海遊館日記

たまには息抜きも必要ね

  • 2011.04.30
  • 魚類担当
  • 飼育担当

くんくん、くんくん。

今日も、あっちを調査!

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こっちを調査!

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あー疲れた・・・

ひと休み・・・と。

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「ちょっと!どこ見てんのよーーー!!」
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あっ、ばれた><
「トマト」のセクシーショットをバッチリとらえることが出来ました☆


相変わらず、毎日はしゃいで大忙しのアカハナグマ達ですが、4月27日から新しい仲間が2頭増えました。
名前は「リンゴくん」と「イチゴちゃん」

「トマト」と「アズキ」に加えて、さらににぎやかになりそうです♪

みなさん、ぜひ4頭のパワフルな姿を見に来てくださーい。

セミホウボウを紹介します。

  • 2011.04.28
  • 魚類担当
  • 飼育担当


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海遊館に入館して一番最初の水槽「アクアゲート」です。頭上には渦を巻くようなカタクチイワシの群れ。

今回は「アクアゲート」で展示中のセミホウボウをご紹介します。
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「瀬戸内海」水槽で展示中のホウボウに似た魚です。

ではセミホウボウとホウボウの違いを探してみましょう。
まずはセミホウボウ↓

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そしてコチラがホウボウ↓

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まず、セミホウボウの頭の上に2本の"羽"の様なものがありますが、これは「遊離刺(ゆうりきょく)」と呼ばれる背鰭の一部が離れたもので、ホウボウにはありません。 semihoo.JPG

 

胸鰭の形、色もホウボウとかなり違いますね。
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そしてホウボウには、胸鰭の一部が変化した「遊離軟条(ゆうりなんじょう)」(写真赤マル)があり、これを足のように使って底を這って移動しますが、セミホウボウにはありません。代わりに腹鰭を使っています。  

「アクアゲート」のセミホウボウ、「瀬戸内海」水槽のホウボウ、見た目の違いだけでなく、鰭の動かし方なども良く観察してみてください。

おもしろいですよ!


さかな博士?(飼育係のお兄さんお姉さん)がやってくる!

  • 2011.04.27
  • 魚類担当
  • 飼育担当

私は魚類の飼育を担当していいます。普段は魚たちのお世話をしているのすが、先週の土曜日は、いつもと違った仕事を担当しました。

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大阪港区の海遊館から飛び出して、吹田市立千里山にある「佐井寺図書館」に行きました。
「さかな博士がやってくる!」というテーマで、吹田市の地元の方々に、ジンベエザメなど海遊館の
生き物について映像や標本を使ってお話をさせていただいたのです~。

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大きさ5mの「じんべえのぼり」をみんなで持っている様子です。
私たちが着ているのは「じんべえ羽織」という昔の着物です。
じんべえ羽織の模様とジンベエザメの背中の模様が似ていることから、「じんべえザメ→ジンベエザメ」という名前がつけられたと言われています。

大雨の中、たくさんの子供たちが来てくれました。そして1時間半という長い時間にもかかわらず、最後まで真剣に、そして楽しくお話を聞いてくれました。みなさん、ありがとうございました~!
実は、少し緊張していたのですが、みなさんの、すばらしいリアクション!と笑顔!に支えられて、無事終えることができました。

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魚たちのお世話も大切ですが、子供たちにいろいろとお話することも、楽しくて大切な水族館の活動ですね。次の機会もがんばりまっす!!

「海の王者」と遭遇!

  • 2011.04.26
  • 以布利センター
  • 飼育担当

昨年の10月から今年の3月まで、高知県土佐清水市にある、「大阪・海遊館海洋生物研究所以布利センター」(長い...)に赴任していました。

これはその時の出来事です。

昨年11月のある日、漁師さんの定置網漁に同行していました。

いつものように網を引き揚げているとき、漁師さんの一人が大きな声で「サメがいるぞ!」と言いました。その漁師さんの指差す先を見ると、大きな影が網の中を泳ぎまわっています。その大きな影がすごいスピードで近づいて来た次の瞬間、網の中で大きな水しぶきが上がりました。

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「何だろうと?」思って作業を続けていると、ついに正体が明らかになりました。

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何と、正体は「海の王者」ホホジロザメでした!大きさも4メートル以上ありそうです。 

