ルーク通信 ~もふもふルーク~
- 2016.10.31
- 海獣担当
現在バックヤードで暮らしている、カリフォルニアアシカのルーク。
担当者はルークが退屈しないようによく水槽に遊びにいきますが、その時に可愛い写真が撮れました☆
陸でお昼寝をしていたのか毛が乾いてモフモフになっていてこんな顔になっていました!!
そして私のお気に入りはこちらです☆
上目遣いが可愛くてたまりませんね!!
またいい写真が撮れたらアップします♪
このバルブの点検を紹介し始めてから、早いもので3年が経ちました。
(過去の記事はこちらからご覧ください。)
→湾岸放流バルブ点検(PartⅠ)
→湾岸放流バルブ点検(Part Ⅱ)
7年前に分解整備してから特に不具合はないのですが、開閉ができなくなると施設内に水が溢れる恐れがあるので、1年に1回のチェックは欠かせません。
さて、今回もいつものように防塵マスクを装着し、現場に向かいます。
バルブ室に入るためにフタを外すのですが、その時足元が陥没していて転んでしまいました。
▼おおっと、何じゃコレ! 穴が開いてるやん!
何とかフタを外し中へ。
▼気を取り直してバルブ室へ
今度は足場板が古くなり、力をかけると破損して水溜りに落ちそうです。
▼落ちないように用心しながら進みます
慎重に作業し、事なきを得ました。
後ほど、陥没個所の補修と足場板の交換をすませ、来年の作業に備えました。
▼さぁー回転チェック!
▼板を新品と交換
▼ではまた来年!
"同じ話ばかり聞きたくないわ"という声も聞こえてきそうなので、このシリーズは今回で終了しようと思っています。
「瀬戸内海」水槽に久しぶりにゴンズイの群れ「ゴンズイ玉」を展示しました。
以布利センターからやってきた全長10cm強のゴンズイたちです。
ゴンズイはナマズの仲間で、ヒゲは8本。
このヒゲはたいへんすぐれもので、嗅覚、味覚、聴覚、振動の感知能力、なんでもそろっています。
海遊館「ひげ部」としては、立派なヒゲでうれしい限りです。
ただ、ゴンズイの胸ビレと背ビレの棘には毒があるので、触るのはNGですよ。
さて、「瀬戸内海」水槽に入ったゴンズイたち。
新しい場所に来たので、ぎゅっとかたまった玉になり、警戒中。
ここには大きな魚たちがいますし、びくびく。
「わー、なんかでかいの来た!」
今朝は、タコハウス(たこつぼ)に入ろうとしていた様子ですが、数が多いので入りきらず...。
でも、集団という武器で、玉を大きくしたり、小さくしたりしながら、わらわら...と過ごしています。
動名板リニューアル(その1)では、物たちの最高の一枚を撮ることがどれほど難しいか...についてご紹介しました。
今回は動名板リニューアルその2といたしまして、動名板には使うことはできない、たまたま撮れちゃった微笑ましい写真をご紹介います!!
そのモデルとなるのは、ゴマフアザラシの「ラピス」です☆
カメラを向けると何故か半目になるラピス。
息をかけると心地良さそうな表情を浮かべるラピス。
カメラに近づきすぎてもう誰が誰だか分からないラピス。
同じ個体でも様々な表情を見せてくれるので、撮影をしていると楽しくなり、カメラのシャッターを押す手が止まりませんでした!!
たくさんの写真を撮影し、それぞれ最高の一枚で動名板を作成したので、海遊館へ来たときには皆さん是非見てみてくださいねっ☆
過去の海遊館日記で、「天保山岸壁のウミウシ」として5種類を紹介しましたが、9月上旬に行った調査で新たに2種類を見つけました。
大阪湾で出会った生き物たち「天保山岸壁のウミウシ」
▼1つ目は、まだ和名のないウミウシで、学名がTrinchesia perca とされる種です。
このウミウシは外来種で、ブラジルやカリブ海が原産とされています。
日本では1992年に三重県津市のヨットハーバーの浮き桟橋で発見されたのが初めての記録です。
同じような内湾環境の大阪湾でも2000年頃に見つかっていたようですが、今回わが天保山岸壁にもひそかに侵入していたことがわかりました。
イソギンチャクを食べるようで、同所でよく見つかるチギレイソギンチャクやタテジマイソギンチャクなどを食べているのでしょうか?
▼2つ目も和名のないウミウシで、Tenellia 属の一種とされる種です。
刺胞動物のヒドロ虫類についている事が多く、そのポリプを食べているようです。
▼ヒドロ虫の群体にはこのウミウシの卵塊と思われるものが多数見つかりました。
この2種の同定は、きしわだ自然資料館の柏尾氏にお願いしました。
今回紹介したウミウシ2種は大きさがどちらも数ミリしかありませんが、比較的多数が集団で見つかります。
見つけるには少しコツが必要ですが、港のブイ、ロープ、浮桟橋の浮力体などの付着物の中を注意して探すと見つかるかもしれません。
久々のカワウソ登場!「日本の森」のコツメカワウソたち。
1日の最後の餌の時間が終了し、全員が「余は満足じゃー」の状態(笑)。
木に体をこすりつけたり、背中をこしこしこすったり、思い思いの格好です。
・・・が、ん?一番後ろにいるコは何してんの??
近くに寄って見ました。
木に座り込んで、両前肢を口の中に入れています。手のひらは外側に向ける形です。
わかりやすく言うと、バレーボールのトスをあげる時のような手の形をして、そのまま口の中に突っ込んでます。
この例えは、余計わかりにくいですか??
最初にこの姿に気づいたのは、お昼に与えている人工餌(猫用のかりかり)を食べた後でした。
人工餌は魚や獣肉を粉にして、油分で固めたものですから、かなり粉っぽいです。
私、かりかりを食べたことはありませんが、おそらくクッキーとかスティック状の栄養補助食品のような、ぽそぽそした食感であろうと想像しています。
上記のものを食べると、口の裏にくっついてしまう事がありますよね。
カワウソたちもそんな感じで、口の中でくっついたものを前肢で「あぎあぎ」と取り払っていたのでしょう。
カワウソたち、この「あぎあぎ」がえらく気に入ったらしく、人工餌の時間以外、はては餌の時間以外でも前肢を口に入れて「あぎあぎ」をするようになりました。
特にイガがやっていることが多いようですが、この写真を撮影した日は全員がやっていました。
こちらのショットでもほら!
横向き「あぎあぎ」じゃん...。
あまりお行儀のよい行動には見えないので、ちょっと控えめにしてほしいなと思います。