カラフルな紐♪
- 2010.01.31
- 海獣担当
「ピッ」という音を鳴らしてOKサインを出します。
ご覧の通り、紐の色は人によって様々です。中にはセンスの悪い係員も・・・(笑)
しかも、これ1つ1つ微妙に音が違うんですよ!また、吹く息の強さによっても変化します。
さて、動物たちは音の違いに気付いているんでしょうか???
1月12~14日の休館日を利用して、「エクアドル熱帯雨林」水槽の改修工事を行いました。
まず、全生物を予備水槽に移動させ、水槽の水をすべて抜きました。
中でも、キュビエムカシカイマンの移動作業はとても大変でした。
小さいとは言え、ワニはワニです!とんでもないパワーがあり、捕獲で使用する網に絡まって怪我をさせてしまう可能性もあります。
男性スタッフ数名が汗をダラダラ流しながら、慎重に作業を進めました。正直、ヒヤっとする場面もありましたが・・・。
その後、オオヨコクビガメと魚を取り上げ・・・結局、移動作業が終了した時は夜中になっていました。
そんな苦労もあり、改修工事は無事成功!とても自然に違和感なく仕上がっています。
改修した水槽内の様子は写真ではなく、実際に見に来て頂きたいと思います!
変わったところがわかるでしょうか??
皆さんはペンギンの耳って見たことがありますか?
実はペンギン、耳がとってもいいんです。
ペンギンの大部分は、大集団を作って繁殖をするのですが、その時に、赤ちゃんペンギンは
自分のお父さん・お母さんを鳴き声で識別していると言われています。
たくさんいるペンギンの中から、自分のお父さん・お母さんを探すのってすごく大変そうですね。
では、ペンギンの耳がどこにあるのかというと...
海遊館では多くの生きものを飼育しています。
そこで我々飼育係員は新鮮なえさを準備しなくてはなりません。
ジンベエザメが食べるオキアミから、イルカやアシカが食べるお魚さんまで。
そこで特に気を付けているのが、
去年の12月2日に続いて潜水掃除のお話です。
今回はダイバーの右手に持っているものに注目してください!
見たまんまなのですが、普通のスコップです。これは底砂の中に溜まったゴミを掘り返すために使用しています。
この普通のスコップですが、毎日々使用していくといつのまにか普通じゃないことになるんです。
どうなるかというと・・・下の写真をご覧ください。
こうなります!!
新品と使用品でこんなに長さが違います。ここまでなるには半年から一年かかりますが、スコップも
ここまで使ってもらえると満足でしょう(笑)
下の写真に写ったあやしい機械。
ヒナの健康管理のために重要な機械なんですが、何かわかりますか?
実はこれ、ヒナを飼育している保育器内の温度を下げるためのクーラーです。
生まれたばかりのヒナは、まだ防寒用の羽根がしっかりと生えていないため、
寒さに弱く、親ペンギンのあったかいお腹の下で1日の大半を過ごしますが、
ヒナが成長するにつれ、ふわふわの綿羽(めんう)とよばれる防寒用の羽根が
生えてくるため逆に暑さに弱くなってしまうのです。
親ペンギンが育てている場合は、お腹の下からヒナが顔や体を出したりして
調整できるのですが、人工育雛の場合は保育器の温度をどんどん下げて
あげないといけないのです。
そんな時に登場するのが上のごっついクーラー。
このクーラーのほかに、保冷剤、扇風機なども使います。
ちなみに暑いときはこんな感じで腹ばいになって寝ています。
ここ数日、天保山ハーバービレッジを賑わせているものがあります。
それは、
黒いスズメ!!
テレビや新聞でもたくさん取り上げられているので、ご存じの方もおられるかと思います。
こちらの警備員や清掃スタッフによると、2,3か月前から目撃されているようで、
真っ黒のものと、黒みがかった茶色いものがいるとのこと。
恥ずかしながら、我々広報担当は全く知らず、新聞社の方が独自に取材された記事を
見て、初めて知ったという次第です・・・。
という訳で、さっそく写真を撮影してきました。
その前に、野生の鳥を許可なく捕まえたり、飼育することは鳥獣保護法で禁じられています。
また、ついエサを与えたくなりますが、しかしその結果、自分でエサを採る能力が低下したり、
栄養の偏りや、食べ過ぎ、肥満による健康不良に繋がります。
あくまでも自然のまま静かに見守ってください。ご協力お願いします。
では、ご覧ください。
たしかに全身真っ黒、足まで真っ黒のスズメです。
これは色素の異常による「黒化(こっか)」とよばれる現象で、スズメでこのようなことが起きるのは
極めて珍しいそうです。
あくまでも自然に見守ってくださいね。
大変好評をいただきました「ふれあいライブ館」は、1月11日をもちまして終了となりました。そして、翌日からの休館日にふれあい水槽の解体作業を行いました。
その休館日の出来事です。排水溝を開けたところ、思わぬ生物が現れました!
