んだ結果、イワナを全て取り上げる決意をし、その日以来、水槽から姿を消しました。あれから数年・・・
久々に彼らが帰って来ました!今は、一緒に暮らすアマゴ達と同じぐらいのサイズなので大丈夫ですが、今回は成長にムラがでないよう、餌の量を調整しながら飼育しています。
この日のルーク(奥の大きい方)はご機嫌ななめでした。
お腹いっぱいで、ゆっくりしているところに邪魔ものがきたんです。
マリンです。何にでも興味津々のマリンはルークがいる場所まで登っていきました。
ルークの怪訝そうな顔・・・。
どうやって降りるのだろうと思っていると、この直後にジャンプして飛び降りっ!!
お姉ちゃんのソラでもやったことがないのに・・・。小さい体でなんとも勇敢なマリンでした。
飼育係員の仕事に「遅番」という作業があります。閉館後の海遊館を見回る仕事です。
昼間は水中を悠々と泳いでいるアシカやアザラシたちも夜には陸に上がって眠ります。
こんな風に・・・
カリフォルニアアシカの「ルーク」
そして、
ゴマフアザラシの「ゴン」
とっても気持ちよさそうに寝ています。アザラシは水中で見るとつるっとしているようですが、毛が乾くとふわふわしていて可愛いんですよ。
夜の海遊館で彼らに会いに来てくださいね。
「瀬戸内海」水槽では、以前からゴンズイという魚の展示を行っています。
しかし、このゴンズイたちは水槽内にたくさんいるにもかかわらず、石や岩の隙間に隠れてしまい、なかなか姿を見ることができませんでした。
そこで、ゴンズイがよく見えるように、水槽の石や岩のレイアウトを変えてみることにしました。
すると、今までぎっしりと岩の隙間に隠れていた約200匹のゴンズイたちが、いっせいに泳ぎだすようになりました!
今まで隠れていたのでわかりませんでしたが、その群れの大きさに飼育員もビックリです!
群れをなして水槽内をウジャウジャと泳ぎ回る姿は、若干グロテスクでもあります。
ですが、1匹1匹をよく見てあげてください。つぶらな瞳にヒゲが生えていて、結構カワイイ顔をしてますよ。
アシカの餌やりで使用している餌カゴを撮ってみました。
さすがにペットショップへ行ってもアシカ専用のカゴは売っていません。
そのため飼育係がホームセンター等を物色し、「おぉ!!これは使える!!!」というものを合体させて現在の形になりました。
ちなみにこれは皆さんの家庭にも必ずあるゴミ箱を使用しています。
実際に装着するとなかなか安定しておりいい感じです。
ただ、ひとつ気になることが・・・。「ママ、マネージャー~餌の量が増えてきたら業務用のゴミ箱にしないといけないのでしょうか?(汗)」
2月4日と5日はめったにない休館日。日頃できない点検作業や補修工事がたくさんありました。
なかでも電気設備の点検は、事故を防止するためのとても大事な作業。海遊館全体を停電にして、たくさんの方が点検や確認の作業にあたりました。これで今年も安心、健康診断を終えた気分です♪
また、展示水槽のリニューアル工事も行いました。「エクアドル熱帯雨林」水槽には、2月6日(土)から、あのかわいいカピバラの「かーたん」と「ぴーたん」が登場します。カピバラたちの姿に癒されつつ、見事な潜水を見せてくれる(はず・・・?)。乞うご期待!!私たちも、とても楽しみです♪
そして!「ケルプの森」水槽は、特別展示「スナメリの海」への改装のため、リニューアル工事がはじまりました。
マンボウたちは、広い「太平洋」水槽に引っ越しをして、水槽の中にスナメリたちを健康に飼育するためのカバーを取り付けたり、餌を与えるためのステージを設置するのです。
3月12日(金)には、かわいらしすぎて飼育担当もメロメロのスナメリが海遊館に初登場!どうぞ、お楽しみに!
