イトマキエイがやってきました
- 2015.12.15
- 魚類担当
11月上旬の夜、海遊館に隣接する天保山岸壁に飼育係員が集まっていました。
この写真の真ん中より少し上に二つの光が照っているのが見えますでしょうか?
しばらく待っていると...。
到着です!
何を待っていたかというと・・・
▲これはプッシャーパージといって、砂利や石、大型の機械類など、いろんな資材を運ぶ船です。
▼車と比べたら大きさがわかるでしょうか?
▼大きなクレーンと重機を操作する作業員さんたち。
▼船には大きな容器をたくさん積んでいます。(夜の写真と昼の写真が混在していてすみません)
▼一番大きな容器に入っているのは??
イトマキエイです!!!
今回、高知県の以布利センターから、なんと3約4時間かけて、プッシャーパージの甲板に設置された直径8mの大型水槽の中を泳ぎながらやってきました。
このあと、船の容器から1尾を取り上げて、トラックで海遊館に運びます。
▼残った1尾を見守ります。
ようこそ!はるばる高知からよく来たね。
以布利センターでは、健康管理を目的にトレーニングを行いました。
先に運んだオスの個体は、新しい環境に少し驚いたようでしたが、後から運んだメスの方は、たいへん落ち着いていました。
無事に2尾とも搬入終了。とても元気です!
約34時間もの長距離海上輸送で、担当した飼育係員たちは疲れきった様子でした。
現在は、2尾とも1日あたり1kg前後のオキアミやサクラエビなどを食べています。
皆様がよくご存知のナンヨウマンタやオニイトマキエイとは口のつき方が異なるイトマキエイ。
体のかたちもスラリとしていて美しいです。
みなさま、ぜひご覧になってください。