海遊館日記

大阪湾のスナメリのことを知りたい。

連絡を受けて、海岸に打ちあがったスナメリの対応を行いました。
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今回の事例のように、スナメリなどの死亡した生物が漂着した場合、どうするの?って気になりますよね?

海遊館に一度持ち帰り、解剖をします。外からは見ることができない内臓を観察できるからです。
私たち飼育員は動物の死を目の当たりにすることがありますが、頻繁に起こることではないため、スナメリのことを知り勉強になります。

また、どこかに病気がないかとか、骨折はしていないかとか、死因を調べます。
皮膚が残っていれば、遺伝子検査を行って、どの地域に由来するスナメリなのかを知ることができます。
胃の中に魚の骨やイカのカラストンビなどが入っていれば食べ物がわかります。
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違う2個体で胃の中に入っているものが全く違う!何でだろう!!!????

死亡して打ちあがったスナメリは、ほぼ100%腐敗が進んでいて、見るに耐えないし大変くさい!
今日も死因を調べるために解剖しましたが、廊下はすごい匂いになりました。同僚たちは近寄ってこない。
なんかさびしいなぁと思いつつ、まだまだまだまだわからないことだらけの大阪湾のスナメリ。

このスナメリ臭に耐えながら、大阪湾のスナメリのことを明らかにしていきたいです。
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