黒い穴の中に、白くて丸いものがいっぱいついているのが見えますか?
実はこれ、クラゲのポリプなのです!
もちろん「ふれあい水槽」にクラゲはいませんでした。
海水に紛れ込んできて、こんな場所で繁殖したのだと思います。すごい生命力!
ケースに移してみました。
クラゲ担当が責任をもって育てることにします。
うまくいけば、このポリプからクラゲの赤ちゃんが生まれてきます!!
え?なにクラゲかって?
・・・・・・・・さぁ。(笑)
ポリプだけでは種類を特定することは難しいのです。
何クラゲになるのでしょうか...、僕もとっても楽しみです。
1月16日(土)より、「太平洋」水槽に鬼の姿をしたダイバー、その名も「オニさんダイバー」が現れました。赤い体にトラ柄のパンツ、頭にはツノが2本生えていて、いかにも強そうです。
海遊館では、海遊館ならではの「節分の日」を味わっていただこうと、5年前からこの時期に「オニさんダイバー」が登場しています。
実はオニさんダイバーの本当(?)の仕事は、水槽内の清掃です。片手に金棒ならぬ吸盤をもちながら、一生懸命水槽の壁やアクリルを磨いたり、水槽の底にたまったゴミを掃除したりしています。
でも、皆さんと目が合うと、手を振ったりジャンケンをしたり遊んでくれますので、「オニさんダイバー」を見つけたら、大きく手を振ってね。
2月3日(水)まで待ってま~す。
何をしているところか、わかりますか?
水槽に入った2名の魚類係員が網を抱え魚を追っているところです。
1月11日で特別企画展示「ふれあいライブ館」が終了したので、それまでふれあい水槽に展示していたサメやエイなどを取り上げたのです。
最後に残ったのは、コガネシマアジ。捕まえにくかったので、途中で水を抜いて水位を下げ、あと、もう少しです。1時間ぐらいかけて取り上げた魚たちは、ジンベエザメのいる「太平洋」水槽や、トンネル型の「アクアゲート」水槽へ移動しました。
魚たち以外にも、ペンギンやカピバラ、カワウソなども、みんな無事に予備水槽へ引っ越しました。
12月19日、高知県土佐清水市にある大阪海遊館海洋生物研究所以布利センターから、大きさが人間とほぼ同じ150cmのアカシュモクザメの輸送に成功しました。手前味噌ですが結構スゴイことなんです!
遊泳性のサメ類の輸送は大変難しく、通常は小さなサイズの個体を大きな活魚車の中で自由に泳がせながら輸送する"Free-swimming型"を用いるのですが、今回は大型の遊泳種なので、上の写真のようにシュモクザメの体を固定して前方から水を流して輸送する"Restrained型"という方法を、初めて採用しました。
こちら海遊館ギャラリーのカワウソ親子水槽。
これはそこで1日に4回見られる光景です。
カワウソが6頭、家族そろって、扉に鼻をぴったりとくっつけて何をしているんでしょう。
生まれて4カ月になる子どもたちも、いっちょ前にお父さんお母さんの真似をしています。
実は、これエサやり前の風景。扉の向こうには飼育係員がスタンバイしています。
「ご飯早くちょーだいっ」と言わんばかりに息ぴったり。
このカワウソたちのいる特別企画展「発見!体験!ふれあいライブ館」は、2010年1月11日で終了します。
エサやりの時間にしか見ることのできない、カワウソたちの可愛らしい行動をぜひ見に来てください。
新年明けましておめでとうございます。今年も海遊館をご愛顧いただけますよう、よろしくお願いたします。
さて現在、恒例の「今年の干支・寅(トラ)にちなんだ生きもの」を展示しております。
今年の干支の生きものは「トラフグ」。ポチャリしたボディにおちょぼ口、パタパタと動くヒレが、「意外とカワイイ」と好評です。もちろんその倍くらい"おいしそう"という声も。
その他にも海遊館の"トラたち"を探してみましたので、ご紹介します。
まずは、「エクアドル熱帯雨林」水槽のタイガーシャベルノーズキャットフィッシュ。熱帯魚ファンにはおなじみ、アマゾン川を代表する大型ナマズの一種です。
お次は「太平洋」水槽のトラフザメ。"トラフ"とは漢字で「虎斑」と書き、トラのような模様という意味です。幼魚のうちは体にキレイなシマ模様があるのですが、成長するとヒョウ柄になってしまう困ったチャンでもあります。
ラストは海遊館No.1のコワモテ、「太平洋」水槽のイタチザメです。英名でタイガーシャークといい、人を襲うこともあるキケンな香りがたっぷりのお魚です。