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大柄な漁師さんが小さく見えます。

サメの仲間は、あまりいい値段で売れないので、結局逃がすことになりました。
 
以布利の定置網で、過去13年間の間にホホジロザメが採れたのは、これが3回目です。とても貴重な体験をすることができました。
 
この「海の王者」をいつか海遊館で展示できたらいいですね。

ドフラインクラゲ

  • 2011.04.24
  • 魚類担当
  • 飼育担当

ドフラインクラゲの展示を始めました。春になると各地で見られるクラゲですが、なぜか最近は縁がなく、採集できないことが多かったので、久々の展示です。
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さっそく撮影。だいたいこんな、リラックスして触手が伸びたのを撮りたくなっちゃうもんですが、
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私の好みは泳いでるところ。触手の乱れに動きを感じられるでしょうか。

かわコレ♪【パート4】

  • 2011.04.23
  • 魚類担当
  • 飼育担当

「かわコレ」の会場へ上がる階段には、こんなしかけが!!

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かわいいお魚たちが、会場へ案内します。ちょっと会話を聞いてみましょう。

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(タッチしてみたい!) 

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(行こ!行こ!) 

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(どんな魚たちがいるんやろ!?) 
この続きは、「かわコレ」で・・・

寝姿

  • 2011.04.22
  • 海獣担当
  • 飼育担当
「モンタレー湾」水槽を上部から撮影しました。中央に何か見えます。
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拡大します。ゴマフアザラシアザラシでした・・・。無防備です、無防備すぎです。手をあげています。降参しているのでしょうか?何に降参しているのでしょうか?僕には分かりません。
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観覧通路から見るとこんな様子です。いくら住み慣れた水槽とはいえ、お客様に見られていることを意識して頂きたいものです。

ゴマフアザラシの「ショウちゃん」でした~。
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肌身はなさず。

  • 2011.04.21
  • 海獣担当
  • 飼育担当

カリフォルニアアシカの「ソラ」には最近お気に入りの遊びがあります。
それは飼育係員お手製のホースとロープで作ったおもちゃで遊ぶこと。


水中では器用にあしに引っかけて泳いだり、陸上では口にくわえてブンブン振り回したり。

あまりに激しく遊ぶので、大人のアシカたちはちょっと迷惑そうにしていることもあります(苦笑)

でも「ソラ」が水中で引っぱるおもちゃを、ゴマフアザラシが追いかけて遊ぶこともあるんですよ。


とにかく「ソラ」は、おもちゃがあれば常に持ち歩いているといった状態です。

普段はおもちゃに飽きてしまわないように、夕方に回収するのですが、たまたま「ソラ」に渡したままになっていたある日の夜。

見に行ってみると・・・

他のアシカに取られまいと、しっかり肌身離さず押さえて寝ていました(笑)


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カメラを向けていると・・・
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「何?私のおもちゃなんだから。あげないわよ!」
そんな感じで見られたのでした。
本当に好きなんだね~。

おやこって似るもんだ。

  • 2011.04.20
  • 海獣担当
  • 飼育担当

今月でうまれて9カ月になりました、カマイルカのアクアです。
最近は私たち飼育係にも興味津津!
先日ご報告したように、水面でアクアの体に触れることができるようになりました。

水中では・・・潜っている私のそばに来ては

「ミャーーーー」
とか
「プププププ」
とか
何か話しかけてきます。

でも、なんて言っているかはわかりません♪
知らない方がいいかもですね♪

話変わって、
カメラ初心者ながら、いい写真が撮れました!!(自己満足?)
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頭の形や、剃り込みの様な模様がそっくり。

どっちがアクアで、どっちがお母さんでしょう?

正解は
左がアクア、右がお母さんです。

なでるとアクアはつやっつやです。
若いっていいなぁ~

ここが好き♪

  • 2011.04.19
  • 魚類担当
  • 飼育担当

海遊館では夕方の5時をまわると館内の照明が夜仕様にかわり、昼間とは違った生き物たちの様子をご覧いただくことができます。

例えば、寝ているところや、夜行性の生き物たちが活発に動くところなど、それぞれに特徴があります。

なかでも寝る場所には個性あり♪

torahu.JPGトラフザメ♀【愛称:おかん】は太平洋水槽の中でもここが好き♪

ここって?