「グレート・バリア・リーフ」水槽には隠れたヌシがいます。
それは大きな口と鋭い牙を持つ「ニセゴイシウツボ」でも、水槽内でよく目立っている「メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)」でもありません。
そのヌシの正体は「アズキハタ」という体長40㎝ほどのクエの仲間です。
ニセゴイシウツボやメガネモチノウオが「グレート・バリア・リーフ」水槽にやってくるずっと昔、かれこれ10年以上も前から海遊館で暮らしています。
これからも長生きしてヌシの貫録を見せてほしいです。
額がこぶ状に突出する形がナポレオンの帽子を想像させることから、
「ナポレオンフィッシュ」ともいわれるメガネモチノウオ。
なわばり意識が強く、仲間同士でも激しく闘争します。
そのメガネモチノウオを太平洋水槽には2個体展示しています。
上の写真がナポちゃん、下の写真がレオンちゃんです。
ケンカを避けるため、ジンベエザメ側にナポちゃん、マンタ側にレオンちゃんを分けて飼育していました。
ところがある日、ナポちゃんとレオンちゃんがジンベエ側で泳いでいるではありませんか。
メガネモチノウオのケンカっぷりを知っている飼育係たちはしばらく注意して観察していましたが、
ケンカどころかお互い素知らぬ顔で悠々と泳いでいました。
今もお互いケンカすることなく太平洋水槽で泳いでいます。
ちなみにナポちゃんはコブが鋭くリーゼントみたいな形、レオンちゃんはコブが丸っこい形をしています。
太平洋水槽の「ナポちゃん」「レオンちゃん」ぜひ見にきてください。
海遊館のとある予備水槽。
小さな窓から視線を感じます・・・
「あ、誰か見ている!」
1月12~14日の休館日を利用して、「エクアドル熱帯雨林」水槽の改修工事を行いました。
まず、全生物を予備水槽に移動させ、水槽の水をすべて抜きました。
中でも、キュビエムカシカイマンの移動作業はとても大変でした。
小さいとは言え、ワニはワニです!とんでもないパワーがあり、捕獲で使用する網に絡まって怪我をさせてしまう可能性もあります。
男性スタッフ数名が汗をダラダラ流しながら、慎重に作業を進めました。正直、ヒヤっとする場面もありましたが・・・。
その後、オオヨコクビガメと魚を取り上げ・・・結局、移動作業が終了した時は夜中になっていました。
そんな苦労もあり、改修工事は無事成功!とても自然に違和感なく仕上がっています。
改修した水槽内の様子は写真ではなく、実際に見に来て頂きたいと思います!
変わったところがわかるでしょうか??
皆さんはペンギンの耳って見たことがありますか?
実はペンギン、耳がとってもいいんです。
ペンギンの大部分は、大集団を作って繁殖をするのですが、その時に、赤ちゃんペンギンは
自分のお父さん・お母さんを鳴き声で識別していると言われています。
たくさんいるペンギンの中から、自分のお父さん・お母さんを探すのってすごく大変そうですね。
では、ペンギンの耳がどこにあるのかというと...
海遊館では多くの生きものを飼育しています。
そこで我々飼育係員は新鮮なえさを準備しなくてはなりません。
ジンベエザメが食べるオキアミから、イルカやアシカが食べるお魚さんまで。
そこで特に気を付けているのが、
去年の12月2日に続いて潜水掃除のお話です。
今回はダイバーの右手に持っているものに注目してください!
見たまんまなのですが、普通のスコップです。これは底砂の中に溜まったゴミを掘り返すために使用しています。
この普通のスコップですが、毎日々使用していくといつのまにか普通じゃないことになるんです。
どうなるかというと・・・下の写真をご覧ください。
こうなります!!
新品と使用品でこんなに長さが違います。ここまでなるには半年から一年かかりますが、スコップも
ここまで使ってもらえると満足でしょう(笑)
下の写真に写ったあやしい機械。
ヒナの健康管理のために重要な機械なんですが、何かわかりますか?
