平凡な毎日に '刺激' を!
- 2016.01.21
- 海獣担当
皆さんは、毎日が平凡すぎるとちょっとした '刺激' がほしくなりますよね?
人以外の生き物も同じで、'刺激' がなさ過ぎると何も考えず、心も体もなまってしまいます。
特に水族館の水槽の中は、本来棲んでいる環境に比べると変化が多くありません。
自然の環境では雨や風などの天気、他の生き物たちなど日々必ずといっていいほど変化があります。
そこで、私たち飼育員は「生き物にいつもと違った '刺激' を与える工夫」が必要です。
ということで、今回はダイヤ(アザラシ)を対象にこんなことをやってみました。
おもちゃを作ってみたのですが、思ったよりも遊んでくれなかったです・・・。ただ、少し「なんだろう?」と考えてくれたようです。
ちなみに、この動画を取っている最中に、レオとしずく(共にアシカ)の鳴き声が聞こえたので振り向いてみたら、後ろでじーっとダイヤの様子を眺めていました(手前がレオ、奥がしずくです)。
混ざりたいのでしょうか?それとも、気になるのでしょうか?
さらにその後ろを見てみると・・・・
飼育係員2人が柵越しに、遊んでいる様子を眺めていました。
まるで捕まった囚人のようです(笑)きっと、遊んでくれるのかどうかが気になったのでしょうね。
この遊びは、ダイヤ(アザラシ)だけではなく、その周りにいるレオやしずく、さらには柵越しの飼育員2人に良い刺激を与えることができたのではないでしょうか!
まだまだこれからも、生き物が活き活きと暮らせるような工夫していきたいと思います!