タチウオを展示しています
- 2009.10.23
- 魚類担当
10月21日より「日本海溝」水槽でタチウオの展示を開始しています。
タチウオは体が太刀(たち)に似ていることと、立ち泳ぎをすることなどからこの名前がついたと言われていて、成長すると大きなもので1.5mになります。
銀白色に光る体がとても美しいタチウオですが、実は体の表面が弱く、手で触っただけで傷がついて弱ってしまいます。そのため、よい状態で採集・飼育するのがとても難しいのも特徴です。
今回展示を行っているタチウオは、和歌山県の定置網にかかったもので、専用の網を使って、体に傷がつかないように慎重に定置網からすくい上げて海遊館へ運びました。その後、予備水槽で約1ヵ月間かけて新しい環境での生活に慣れさせて、ようやく「日本海溝」水槽にデビューすることができました。
光を反射しながら立ち泳ぎで水槽を泳ぐ、幻想的な光景を、ぜひ見に来てください。