実はこれ、ヒナを飼育している保育器内の温度を下げるためのクーラーです。
生まれたばかりのヒナは、まだ防寒用の羽根がしっかりと生えていないため、
寒さに弱く、親ペンギンのあったかいお腹の下で1日の大半を過ごしますが、
ヒナが成長するにつれ、ふわふわの綿羽(めんう)とよばれる防寒用の羽根が
生えてくるため逆に暑さに弱くなってしまうのです。
親ペンギンが育てている場合は、お腹の下からヒナが顔や体を出したりして
調整できるのですが、人工育雛の場合は保育器の温度をどんどん下げて
あげないといけないのです。
そんな時に登場するのが上のごっついクーラー。
このクーラーのほかに、保冷剤、扇風機なども使います。
ちなみに暑いときはこんな感じで腹ばいになって寝ています。
大変好評をいただきました「ふれあいライブ館」は、1月11日をもちまして終了となりました。そして、翌日からの休館日にふれあい水槽の解体作業を行いました。
その休館日の出来事です。排水溝を開けたところ、思わぬ生物が現れました!
黒い穴の中に、白くて丸いものがいっぱいついているのが見えますか?
実はこれ、クラゲのポリプなのです!
もちろん「ふれあい水槽」にクラゲはいませんでした。
海水に紛れ込んできて、こんな場所で繁殖したのだと思います。すごい生命力!
ケースに移してみました。
クラゲ担当が責任をもって育てることにします。
うまくいけば、このポリプからクラゲの赤ちゃんが生まれてきます!!
え?なにクラゲかって?
・・・・・・・・さぁ。(笑)
ポリプだけでは種類を特定することは難しいのです。
何クラゲになるのでしょうか...、僕もとっても楽しみです。
何をしているところか、わかりますか?
水槽に入った2名の魚類係員が網を抱え魚を追っているところです。
1月11日で特別企画展示「ふれあいライブ館」が終了したので、それまでふれあい水槽に展示していたサメやエイなどを取り上げたのです。
最後に残ったのは、コガネシマアジ。捕まえにくかったので、途中で水を抜いて水位を下げ、あと、もう少しです。1時間ぐらいかけて取り上げた魚たちは、ジンベエザメのいる「太平洋」水槽や、トンネル型の「アクアゲート」水槽へ移動しました。
魚たち以外にも、ペンギンやカピバラ、カワウソなども、みんな無事に予備水槽へ引っ越しました。
12月19日、高知県土佐清水市にある大阪海遊館海洋生物研究所以布利センターから、大きさが人間とほぼ同じ150cmのアカシュモクザメの輸送に成功しました。手前味噌ですが結構スゴイことなんです!
遊泳性のサメ類の輸送は大変難しく、通常は小さなサイズの個体を大きな活魚車の中で自由に泳がせながら輸送する"Free-swimming型"を用いるのですが、今回は大型の遊泳種なので、上の写真のようにシュモクザメの体を固定して前方から水を流して輸送する"Restrained型"という方法を、初めて採用しました。
こちら海遊館ギャラリーのカワウソ親子水槽。
これはそこで1日に4回見られる光景です。
カワウソが6頭、家族そろって、扉に鼻をぴったりとくっつけて何をしているんでしょう。
生まれて4カ月になる子どもたちも、いっちょ前にお父さんお母さんの真似をしています。
実は、これエサやり前の風景。扉の向こうには飼育係員がスタンバイしています。
「ご飯早くちょーだいっ」と言わんばかりに息ぴったり。
このカワウソたちのいる特別企画展「発見!体験!ふれあいライブ館」は、2010年1月11日で終了します。
エサやりの時間にしか見ることのできない、カワウソたちの可愛らしい行動をぜひ見に来てください。
オウサマペンギンの赤ちゃんが12月14日に孵化しました。
この赤ちゃんは、親ペンギンが上手く卵を温めることができず、ふ卵器に収容していた卵から生まれたので、飼育係が親代わりになり育てることにしました。
現在、展示通路から間近にご覧いただける場所で餌やりなどを行っていますので、
是非見に来てくださいね。
海遊館に入って最初の水槽はトンネル型水槽「アクアゲート」です。この水槽にはエイや熱帯魚などたくさんいますがトンネル型ということもあり、皆さんの目線は上を向きがちです。エイを下から見た所なども面白いですが、水槽の下の方をじっくり見てみると、サンゴの間に小さな魚がいっぱいいます。その中でも見つけにくいのが「プテラポゴン・カウデルニィ」という魚です。海遊館にお越しの際は、ぜひ探してみてください。
海遊館ギャラリーで公開中の「コツメカワウソ」の4兄弟、すくすくと成長中です。
体も大きくなり、毎日元気いっぱい遊んだりしています。
兄弟はたいがい一緒に動きますが、そのなかで、一匹だけ、テンポの違うコが・・・
それは"シュロ"くん。他の兄弟が遊びを始めても、なかなか気付きません。
それはお昼寝のときも・・・
兄弟は上でかたまって寝ていますが、シュロは一匹で下で熟睡。
とくにいじめられているわけではないようなので、一人でいるのが好きなのかな?
