海遊館以布利センター
- 2009.10.02
- 以布利センター
高知県土佐清水市以布利にある「大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター」、通称「以布利センター」では、海遊館の「太平洋」水槽に展示する生物を中心に、生物の収集および研究を行っています。収集は主に大敷網(おおしきあみ)と呼ばれる定置網にて行います。以布利センターでは、現在ジンベエザメをはじめとする、約30種60匹の生物を飼育しています。
9月26日の早朝には、以布利センターで飼育していたシマアジ50匹を海遊館の「太平洋」水槽で展示するために搬出しました。今回輸送したシマアジは大きさが約20cmの幼魚ですが、成長すると最大で全長約1mにまで達します。
素早く泳ぎまわっているシマアジたちを、傷つけないように専用の網を使って慎重にすくい、トラックに積んだ水槽に移して輸送しました。輸送中に調子を崩さずに海遊館へ到着するか心配でしたが、調子を崩すこともなく、その日の夕方に無事に海遊館に到着し、「太平洋」水槽に展示することができました。
今はジンベエザメの周りを群になって元気に泳ぎ回っています。これからどんどん成長して、お客様の目を楽しませてくれると思うので、やさしく見守ってあげてください。