イルカ通信6月号~お年頃のアクア編~
梅雨の季節になりましたね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先日、カマイルカの「アクア」を予備水槽に移動しました。「タスマン海」水槽で誕生してから、父:クルー、母:アーチ、幼馴染:ミューと一緒に4頭で暮らしてきたのですが、最近、餌の時間に集中力がなかったり、体をくねらせたり、血液中の性ホルモンの値に変化が見られたりと、発情のような兆しがみられるようになったのです。
▲左が父:クルー、右が母:アーチ
アクアは、2010年にうまれ、今年で6歳。
▼アクアのこども時代の写真です。
発情するにはまだ少し早いような気もしましたが、万が一の可能性も考えて、予備水槽への移動を決定しました。
こんなに小さかったアクアが大人へと成長している・・・
かわいいアクアと遊んでいたい、でも、アクアがお母さんになってこどもと泳いでいるところが見たい。生まれる前から見てきた私はうれしいような悲しいような複雑な心境です。
予備水槽に移ったアクアは、顔なじみのルーシー(メス)と、初対面のキール(オス)との生活が始まり、まだそわそわしています。
落ち着くにはもう少し時間がかかりそうですが、アクアの様子をしっかり見つめていきます。
口を開けてアピールするアクア。