「ふあふあクラゲ館」で「オーレリア・ラビアータ」を展示中です。このクラゲ、なにげに日本初展示。ミズクラゲに似ていますが、傘のふちが深く切れ込み、傘の中の放射管の分岐が少なく、泳ぎ方はよりダイナミックなど、けっこう違います。また、口腕のフリフリ感はミズクラゲよりゴージャス。なかなか美しいクラゲであります。
海遊館のラッコ達は、毎朝「誘導訓練」というトレーニングをしています。
具合が悪くなったり妊娠した場合、ラッコ達を予備水槽に移動する必要があるので、展示水槽の外にスムーズ出てこられるようにトレーニングしている訳です。
ちなみに、ラッコ達の口から"エクトプラズム"のようにビロローンと出ているのは、餌のイカです。
ゴマフアザラシは普段、水中で気持ちよさそうに泳いでいることが多いですが、エサの時間になると陸にあがってきます。エサの入ったバケツを持った係員の前にやってきて、つるりと飲み込むようにサバやアジなどの魚を食べていきます。
12月に入り、朝晩は冷え込んできましたね。
朝は寒くて布団から出られず、「あと5分・・・あと5分・・・」という状態です。
海遊館のカピバラさんですが、もともと南米の生物なのでちょっぴり寒そう。
と、思いきや、まったりぬくぬくとくつろいでますね。
しかもトイレとプールのそんな細い所に、なんで?!
これには理由がありまして。
実は、カピバラさんたちの斜め上にはヒーターが取り付けられているんです。
これでこの冬は乗り切れそう♪
海遊館でイルカに餌をあげる時、必ず着ていくものがあります。
それはドライスーツというものです。
海遊館では、水に入ってイルカの餌をあげるため、このドライスーツが必要になるわけです。
さらにこのドライスーツは、服を着たまま着れる完全防水の便利なスーツというわけなのです。
なので、このドライスーツを着て水に潜ることも可能なんですよ。
でも、たま~に水が入ってずぶ濡れになることもあるんですが・・・。
10月21日より「日本海溝」水槽でタチウオの展示を開始しています。
タチウオは体が太刀(たち)に似ていることと、立ち泳ぎをすることなどからこの名前がついたと言われていて、成長すると大きなもので1.5mになります。
銀白色に光る体がとても美しいタチウオですが、実は体の表面が弱く、手で触っただけで傷がついて弱ってしまいます。そのため、よい状態で採集・飼育するのがとても難しいのも特徴です。
今回展示を行っているタチウオは、和歌山県の定置網にかかったもので、専用の網を使って、体に傷がつかないように慎重に定置網からすくい上げて海遊館へ運びました。その後、予備水槽で約1ヵ月間かけて新しい環境での生活に慣れさせて、ようやく「日本海溝」水槽にデビューすることができました。
光を反射しながら立ち泳ぎで水槽を泳ぐ、幻想的な光景を、ぜひ見に来てください。
毎朝、皆様が来られる前に、私たち飼育係員には開館作業という仕事があります。言葉のごとく、海遊館をオープンさせるための作業です。その中のひとつに水槽の掃除があり、いろいろな水槽に入って掃除をするのですが、その際に飼育係員を悩ませる生き物がいます。それは「パナマ湾」水槽のカラスエイです。
掃除の時間を利用して、週に3回エサを与えているのですが、以前はエサのない日でも私たちが水の中に入るとまとわりつき、エサをねだるだけのかわいいものでしたが、最近はエサへの要求が強くなり、水に入る前からこちらの存在に気付き、水面で裏返りをしてエサをねだるため、なかなか水槽に入れません。
なんとか水槽に入ると、すぐにカラスエイたちがまとわりついてきます。無視して掃除をはじめると、そのうち、カブっとおなかやお尻を噛んできます。ウエットスーツ越しとはいえ、結構痛いので、おもわず「コラッ」と声がでますが、カラスエイに通じる訳もなく、体をくねらせてかわすようにしています。
