自由すぎるルリコンゴウインコたち
- 2015.11.30
- 魚類担当
「エクアドル熱帯雨林」のルリコンゴウインコたち。
かれらはとても自由です。
ここにいてくれたら、お客様からもよく見えますが...。
▲天井からぶらさがったり・・・。
▲お隣のカピバラのところで作業をしていると、「何してるのー??」と見に来ます。
そうなると、観覧通路からは見えないのですが・・・。
自由奔放なルリコンゴウインコたち。
ぜひ探してみてください。
耳をすますと鳴き声が聞こえるかもしれません。
「エクアドル熱帯雨林」のルリコンゴウインコたち。
かれらはとても自由です。
ここにいてくれたら、お客様からもよく見えますが...。
▲天井からぶらさがったり・・・。
▲お隣のカピバラのところで作業をしていると、「何してるのー??」と見に来ます。
そうなると、観覧通路からは見えないのですが・・・。
自由奔放なルリコンゴウインコたち。
ぜひ探してみてください。
耳をすますと鳴き声が聞こえるかもしれません。
先週、カマイルカのバックヤード水槽をメンテナンスするため、プールの水を抜きました。
水を抜くとこんな感じです。
今回は、室内のクレーンや換気ダクトなど、錆付いた設備も塗装することになりました。
まず、塗装用の足場を組みます。
その後、錆びを落とします。
▼ビフォー
▼アフター
錆びを落としただけなので、そんなに変わらないですが・・・。
これから塗装が始まります。
匠の手によってどのように仕上がるのか楽しみです。
まず、こちらの動画をご覧ください。
次にこちら
誰?か判った方は、海遊館通ですねー!
そうです、今年産まれたカリフォルニアアシカの「しずく」です。
最近は、眼に見えるものが何でも気になる様子。こんな感じで、人であっても物であってもぐいぐい近づいて来ます。
さらにさらに!この好奇心のおかげで レオ(1歳年上のアシカ)でさえも咥えてもいない、魚の切り身を咥え始めています!
早く離乳してくれないかなーと、飼育員一同 思っております。
ただ、好奇心があることはとても良いことなのですが・・・・・有り余る好奇心と恐れを知らない為、他のアシカのトレーニングを邪魔したり、行き先の道をふさいだりと自由すぎ。
飼育員は、少し頭を抱えております・・・(;^д^)
11月の土日は「幼児とおとまり」です。
普段は小学生とその保護者が対象ですが、今回は4~6歳の幼児にそのおにいちゃん、おねえちゃんが加わり、いつもよりにぎやかです。
元気いっぱいのちびっこたちですが、さすがに午後9時を過ぎるとオネムになる子もいるのが、このおとまりの特徴(笑)。
午後10時にはほとんどの方が眠りについておられました。
次の朝は6時起床。起きられるかなー?と心配しましたが、よく寝られたようで元気復活!!
そんなちびっこたちと一緒に朝の見学に行きました。
まだ照明が点いたばかりの館内。
「クック海峡」水槽ではコバンザメが壁にペタリ。
ポーキュパインフィッシュは岩の影でじーっ。
「瀬戸内海」水槽のハモは...ええーーっ!仰向け!?
「パナマ湾」のアカハナグマは、採水に来た飼育係員にまとわりついてみたりして。
「モンタレー湾」のアシカたちは、まだお休み中でした。
今回の「幼児とおとまり」の当選倍率は17倍でした。当選したみなさん、よかったですね!
楽しみながら、生き物たちが好きになってくれたらうれしいです。
バックヤードで飼育していたコツメカワウソ5頭がニフレルに移動しました。
5頭のメンバーは、昨年、企画展「熱帯雨林」で活躍した、ワラビ、ツクシ、スイカのきょうだい と ミミ&ハチのラブラブコンビ。
海遊館(大阪市 天保山)からニフレル(吹田市 万博記念公園)まで、車で40分くらい。
ドッグケージに入ってもらい、飼育係員に見送られ、行ってきまーす!
車の中では、大好きなドンゴロスに入って、おとなしくしていました。
到着!新居に行くよ!