ちょっとわかりにくいですが、グレートバリアリーフ水槽の最下層の反対側です。
(本当に分かりにくいな...汗)

運が良ければメガネモチノウオ♂【愛称:ナポちゃん】と寄り添っているのがみられるかも!!


そして、その左隣では... P4020004.JPG

エアレーションの上を陣取ってるタマカイ【愛称:大きい方】にも会えます。
今日はその下でアカエイも休んでいました。

種類は違えど、好きな場所は同じだったりするんですね★

飲んでる!?

  • 2011.04.18
  • 海獣担当
  • 飼育担当

カマイルカが生活している「タスマン海水槽」の上部にボールがあるのですが、皆さんご存知ですか?

このボール、下からジャンプして上手にタッチできると‥‥

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上から水がっ!
水を飲んでるように見えるのですが、
飲んでいるのではなく、口の中に水があたる感触を楽しんでるみたいなんです。

水槽にボールがぶらさがっていたら、イルカたちのようすを見てください。水で遊びたくなるとジャンプしますので、決定的瞬間をカメラに収めてくださいね。
でも、難易度は高めです‥・





今年は隠れ家的に仕上げました。

  • 2011.04.16
  • 海獣担当
  • 飼育担当

予備水槽で飼育しているイワトビペンギンたちに巣材を投入しました。

今年は昨年に比べ、より個室感がでています。

ペンギン達は巣材を必死に集め、巣作り中です。
しかし、中には上手に巣が作れず、散らかすだけのペンギンもいます(笑)

現在は2組みのペアが出来ています。
このまま順調に産卵し、雛が誕生することを祈っています。


この奥は・・・・
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ジャジャーン!
毎日、巣作り頑張ってます!

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森のおしゃれさん☆

  • 2011.04.15
  • 魚類担当
  • 飼育担当

ぽかぽか あったかい 春は、おしゃれをしてお出かけしたくなりますね。

今日は、「日本の森」のおしゃれさんをご紹介~。

トップバッターは!!!

赤いお洋服に素敵な帽子をかぶった

『ヤマツツジ赤』さんで~す。

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帽子を脱ぐと。。。

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お次は~??

『ヤマツツジ赤』のお友達、『ヤマツツジ白』さんで~す。

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帽子を脱ぐと。。。

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おぉ~どちらもお美しい~(*^_^*)

おっと、こちらにも!!!
『コバノミツバツツジ』さんですね~。

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帽子を脱ぐと。。。

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なんと!花びら一枚だけに違う模様があるとは。
このおしゃれに昆虫たちも誘われてしまうわけですね。

以上、「日本の森」のおしゃれなツツジのご紹介でした~☆笑

ぅ~ん、しあわせ~

  • 2011.04.14
  • 海獣担当
  • 飼育担当

すっかり暖かく、春らしくなりました。

110412ishikawa2.JPGこちらは近くの公園に咲いていたサクラ。満開です!

動物たちもこの暖かさに酔いしれています。

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ゴマフアザラシのチチ(左)・ネロ(右)です。
暖かさと、この顔、見ているだけで幸せですね。

業界用語?

  • 2011.04.13
  • 魚類担当
  • 飼育担当

写真の飼育係は、何をしているところでしょう?


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これはジンベエザメの観察をしているところです。毎日行います。

生き物の観察のことを、わたしたちの業界用語で【ワッチ】と言います。由来は英語のWatch(見る)です。


この機会に、業界用語(海遊館だけかも?)を、こっそりお知らせしましょう。

 

○○給(○○きゅう)

 ○○給餌の略。

 例)イル給(イルカ給餌)、アシ給(アシカ給餌)、潜給(潜水給餌)

保定(ほてい)

 生き物を押さえて動かないようにすること。主に検査するとき。

 例)おい!そのサメ、しっかり保定せんかい!咬まれるど!(魚類担当K氏、和歌山弁バージョン)

Wキャッチ(だぶるきゃっち)

 通路と水槽の間にあるスペース。生き物が水槽から出てしまわないよう二つの扉があり、その間のスペース。 

 例)Wキャッチの扉、閉めたかな?忘れたんちゃう?もっかい見に行くわ~、やば~(汗)

誘導(ゆうどう)

 生き物を、ある場所から違う場所まで連れてくること(無理やりではなく)。トレーニング時に使う。

 例)Wキャッチに誘導しまーす。(あんたが誘導されてるやん~)

シャワリング(しゃわりんぐ)

 凍結保存していた餌を水のシャワーで融かすこと。

 例)サバとシシャモ、シャワリングしといてな。(時々、シャワーが自分に向いてずぶ濡れになる...)