毎朝エサをあげるようにしようかとも考えましたが、太り過ぎても困るので、頑張ってかわすテクニックを磨こうと思います。昼のエサの時間でも、水面で裏返ってエサを食べる姿が見られますので、この変わったエサの食べ方を、ぜひ見に来てください。
8月29日に生まれたコツメカワウソの赤ちゃん4頭を「海遊館ギャラリー」にて、13:45~14:15の時間限定で一般公開しています。数日前に目が開いたところで、まだ色も少し白っぽいので、ぜひこの機会にご覧ください。赤ちゃんの展示は11月3日(火・祝)までです。
赤ちゃんの両親は母が「ツバキ」、父は昨年高知県の桂浜水族館からやってきた「ソラ」です。「ソラ」は桂浜でとてもかわいがられていたためか、とてもおっとりしています。そんな彼が、このたび父親になりました。
赤ちゃんが生まれた直後、「ソラ」は初めて赤ちゃんを目にしたためか「何、この物体?」の状態。「ツバキ」は弟たちの世話をした経験もあるので、赤ちゃんを上手に運ぶことができ、当然母親なので授乳もし、大好きなお尻をなめる排便の処理もします。でも、「ソラ」は赤ちゃんをくんくんとにおうものの、触ろうとはしません。抱くこともくわえることもせず、「ツバキ」の後ろで恐る恐る赤ちゃんをのぞくだけ。「ソラ」に子育てができるんだろうか?と不安になりました。
しかし「ソラ」も、「ツバキ」の行動を見ることで、赤ちゃんにどう接すればいいのかが徐々にわかってきたようで、1週間ほどすると赤ちゃんを運ぶことができるようになりました(少しひきずり気味ではありましたけど)。そして、一生懸命家族を守ろうとしています。「ソラ」を見ていると、親も育っていくんだなーとしみじみ思います。
これから赤ちゃんたちの動きが活発になると、更に大変でしょうが、がんばってね、お父さん。
高知県土佐清水市以布利にある「大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター」、通称「以布利センター」では、海遊館の「太平洋」水槽に展示する生物を中心に、生物の収集および研究を行っています。収集は主に大敷網(おおしきあみ)と呼ばれる定置網にて行います。以布利センターでは、現在ジンベエザメをはじめとする、約30種60匹の生物を飼育しています。
9月26日の早朝には、以布利センターで飼育していたシマアジ50匹を海遊館の「太平洋」水槽で展示するために搬出しました。今回輸送したシマアジは大きさが約20cmの幼魚ですが、成長すると最大で全長約1mにまで達します。
素早く泳ぎまわっているシマアジたちを、傷つけないように専用の網を使って慎重にすくい、トラックに積んだ水槽に移して輸送しました。輸送中に調子を崩さずに海遊館へ到着するか心配でしたが、調子を崩すこともなく、その日の夕方に無事に海遊館に到着し、「太平洋」水槽に展示することができました。
今はジンベエザメの周りを群になって元気に泳ぎ回っています。これからどんどん成長して、お客様の目を楽しませてくれると思うので、やさしく見守ってあげてください。
有機溶剤とは、非水溶性の物質を溶かす液体で...揮発性に富んで...引火性がある...などなど。一般にはあまり馴染みのない言葉?ですが職業柄よくご存じの方もおられるかもしれません。人体に接触すると体に良くないものの一つです。
しかし、私たちの身近なところでもたくさん使われています。例えば、マニキュアの除光液やプラモデルに使う接着剤、ペンキを塗った時の臭いのもとであるシンナーも有機溶剤の一種です。
海遊館では、生き物たちが健康に生活できるように、飼育水槽や水をきれいにする装置などを絶えずメンテナンスをしています。錆びたりして傷んだところなどは、それ以上傷みが進行しないようにペンキを塗って補修します。そのため、作業する係員などの健康を害しないように、有機溶剤に関する正しい知識や取り扱い方をこの講習会で勉強します。
