オウサマペンギンの手術
- 2015.12.13
- 海獣担当
体調を崩したオウサマペンギンの手術を行いました。
ペンギンの手術は、臨床データが乏しいため、獣医は準備がとても大変。
さらに限られた設備で実施しなければならず、多用途に使えるビールケースはマストアイテムです。
今回も処置台として有効活用しました。
▲麻酔がかかっている状態のオウサマペンギン。
人と同じように心拍や体温を常にチェックできる体制を整えます。
今回は、処置の前に内視鏡を使って胃内のチェックも行いました。
ベテランのペンギン担当者も胃の中を見る機会はほとんどありません。貴重な経験です。
そして患部の状態を確認し、手術に移ります。
今回執刀したのは、新人獣医です。
約3時間という大きな手術になりましたが、無事終えることができました。
術後の管理は我々飼育係員の仕事です。
早く完治するよう、最大限努力したいと思います。
相当緊張したんじゃないかなー
獣医さんお疲れ様でした!