ニフレルでは、以前、海遊館でコツメカワウソを担当していたキュレーター待ってました。
「いらっしゃい♪」
「なんか疲れたー」のスイカくん。
さあ、ワラビたち、出るよ。
ドッグケージの扉を開けると、元気よくプールに飛び込んでいきました。
楽しそうに泳ぎまわる3頭。
一方、熟年カップルのミミとハチは?
ハチは「わーい!プールだぜ!」と泳ぎましたが、あまり泳ぐのが好きでないミミは戸惑い気味。
「ハチ!どこに行くの?私を置いていかないで!」
しかし、ハチは素知らぬ顔でスイスイ泳ぎまくります。
意を決したミミは...。
浅い水場をじゃぶじゃぶと歩いてハチを見に行きました。
これには私もびっくり。
でも、「やっぱり濡れるのは嫌よ・・・」とじゃぶじゃぶ帰っていきました(笑)。
「もう寝るわ」
ミミさん、そこは潜るとこではなく、上にあがって寝床にして欲しいのですが・・・。
さて、プールから上がってきたハチは?
上を見ています。どうしたの?
なるほど、鳥がいるね。
でも、とても近くに鳥が来たら、目をそらしていました(笑)
ひととおり遊び、少し落ち着いたら、いつもどおり餌を食べました。
そして、次の日には、ミミとハチは正しい寝床の使い方を覚えたそうです。
ニフレルの人気者になってね(^-^)ノ゛♪
上陸問題と書いていますが、詳しく説明しますと毎週水曜日はパタの体重測定の日です。
しかし最近パタはかなり上陸を渋ります。
これが朝から大変で、パタのご機嫌を伺いながらなんとか誘導して計ります...
上陸してもらうために粘っていると、「ご飯なんていらな~い!」という様子で離れていってしまいます。
しかし、これがある時間になるとすんなり上陸してくるんです。
それは、夜の閉館前にパタに氷を渡そうとのぞいた時です。
その様子を写真でどうぞ。
氷を見せると。。。
催促中
氷もろた~
このように夜の時間はスムーズに上がってくるパタでした。
「太平洋」水槽は、回遊性の強い魚類を主に展示していますが、ハマフエフキやヒメフエダイなど、大きな回遊を行わない種類を8月の海遊館日記で紹介しました。「笛は吹いていないのですが...」
今回ご紹介するのは、片隅というか、結構水槽のど真ん中にいることが多い種類で・・・
(ダイバーと同じ大きさじゃないですよ!)
これはセンネンダイ。
フエダイの仲間で、大きくなると1m近くにもなるものもいるとか。
横から見ると、濃赤色の帯が3本あり、「小」という文字のように見えます。
さて、なぜこの魚の名前がセンネンダイなんだろう?と調べてみると、「千年に一度獲れる珍しい魚」というところからきているという説がありました。
分布は南日本から、広くは東南アジア、インド洋、紅海などにもいるということなので、本州ではあまり見かけません。
当館での展示は約10年ぶり。以前は、「アクアゲート」水槽で展示していました。ちょうど1999年から2000年になる時、センネンダイを2尾展示したのです。
センネンダイが2尾で「2000年代」
きゃーっ!!シャレですよ、洒落(笑)。
成長すると全体的に赤っぽくなるようですが、展示中の個体はまだ白っぽいです。
今後の色の変化が楽しみです。
海遊館の魚たち与える餌の種類は、実に様々です。
カマイルカなど海獣類と同じく、サバやアジ、シシャモなどの魚をはじめ、ジンベエザメにはオキアミやイサザアミ、タカアシガニには、イカやアマエビ等々・・・。
なかでも10~15cmの小ぶりのイカは、多くの魚類が好んで食べ、大きめの個体はこれを丸ごといただきます。
この小イカは、-30℃の冷凍庫で固まった状態で保存しているため、まずは水で解凍します!
次に、これらを選り分けるのですが、中にはイカ以外の生物が入っているので発見するのを楽しみにしています。
▲これはアナハゼの仲間?
▲アバチャンの仲間?
▲ヒトデですね。
さて、先日、小イカを選り分けていると、指に何かが刺さりました。
アジ(餌用)の場合は、ゼンゴやヒレの棘が刺さることがありますが、なぜイカの選別で痛いのだろう?
