カワウソの歯の治療
- 2015.09.30
- 魚類担当
定期健康診断にて、歯に異常が見つかったカワウソのツバキ。
一部がぐらぐらしているので、抜くことになりました。上顎の一番奥の歯です。
処置は麻酔をかけて行います。
歯がぐらぐらしているといっても一部だけで、大きな歯ですから、簡単に全部を抜くことができません。
慎重に丁寧に、少しずつ処置を進めていきます。
これがたいへんな作業で、獣医はへとへとになります。
ツバキは麻酔で寝たままで、大きな歯が抜けた時にも、痛みで動くようなことはありませんでした。
1時間位かかって無事終了、獣医もツバキもお疲れ様でした!
で、抜いた歯はこちらです。
本当はもっと歯根が深いはずですが、短くなっていました。
このまま放置しておくと、他の歯や顎の骨などにも影響がでたかもしれません。
よかったね、ツバキ。
「よくなーい!私だけ誕生日(8月1日)のお祝いをしてもらえず、おまけに歯を抜くとはひどすぎるー」と、ツバキの心の声が聞こえてきました。
ごめんごめん、何かプレゼントをしないとね。
その様子はまた後日。