カワウソ6頭展示開始!
- 2010.03.30
- 海獣担当
「日本の森」水槽では、3月19日からコツメカワウソの数が大幅に増えました。
お父さん、お母さんと別れたこどもたち、最初は不安そうでしたが、イブキおじさんが
これからこの「おとこ組」でがんばりまーす。
写真は「日本の森」の寝室の中です(うまくとれなかったので)。
ある日、朝一番に生き物たちの様子を確認するため、館内を歩いていた時のことです。
ちょうど「太平洋」水槽の底の辺りで、水槽の方から「グウーグウー」と奇妙な音が聞こえてきました。
「何の音だろう?」と耳をすませると、その音はどうやら水槽の中から聞こえてきます。
驚いて水槽の中を観察していると、その音に合わせてある魚の群れが動き回っています。「オオニベ」という魚の群れです。
それを見た瞬間になるほどと思いました。
実はオオニベの仲間は浮き袋を震わせて鳴き声を出すことが出来ます。その音が愚痴を言っているように聞こえることから、名前の一部に"グチ"とつく種類もいるほどです。
カマイルカを飼育している「タスマン海」水槽では、耳をすませるとイルカの鳴き声が聞こえることがありますが、「太平洋」水槽でも耳をすませるとオオニベの鳴き声が聞こえるかもしれませんね。
これは約10㎏の冷凍アジです。
現在海遊館では、毎日このような冷凍アジだけでも25㎏以上使用しています。
私たちは毎日大量のアジの中から、脂が乗っていると思われる大きいアジを厳選し、スナメリたちに与えます。
モンタレー湾水槽に朝掃除に行った時です。
ゴマフアザラシのネロが寝ていました。
しばらく見てると...
寝ぼけてます。
またまた見ていると...
起きちゃいました。
ネロさん、起こしてごめんなさいっ。
以前、このブログで生き物クイズがあったのを覚えていますか?
眼のアップの写真で、1問目の答えは「カマイルカ」でした。
それではここで2問目の答えを発表します!みなさん、答えが分かりましたか?
答えは・・・
そうです!「スナメリ」でした!
本日3月12日(金)にデビューしました。よろしくお願いしまーす!!
これ、何でしょう?
正解は、魚の寄生虫です。「ハダムシ」と言い、魚の体表に寄生して悪さをするんですね。水族館ではよく見られる寄生虫です。
この写真では、眼の角膜表面にハダムシが寄生しているのが分かると思います。
「モンタレー湾」水槽の水面に浮かぶフロート。木で作られているように見えますが、四隅以外はすべて強化プラスチックです。本物と思われた方もいらっしゃるのでは?
さてさて、そのフロート上に乗っているのは、まさかアシカのう〇こ?アザラシのう〇こ!?
いやいや、もしそう見えても違いますから(汗)。ていうか、そう見えたのは私だけ!?
「太平洋」水槽のある一画に、いつもイヌザメ達が集まる場所があります。
それも二重三重に覆いかぶさっていることが多いんです。
狭いとこが好きなのはわかるけど、しんどないんかなぁ?
他にもよさそうな場所があるのに、今日もまたいつもの場所で集まっています。
海遊館ギャラリーの入口の階段の下に以前からカクレクマノミを展示しています。
この魚は映画の主人公になったこともあって、とても人気者の魚です。また、カクレクマノミを含むクマノミの仲間が、イソギンチャク等と共生して身を守ることもよく知られています。
ですが、それ以外にもカクレクマノミにはあまり知られていない秘密があります。
それは生まれた時はすべてオスで生まれて、群れの中で1番大きなオスだけがメスに性転換するということです。
これを人間に例えてみると・・・お母さんがいなくなってしまうと、お父さんがある日突然お母さんになって、そのお母さんがいなくなると次はお兄さんがお母さんに・・・。
どんどん話がややこしくなりそうなのでこのぐらいにしときます・・・。
カクレクマノミはただカワイイだけではなく、こんなすごい秘密があったんです!
まず、泳いでいるマンボウを傷つけないようにシートで捕獲し、血管の位置をエコー(超音波画像診断装置)で調べます。
(写真のマンボウは上下がさかさまです。)
血管の位置がわかれば特殊な注射器を使用して、採血をします。
突然ですが、ここで生き物クイズです。
下の写真の生き物は誰かな?海遊館で暮らしているよ!
日本の森では、以前から「イワナ」を展示していました。
イワナは肉食性が強く、成長すると30㎝以上になる淡水魚です。1日でも早く大きく育ててあげたいと思う反面、展示水槽が狭い為、大きくなり過ぎると他の魚を食べてしまいます。
以前に飼育していたイワナ達は、毎日沢山餌を食べ、みるみる大きくなりました。そして、他の小さい魚達までも食べまくりました。担当として悩みに悩んだ結果、イワナを全て取り上げる決意をし、その日以来、水槽から姿を消しました。あれから数年・・・
久々に彼らが帰って来ました!今は、一緒に暮らすアマゴ達と同じぐらいのサイズなので大丈夫ですが、今回は成長にムラがでないよう、餌の量を調整しながら飼育しています。