よくわからないまま作業を続けているとまたチクリ。
▼そして指に突き刺さったまま現れたのがこちら。
▲イシエビの仲間のようです。
見事なトゲトゲです。これから小イカの選別には、よく気をつけなければ・・・。
現在、海遊館では2尾のジンベエザメを飼育しています。
メスの遊ちゃんとオスの海くんです。
どちらも大きさは約5mです。
2尾をよく見ると違いがあります。
海くんは背ビレが若干倒れていたり、遊ちゃんのお腹側には黒っぽいとか...。
普段私たち飼育員は、見た目だけではなく、泳ぎ方や泳いでる場所など、微妙な違いから遊ちゃんと海くんを見分けています。
ある日、飼育員が「太平洋」水槽の上からジンベエザメを見ていると...なんと遊ちゃんの背中にニコちゃんマークがあるじゃないですか!
※黄色いマークのところ
拡大してみましょう。
ニコちゃんマークのおかげでより見分けやすくなった気がした飼育員でした(笑)。
ちなみに海遊館のバックヤードツアーにご参加いただくと、「太平洋」水槽の上から、遊ちゃんと海くんのお食事タイムをご覧いただけます。
バックヤードツアーに参加いただいた際は、ジンベエザメのお食事シーンと遊ちゃんのニコちゃんマークをぜひごらんください。
海遊館には、ワモンアザラシの暮らす「北極圏」水槽があります。
▲これは水槽の陸上部分の写真です。陸場はスケートリンクと同じしくみで床が氷になっているのですが、氷のないコンクリート部分との境目が段差になっています。
この状態だと不恰好なうえに、餌やりに来た飼育員が足を滑らせて危ないので・・・
▲毎日この写真のように雪を敷き詰めて平らに戻しています。
しかし、この状態に納得がいかないのが、
▲ワモンアザラシの「フブキ」です!
この部分が平らになっているのが何故か気に入らないようで、すぐにもとの状態に戻してしまいます。
どんなにしっかりと平らにしておいても、前足を使って雪を掘り、あっという間に元に戻してしまいます。
せっせと雪を敷き詰める私 と そうはさせまいと再び床を深く掘るフブキ。
この静かな戦いは今日も続くのでした。
9月末に「南極大陸」水槽で生まれた、オウサマペンギンの雛。ぐんぐん成長しています!
全身、茶色いフワフワの羽が生えそろいました。
44日齢、体重は約3.5㎏です。
一時、体調不良に陥り、とても心配しましたが、今は完全に回復しとても元気です。
1日の中で起きている時間も多くなり、親鳥の足元に寄り添う姿が観察できます。
成長の様子は随時、ブログにて報告します!
カリフォルニアアシカの「しずく」。
年齢の近い「レオ」と毎日やんちゃし放題。
そんな「しずく」をほほえましくみていると・・・、
んっ?
何故か尾だけ、毛の色がちょっと違う!!
なぜこんな色になっているかは分かりませんが、
皆さんも是非見てみてくださいね。
皆様は、先月のハロウィーンを楽しみましたか??
海遊館においても外に負けじと仮装?をしている海獣担当の飼育員がいました。
「えっ!!血が出てるじゃないですか??」
「誰に咬まれたんですか???」
などなど、みんなすごく心配しました。
ただ、実はこれ血ではなく、生物に与えている赤色の薬をこぼしてしまっただけだそうです。
それを聞いてみんな安心しましたが、アザラシ・アシカなど咬まれたりすると大怪我をしてしまうようような生物を飼育展示している現場ならではの心配だなーと思いました。
ちょっとハロウィーン気分を味わえた日常のひとコマでした。
海遊館のバックヤードには、複数のコツメカワウソがいますが、ロック(愛称)は現在1頭だけで飼育しています。
今日はいつもより特別に、ロックを楽しませよう!ということになりました。
よし!早速、ロックを呼んでみましょう!
