セミホウボウを紹介します。
- 2011.04.28
- 魚類担当
海遊館に入館して一番最初の水槽「アクアゲート」です。頭上には渦を巻くようなカタクチイワシの群れ。
今回は「アクアゲート」で展示中のセミホウボウをご紹介します。
「瀬戸内海」水槽で展示中のホウボウに似た魚です。
ではセミホウボウとホウボウの違いを探してみましょう。
まずはセミホウボウ↓
そしてコチラがホウボウ↓
まず、セミホウボウの頭の上に2本の"羽"の様なものがありますが、これは「遊離刺(ゆうりきょく)」と呼ばれる背鰭の一部が離れたもので、ホウボウにはありません。
胸鰭の形、色もホウボウとかなり違いますね。
そしてホウボウには、胸鰭の一部が変化した「遊離軟条(ゆうりなんじょう)」(写真赤マル)があり、これを足のように使って底を這って移動しますが、セミホウボウにはありません。代わりに腹鰭を使っています。
「アクアゲート」のセミホウボウ、「瀬戸内海」水槽のホウボウ、見た目の違いだけでなく、鰭の動かし方なども良く観察してみてください。
おもしろいですよ!