海遊館の舞台ウラでは、一見生き物の飼育とは無関係に見えるたくさんの知識や技術が役に立っています。
7月19日に生まれたジェンツーペンギンの赤ちゃんは、体重が4.5kgにまで増え、今では親ペンギンよりも大きく見えるほどに成長しました。ジェンツーペンギンの特徴である頭の白い模様もはっきりと現れ、赤ちゃん特有のフワフワの羽も抜けはじめ、だんだんとペンギンらしくなってきました。
ジェンツーペンギンの赤ちゃんは、自然界では生まれて約100日で親離れをします。親ペンギンにエサをもらうのではなく、海に潜って自分でエサを捕るようになるのです。海遊館で生まれたジェンツーペンギンの赤ちゃんも、そろそろ親離れの準備をしなくてはいけません。ただ自然界と違うところは、親離れ=「自分でエサを捕る」ではなく「飼育係員からエサをもらう」ということです。
赤ちゃんペンギンは、生まれて約1ヵ月間はずっと親ペンギンのおなかの下に隠れていましたが、最近では親ペンギンと少し離れた場所に1羽でいることが多くなってきました。しかし、エサの時間になって親ペンギンの姿が見えなくなると、大きな声で鳴いて親ペンギンを追いかけ、大急ぎで飼育係員の側まで寄ってきます。その様子が愛らしくてとてもかわいいんです。ただ、飼育係員はまだ怖い存在のようで、こちらから近寄ると「フガーッ」と低い声で鳴いて威嚇してきます。
ここで、親離れの話に戻ります。「飼育係員からエサをもらう」練習は、まずエサの時間に親ペンギンを追いかけて飼育係員の近くに寄って来た赤ちゃんペンギンをつかまえます。そして赤ちゃんペンギンを脇の下に挟み、口を開け、エサの魚を口の中に入れます。そしてごっくん。少し無理矢理のようにも見えますが、最近では口の横に魚を持っていくだけで自分から口を開くようになりました。親ペンギンも「飼育係員さんよろしく~」といった感じで見守っています。現在は、親ペンギンからもエサをもらっていますが、いつか飼育係員=エサをくれる人と認識してくれたらなぁと思います。
夕方5時からの海遊館は、青白い照明が中心となり、幻想的な「夜の海」へと変化します。昼間は活発に行動していた生き物たちはいったいどうしていると思いますか?
「アリューシャン列島」水槽のラッコたちは、寝るための準備、まるで体中を掻いているように見えるグルーミング(毛づくろい)をせっせと行い、その後、気持ちよさそうに水面でプカプカと浮かびながら眠ります。
「モンタレー湾」水槽のゴマフアザラシは、奥にある陸場部分や水中、そして展示通路のすぐ前にある筏の上で、他のアザラシに邪魔されないように1頭で寝ます。
同じ水槽にいるカリフォルニアアシカは、水槽中央の岩場でお互い寄り添うように寝ています。でも、子どものアシカは夜更かしして、ガラス越しに「遊ぼう...!」と誘いに来てくれることもしばしばです。
「太平洋」水槽のメガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)は、水槽の端の方を泳ぎ、寝る場所を探し始めます。気に入った場所を見つけると、そっとアクリルパネルや壁にもたれて眠ります。でも、まぶたがないため、時々目をギョロッと動かします。
このように、多くの生き物は着々と寝る準備を始めますが、「グレート・バリア・リーフ」水槽のニセゴイシウツボやニシキエビなどは、日中はどこに隠れていたのか、ごそごそと奥の方から姿を現します。昼間には見れない可愛らしい生き物の寝顔や、薄暗い中を動き出す生き物をぜひ観察してみてください。
また、月明かりに照らされているかのように水面がゆらゆらと揺らめく様子や、深い海の中に引き込まれるようなブルーに照らされた水中は、とても幻想的で癒されますよ。