飼育員 : 「ロック~♪」
ロックはというと、「きょとん・・・」
ロック!なんて面白い立ち姿!!!(笑)
巻貝をあげると、両手でしっかりと持ち去りました。
とても楽しそうにくわえて転がして遊びます。
ホースで水をかけてあげると、両手と口に水を当て大喜び♪
水遊びのあとは、ビールケースの上でクネクネしながら水を切ります。
こちらが水遊び後恒例のクネクネ動画です♪
最後はセクシーポーズで決めてくれるロックでした☆
8月に「アカハナグマの体温は?」 の海遊館日記で、トマト(愛称)の妊娠はどうでしょう?とお話していたのですが、今年の繁殖に到りませんでした。
10月末、長らくバックヤードにいた トマト を展示し、イチゴ(愛称)と同居しました。2頭は仲がよいので、こんな感じできゅっと休憩しています。
そして、「パナマ湾」水槽に展示していたパプリカ(愛称)は、トマトとの相性がよくないためバックヤードに移動しました。
パプリカとイチゴは、特に相性がよい方ではなく、それぞれ勝手気ままに暮らしてたのですが、パプリカにとってバックヤードは楽しくないようです。
移動する際のかごも気に入らなかったようで、しばらくはプンプンでした。
「えーい、靴なんてかんでやるー!!」
いかん、いかん!プンプンだ!こうなったら、お気に入りの アレ を入れるか~。
アレの正体は猫用トイレです。
このすっぽり感がパプリカにはたまらないようで...。
トイレをするわけではなく、巣箱として使います。バックヤードに置いてみると、いそいそ入ってくつろぎはじめました。
毎日の生活が楽しくなるように、いろんな物をつくってやらねばと考えています。
朝一番、「日本の森」では植物の散水(水まき)作業を行います。
お客様が一番最初にお越しになるコーナーなので、水がかからないように早めに作業を終えなければなりません。
水をまくためには、長いホースを持ってきて、水栓につなぐわけですが、今はアジサイの葉で隠れています。
しかし、アジサイは冬になると落葉するので、水栓が丸見えになってしまいます。
そこで、昨年から写真のような岩を模したカバーをしています。
先日の散水作業にて、アジサイの葉をかきわけ、岩のカバーを傾けて「水栓はどこだー?」と手で探っていると・・・にゅるり。
ん?もう一度、そーっと触るとぬるぬる。
「日本の森」でぬるぬるしたものというと???
岩のカバーをはずしてみると...。
水栓の横にある朽木の株に、サルノコシカケの仲間と思うのですが、立派なキノコが鎮座していました。
大興奮で、他の係員に「大きなキノコあった!」と報告したら、「知ってる」とすげないお答え。
ここはじめじめしてるし、暗いし、ぬくいし、キノコにはよい環境だったのですね。
生えていても特に困ることはないので、この後のようすを探っていきたいと思います。
「エクアドル熱帯雨林」水槽にて
おでこに特徴がある グリーンテラー を撮影しょうと四苦八苦していたら、ふと右上に怪しい影が!!
オスカー(アストロノータス)です。
よくよく見ると、2尾が尾をつけ、こちらにずんずん迫ってきます。
つくでもなく、離れるでもなく、今話題の組体操の「扇」じゃないんだから...。
2尾はガラスの直前まできて、それぞれ左右に分かれていきました。
肉食の魚で攻撃的と図鑑にありますが、ピラニアやコロソマなど他の魚種に押され、普段は陸場下の洞穴にいることが多いです。
でも、この日は前に出てきておりました。
当館に来た時は10cmほどでしたが、だいぶ大きくなってきました。もしかしたら、繁殖にともなう行動がはじまるのかもしれません。
注意して観察していきたいと思います。
「モンタレー湾」水槽で暮らしているカリフォルニアアシカの「レオ」。
最近、離乳の訓練をはじめました。
他のアシカ達に気づかれると、餌を横取りされてしまうため、見つからないようにするのがポイントです。他のアシカ達が餌を食べている最中に、こっそりと試行錯誤しています。
これまで色々な餌を試しました。ちらりと見るだけで興味を持ってくれなかったり、口に入れても飲み込まずに吐き出してしまったりと、なかなか食べてくれません。
しかし先日、ついにレオの大好物を発見しました!
それはなんと「アマエビ」です。
普段アシカ達に与えているアジやサバ、シシャモ等は嫌がって食べないのですが、アマエビは見せただけで飼育係員の近くに飛んできます!!
まだ飲み込むのがヘタクソで、なんとかがんばって飲み込んでいる状態です!
これをきっかけに色々な餌を食べてくれるようになってほしいです(^^)