裏側シリーズ
- 2016.02.27
- 魚類担当
いつもガラスにぺとりとくっついているサカサクラゲ。
これを見ると、私たち飼育係が潜水作業の時使う吸盤、通称「タコ」を思い浮かべます。
今「タコ」が手元にないので、別の吸盤を見てみましょう。
吸盤はガラスからはずす時には、ぽちっと突起をつまむわけですが、サカサクラゲはどうするのでしょうか?
さすがに突起はついてませんから、自分で「そいやっ」と傘を動かして、密着面に海水を入れるのでしょうかね??
あまり泳ぐことはないのですが、担当が言うには、移動することがあるそうです。
そして、ある場所にくっつこうとしたら、そこには他の個体の口腕があり、くっつきそこねて、ぽろりとなることもあるそうです。
クラゲに目はありますが、明暗を感じる感覚器のようなものですから、そこまではわからず、「あんた、後ろにおったんかいな!」といったところでしょうか?
さてさて、今日、水槽をのぞくと、1個体が後ろのガラスにくっついていたため、傘の裏側(内側?)を見ることができました。
口腕がきれいな放射状になっていますね。
裏側を見るのも楽しいです。