淡注(たんちゅう)

 海水魚の飼育水槽では、蒸発により塩分濃度が濃くなることがある。その分の真水を追加すること。淡水注入の略。

 例)比重が上がったので淡注します。(淡注中(たんちゅうちゅう)は、現場を離れてはいけません)

ベネる(べねる)

 魚類の寄生虫の一種、ベネデニアが寄生すること。

 例)ミーティングにて、後輩「先輩、ベネってきました。」 先輩「どこで?誰が?どれくらい?ちゃんとわかるように言いや~」

○○ペレ(○○ぺれ)

 金魚の餌のようなつぶつぶのペレット(人工餌料)のこと。コイペレ(コイ用ペレット)、アユペレ(アユ用ペレット)。

(例)「アユペレないやんか~、最後つこたんだれ~、も~、入れといてや~」(実在のF氏)

薬浴(やくよく)

 薬を溶かした水に魚を浸けて治療すること。

 例)ベネってるから薬浴せなあかんで。(ミックスバージョンです)

T0~T14(てぃぜろ~てぃじゅうよん)

 海遊館の展示水槽につけられた番号で、飼育係は水槽を番号で呼ぶ。観覧順路に沿って順番に番号がついている(T0はアクアゲート、T14は日本海溝水槽)。TはTank(水槽)の略。

 例)T9(太平洋水槽)で、A氏「マダラトビエイの潜給してくるわ~。」 B氏「Oh!センキュー」

 

観覧通路で飼育係同士が話をしているのをよーく聞いてみると、他にもいろんな業界用語がでてきます。

展示水槽を番号で呼べるようになったら、かなりの海遊館フリークかもしれません~

「あっ、潜給の時間だ~!」




近況報告。

  • 2011.04.12
  • 海獣担当
  • 飼育担当

2010年7月に海遊館で生まれた、カマイルカ「アクア」の近況報告です。

前回紹介したとき同様、水面に浮かぶ私たち係員の足にはとても興味を示します。

こんな感じで・・・

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そしてやっとこの日がやってきました。
そう、「アクア」が自分から係員に近づいてきて体を触らせてくれたのです。
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係員の正面にいるのが「アクア」です。
周りのイルカたちが係員と遊んでいるのを見て、
『私もちょっと怖いけど気になる~』といった感じで近づいてきました。
これからが楽しみです。

と、こんな風に「アクア」を撮っていたら私の目の前に・・・
MYU.JPG『私も撮ってー!』
人と遊ぶのが大好きな「ミュー」が現れたのでおまけでパチリ。

ペアになれたクマノミたちとその仲間たち 開催期間延長!!

  • 2011.04.11
  • 魚類担当
  • 飼育担当
かわいいクマノミたちですが、なかなかペアになれない種類のクマノミがいます。

スパインチークアネモネフィッシュという名前なのですが、
なかなかの暴れん坊で、同じ種がいるとすぐケンカします。
そうじのため手を入れると指に噛みつきます。けっこう痛いです。
そのためずっと1尾で飼育していましたが、予備水槽で偶然ペアになり
閉館後に展示してみました。環境が変わってもいまのところは喧嘩せず。
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こちらはクマノミ。そのまんまクマノミ。
クマノミはペアで飼育していましたが、ケンカしたので別居していました。
またペアを見つけて展示に出してみました。このペアはまだまだ不安です。
ちょっと離れることが多いです。両ペアとも残りの期間仲良くしてほしいものです。
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つづいてクマノミ展示室の中央にある水槽をのぞいてみると・・・

あらあら頭の先が赤いトウアカクマノミさんではありませんか。
そのイソギンチャク、あなたには小さすぎませんか?
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カクレクマノミは日中イソギンチャクの外で泳いでいることが多いですが、
夜間はこんな風に隠れてます。カクレクマノミだけにカ・ク・レてます。
カクレクマノミは他の種に比べると群れで飼いやすいですが、実はケンカが絶えません。
今は落ち着いていますが、一時期は展示と予備水槽で入れ替わり立ち替わりで大変でした。
それぞれの体の大きさなのか、飼育する数のせいなのか、レイアウトのせいなのか、
イソギンチャクのせいなのか、水温のせいなのか、わかりません。落ち着くまで苦労しました。
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ん?カクレクマノミの中にエビがいる!

