長旅、おつ!
- 2010.01.08
- 魚類担当
12月19日、高知県土佐清水市にある大阪海遊館海洋生物研究所以布利センターから、大きさが人間とほぼ同じ150cmのアカシュモクザメの輸送に成功しました。手前味噌ですが結構スゴイことなんです!
遊泳性のサメ類の輸送は大変難しく、通常は小さなサイズの個体を大きな活魚車の中で自由に泳がせながら輸送する"Free-swimming型"を用いるのですが、今回は大型の遊泳種なので、上の写真のようにシュモクザメの体を固定して前方から水を流して輸送する"Restrained型"という方法を、初めて採用しました。
体を固定している負担を軽減するために、2時間おきに血管内に輸液も行いました。ちなみにこの輸液剤、サメ用に調整したスペシャルカクテルです。
これは運転しながら、輸送中のシュモクザメの状態をチェックできるモニターです。ハイテクッ~!
輸送時間はなんと8時間!「無事に海遊館に到着してくれ!ガンバレ、アカシュモク!」と祈る思いで海遊館に到着、ドキドキしながら太平洋水槽にリリース(汗)・・・・・・・・・・・・・・・・・平然と何事もなく泳いで行きました(泣)
次回海遊館に来られたら、この高知県生まれのツワモノを探してみてくださいね。
次回海遊館に来られたら、この高知県生まれのツワモノを探してみてくださいね。