大くん ふるさとへの旅 最終回
- 2011.01.20
- 魚類担当
この号からご覧になった方に、少しこれまでの経緯を説明させていただきますと...
体調を崩してしまったジンベエザメの「大くん」。療養のため18時間もの船旅を経て、高知県の足摺岬港へと到着しました。詳しくは、海遊館日記「大くん ふるさとへの旅 PART1・2」をご覧下さい~
さて、ここから「大くん」の旅も佳境を迎えます。
まずクレーンを使って「大くん」を収容したコンテナを特殊な大型トラックに乗せます。
落としてしまったり、輸送中に外れてしまったら大惨事!!慎重に慎重に作業を進めます。
トラックが揺れて、大くんの負担にならないよう、ゆっくりと以布利センターのある以布利港を目指します。
「なんで直接、以布利港にいかないの?」って思いますよね?
実は、大阪から高知までの船旅に使用する輸送船はとても大きいため、小さな以布利港には入れないのです。そのため、大型船を停泊することができる、足摺港からトラック輸送を行いました。
さぁ、いよいよ以布利センターに到着です!
クレーンを使ってコンテナごと水槽に入れるのですが・・・、
実は、以布利センターにはジンベエザメ収容のための特別な仕掛けがあります。
なんと!!天井を外して、その穴から直接水槽にコンテナを入れることができるのです!すごい!
こうして、丸1日以上かかった大くんの旅路も、無事に終わりを迎えることができました。
心配していた「大くん」の健康状態も順調で、水槽に入るとすぐに泳ぎ、スタッフ一同ほっと安心しました。
これからも、私たちは大くんの体調回復に全力を尽くします。
「大くん」がはやく元気になりますように...!