親の愛情
- 2010.09.27
- 魚類担当
「アクアゲート」水槽に、クロホシイシモチという魚がいます。
本州中部以南の岩礁域に多く見られる魚で、普段は群れをなして生活しています。
しかし初夏から秋にかけての繁殖期になると、次々にペアをつくり産卵します。
さてここからがすごいんです!
メスが卵を産出すると同時に、オスが精子をかけたかと思うと、素早くオスがその卵の塊を
パクリと口の中へ・・・えっ・・・なんで?まじで?食べた?・・・のではありません。
外敵から卵を守るため、孵化して仔魚が泳ぎだすまで、オスは口の中の卵を大切に保護する
のです。
現在、「アクアゲート」水槽では、ペアが続々誕生中です!ちょっとあごの下が膨らんでいる
クロホシイシモチを見つけたらよ~く観察してみてください。運が良ければ口の中の卵が
見られるかもしれませんよ!!
仲良く寄り添うクロホシイシモチのペア(手前のお腹が大きいのがメス、奥がオス)