水分補給(その2)
- 2016.09.10
- 海獣担当
先日18歳の誕生日を迎えたコツメカワウソ・オリーブ。コツメカワウソ界では、ご長寿の部類に入ります。
7月下旬から嘔吐が見られ体重が減少していたので検査をすると、血糖値の低下がみられました。糖尿病を疑いましたが、一時的なものだったよう・・・。
▼オリーブの輸液はこうです。
①まずはケージに入ってもらい、動かないように保定します。
②獣医が背中の皮下にちゅーっと30ccほど輸液。
カワウソはカピバラと異なり、皮の下にたるみが多いので、輸液はしやすいです。
給餌中に輸液することも可能ですが、餌と輸液が結びつき、餌を食べなくなるのは非常に困ります。
というのも、オリーブは体調を崩してから、カワウソに与えている餌のうち、小さいニジマスしか食べないのです。
食べてくれそうな餌はないかと、いろいろ探したのですが、なかなか「これは当たり!」というものがありません。
オリーブの父親、ニッキは餌への選り好みがないのに、オリーブは偏食です!
オリーブの保定について「かわいそう」と思われるかもしれませんが、暴れることもなく、輸液終了後にはすぐに餌をぱくぱく食べています。
本人?もこれ我慢したら、楽だよと思っていてくれたらうれしいんですけど。
次回は水分補給(その3)をお伝えします。
7月下旬から嘔吐が見られ体重が減少していたので検査をすると、血糖値の低下がみられました。糖尿病を疑いましたが、一時的なものだったよう・・・。
お薬を与えると嘔吐が止まり、よくなったのかなーと餌の量を増やすと嘔吐、というのを繰り返していました。
嘔吐すると脱水が心配なので輸液を行うのですが、逆転の発想で、嘔吐する前に輸液したらどうか?よーし、3日に一度、皮下輸液しよう!ということになりました。
結果、8月上旬から嘔吐が止まり体重も回復しました!!
オリーブは、自らとことこ水場に行って飲水しているのですが、どうやら足りていなかったんだなあと実感しました。
嘔吐すると脱水が心配なので輸液を行うのですが、逆転の発想で、嘔吐する前に輸液したらどうか?よーし、3日に一度、皮下輸液しよう!ということになりました。
結果、8月上旬から嘔吐が止まり体重も回復しました!!
オリーブは、自らとことこ水場に行って飲水しているのですが、どうやら足りていなかったんだなあと実感しました。
▼オリーブの輸液はこうです。
①まずはケージに入ってもらい、動かないように保定します。
②獣医が背中の皮下にちゅーっと30ccほど輸液。
カワウソはカピバラと異なり、皮の下にたるみが多いので、輸液はしやすいです。
給餌中に輸液することも可能ですが、餌と輸液が結びつき、餌を食べなくなるのは非常に困ります。
というのも、オリーブは体調を崩してから、カワウソに与えている餌のうち、小さいニジマスしか食べないのです。
食べてくれそうな餌はないかと、いろいろ探したのですが、なかなか「これは当たり!」というものがありません。
オリーブの父親、ニッキは餌への選り好みがないのに、オリーブは偏食です!
オリーブの保定について「かわいそう」と思われるかもしれませんが、暴れることもなく、輸液終了後にはすぐに餌をぱくぱく食べています。
本人?もこれ我慢したら、楽だよと思っていてくれたらうれしいんですけど。
次回は水分補給(その3)をお伝えします。