「日本の森」を散策しよう!
- 2015.09.10
- 魚類担当
昨年の秋、日本の森のカワウソ槽の後方に、なぞの植物を発見したことをお伝えしました。
11月20日「謎のぽんぽん」
で、カワウソ水槽を見上げると。
今年も生えてる!!
オオアレチノギクでしょうか?
昨年見た「ぽんぽん」は種ですから、確実に子孫を残しているということ...。
ゆっくり見回ると、こんな植物もありました。
オオサンショウウオ水槽とカワムツたちのいる水槽の間には植えた覚えのない植物が...。
アメリカヤマゴボウ(ヨウシュヤマゴボウともいいます)です。
こちらは北米原産の草本で、明治の初めに日本に入ってきた外来種です。
ぶどうのような紫の実はとてもおいしそうで、私が小さい頃に野原でこれを見つけた時、「食べたい」と言ったら「毒があるから食べちゃだめ!」と言われました。
鳥は実を食べている形跡があったので、小さな私は「食べてもいいんじゃないの?」と思いましたが、大人になって調べてみたら、種に毒があるのだそうで。
鳥は上手に実だけを食べているわけです。
また、この実の果汁はインクの代わりに使われることもあったので、アメリカではインクベリーと呼ばれることも。
そうそう、手に色がつくと、なかなか落ちないのよー、と郷愁にひたる私でした。
さて、こちらはツワブキです。
これは、私たちが植えたもの。
今年はわさわさと葉が茂っています。
花が咲くとよいのですが、今年はどうでしょう??
花はこんなかわいいのです。
「日本の森」にはこんな楽しみ方もありますので、まわりをゆっくり見てみてくださいね。