その名もシロボシアカモエビ。白い靴下はいてるように見えますよね?
・・・英語ではホワイトソックスと呼ばれることもあるんですね。
主役のカクレクマノミよりも目立つこと多々あり。
彼らはたぶんこう思っていることでしょう。
「今に見てろカクレクマノミ、次の主役の座は我々のもんや」
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またまたトウアカクマノミですが、左後方になにかが見えますね
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隠れキャラのユビワサンゴヤドカリ、
「今に見てろ、そうじ役で雇われたが、いつかきっとありのままの自分の姿を間近で見せてやる」
何が言いたいかよくわかりませんが、このような隠れたキャラクターもいるので
見つけてみてください。
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以上、クマノミ展のご紹介でした。
5月8日まで約1ヵ月間の開催期間延長になりました。
14:40には簡単な解説もやっています。ぜひぜひお越しください。
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貝の代わりに

  • 2011.04.10
  • 海獣担当
  • 飼育担当

ラッコのごはんと言えば...

「貝っ!!」

そうですよね
ラッコと言えば皆さん、貝をお腹の上で割って食べる姿を想像されると思います。

海遊館のラッコ達、ラッコのくせに貝があまり好きではありません...。

でも、
やっぱりラッコ本来の姿?、お腹の上で貝を割る様子を見て頂きたい!
そしてラッコにも道具を使うという本来の行動を忘れてほしくない!
ということで、貝の代わりに大好きな氷をあげています。


大きなかたまりの氷を2つ用意すると、

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一つはお腹の上にのせて、もう一つは前足を上手に使って持ち...
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お腹の上で貝を割るように、氷どうしをたたきつけます。
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この氷を割る様子は、お客様にも大人気です。

ピカというラッコだけはしばらく水面で氷を食べた後、陸に上がって水槽の岩で氷を叩き割ったりするんですよ。
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冷たい海で暮らしているのに、冷たい氷を食べて寒くならないのかな~と思いますが、氷を割ったり、がりがりとがじったりするのは、とても楽しいようです♪

これ何の花??

  • 2011.04.09
  • 魚類担当
  • 飼育担当

「日本の森」でこんな花を見つけました。

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何の花かわかりますか???
ヒントは。。。

①花の上に付いている屏風のように折りたたまれた葉。
②秋になると大きな葉が綺麗な赤色になります。

答えは~。

『ハウチワカエデ』

カエデの葉はよく知られていますが、花はあまり知られてないようですね。

『ハウチワカエデ』は葉の形が天狗の羽団扇に似ていことから名前がつけられたそうです。
花は写真のように数個がひとかたまりになっていて、雄花と雌花が混在します。

ちなみに、おしべが花びらから飛び出ているのが雄花です。

秋に有名な植物でも、季節ごとにいろいろな姿をみせてくれておもしろいですね。
みなさまも野山に出かけて、たくさんの姿を発見してみてくださ~い。

かわコレ♪【パート3】

  • 2011.04.08
  • 魚類担当
  • 飼育担当
特別企画展示「かわいい!コレクション」(通称=かわコレ)では小さくてかわいらしい生き物だけでなく、ちょっと変わった姿の生き物も紹介しています。
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それが、こちら。
カエルアンコウの仲間です。
よく見ると何やら頭の上でフリフリ♪
これは「エスカ」と呼ばれる疑似餌です。
餌となる小魚をおびき寄せて一瞬でパクリ。
捕食シーンはなかなか見応えがあります。
皆さんも、そんなシーンに遭遇できるかも!!
その時は目をよーく凝らして見てくださいね。なんてったって一瞬ですから。

祭りだ祭りだ~♪

  • 2011.04.07
  • 魚類担当
  • 飼育担当

「日本の森」カワウソ水槽にアユをお迎えして、はや半月が経とうとしております。

群れになり泳ぐアユはと~ても綺麗です。

ただ。。。感動しているのは係員だけではないようですよ。

そう、ここは。。。。

「か・わ・う・そ」水槽


じ~~っと見つめてみたり

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そして本能と言いましょうか、アクリル前ではこんな華麗な技も飛び出します。

