サメにもハズバンダリートレーニング
- 2010.04.20
- 魚類担当
海遊館では以前から、サメやエイなどの魚の健康管理の為に採血検査を行っていました。
ですが、検査のたびに嫌がるサメを固定する方法だったので、サメが暴れしてしまい、健康管理どころか逆にサメの体調を心配しなければならないこともしばしば。
そこで、ハズバンダリートレーニングをなんとかサメにも応用出来ないものかと考えました。
ハズバンダリートレーニングとは、生物の健康管理のために行う訓練のことです。
例えば、イルカの体温測定は肛門に計測機器をいれて行うのですが、その際、お尻をこちらに向けさせなければなりません。そこで、イルカに対し「水面で仰向けになりなさい」と指示を出し、それに従うようにする訓練のことで、動物を飼育している園館を中心に、多くの水族館で取り入れられています。
今回、サメの採血も仰向けの状態でできるようにするため、イルカ同様、サメにも仰向けにするハズバンダリートレーニングを行うことにしました。ですが、なかなかイルカのようには行きません。訓練をはじめて2カ月目ぐらいまでは、「やはりサメに訓練は無理なのか?」と思うこともありましたが、根気よく訓練を半年間続けた結果、無理やりサメを固定することなく、仰向けにして暴れさせずに採血を行うことが出来るようになりました。
今回の成功を基に、生き物達をより健康に飼育出来るように頑張っていきたいと思います。
ですが、検査のたびに嫌がるサメを固定する方法だったので、サメが暴れしてしまい、健康管理どころか逆にサメの体調を心配しなければならないこともしばしば。
そこで、ハズバンダリートレーニングをなんとかサメにも応用出来ないものかと考えました。
ハズバンダリートレーニングとは、生物の健康管理のために行う訓練のことです。
例えば、イルカの体温測定は肛門に計測機器をいれて行うのですが、その際、お尻をこちらに向けさせなければなりません。そこで、イルカに対し「水面で仰向けになりなさい」と指示を出し、それに従うようにする訓練のことで、動物を飼育している園館を中心に、多くの水族館で取り入れられています。
今回、サメの採血も仰向けの状態でできるようにするため、イルカ同様、サメにも仰向けにするハズバンダリートレーニングを行うことにしました。ですが、なかなかイルカのようには行きません。訓練をはじめて2カ月目ぐらいまでは、「やはりサメに訓練は無理なのか?」と思うこともありましたが、根気よく訓練を半年間続けた結果、無理やりサメを固定することなく、仰向けにして暴れさせずに採血を行うことが出来るようになりました。
今回の成功を基に、生き物達をより健康に飼育出来るように頑張っていきたいと思います。