「まずは左前足!」
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「次に右前足!!」

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ぐいっと踏ん張って~
「とりゃ~!!」

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みごとなターンが決まりました。

毎日がお祭り騒ぎです。

そして~たまに~

「ぱくっ!!」

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あ゛っ。。。。

そうだよね。カワウソだもんね。
たまにはね。
でもちゃんとお食事タイムも起きてきてね。
餌もってるのに来てくれないと寂しいんだから~~(T_T)

こうやってデビュー

  • 2011.04.06
  • 魚類担当
  • 飼育担当
【パナマ湾】水槽のアカハナグマ。

2月19日に引越ししたときの様子をご紹介します。
移動用の特別な容器に入れてバックヤードからパナマ湾水槽へ移動します。
もともと好奇心旺盛なトマトとアズキですが、さすがに新しいところに連れてこられて
「さぁ、どうぞ、出ていらっしゃい」
と言われても
「怖いよー」「出たくないよー」
といった様子。
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そこでハナグマたちの大好きなペレットという人工の餌で呼んでみると
「お腹ぺこぺこ、食べたいなぁ」
「もう我慢できないよー」
完全にチラ見してますね!!
この後、無事容器から展示へ出てくれました。

今では展示ではしゃぎまくっています。
みなさん、ぜひかわいいハナグマたちに会いにきて下さいね。

のぞいてみよう!

  • 2011.04.05
  • 海獣担当
  • 飼育担当

さてさて、ここはどこでしょう?

201103ishikawa1.JPG最近、秘密にしていたある場所から、中をのぞき見できるようになりました!

201103ishikawa2.JPGほら、丸い窓の奥にいるのは?わかるかなぁ?

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スナメリの"コチョボ"は、好奇心旺盛。

のぞき見されているのは、私たちの方かもしれませんね~。

これは何だ?

  • 2011.04.04
  • 海獣担当
  • 飼育担当
赤いカラーコーン。
これは何に使うのでしょうか? karakon1.JPG


並べてみました。
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近づいてみました。
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のぞいてみました。
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かじってみました。
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ラッコのおもちゃなのでした。

オウサマペンギンのヒナは今・・・

  • 2011.04.03
  • 海獣担当
  • 飼育担当

昨年9月と10月に誕生したオウサマペンギンのヒナは順調に成長しています。

最近では、親から離れていることも多く、好奇心も旺盛です。

ペンギンは見た目でオス・メスが見分けられないため、採血を行いDNAで調べます。
まだ、綿羽(茶色い羽)で覆われている為、個体識別用のIDバンドは装着できませんが、結果は・・・9月生まれのK-230はメス、10月生まれのK-231はオスでした。
羽が抜け換わった後、装着します。

ここで早くもIDバンドの色をご紹介!!
K-230→右の翼に背中側から紫・茶・赤・白、K-231→左の翼に背中側から紫・茶・赤・黒となります。
完全に羽が抜け換わるのは、だいだい6月頃と思われます。
その時期に海遊館に遊びに来られた際は、南極大陸水槽で暮らすペンギン達のIDバンドに注目してもらえると嬉しいですね。もしかすると遊泳訓練の様子が見れるかもしれませんよ☆

また、今は係員の手から餌が食べられるように訓練を実施中です。
その方法は・・ヒナが暴れないよう足で挟み、口から無理やり餌を挿し込みます。

ちょっとかわいそうなんですが、こればっかりは仕方ないんです。

係員も心を鬼にして取り組んでいます。1日でも早く訓練が終われるよう、頑張って食べて欲しいですね。

もし、そんな光景を見られて、いじめているわけではありませんので、ご安心ください。むしろ、ヒナ!頑張れ!!と応援してあげてください。


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新星開花☆

  • 2011.04.01
  • 魚類担当
  • 飼育担当

最近、暖かくなったり、寒くなったりですが、みなさま体調をくずしていませんか?

「日本の森」では、春の到来を感じさせる「シャガ」の花が開きましたよ~。

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花びらは細かい切れ込みが入り、とってもゴージャスな感じです☆笑

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「日本の森」は、季節に合わせて、緑が豊かになったり、いろんな花が咲いたりと、四季のある日本の美しさを感じさせてくれます。

さて、「シャガ」のお花に癒されたことだし、今日も元気出してがんばります~!

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