22,230両
- 2015.09.20
- 魚類担当
「日本の森」の私たちが通称「花壇」と呼んでいるスペースが寂しくなってきたので、お客様が見えない部分に生えているシダを移植しました。
しかし、なかなか根付きにくいようで、もう少し様子を見たいと思います。
「花壇」の向かいはアジサイがわさわさと繁茂中。落葉樹なので、もうすぐ葉がなくなってしまいます。
葉をかきわけると、ひっそりマンリョウが実をつけていました。
マンリョウは「万両」と呼ばれ、めでたい植物として扱われています。
アジサイに隠れ、見えにくいので、「花壇」へ移植も考えましたが、やはり新しい万両を花壇に植えることにしました。
ついでにセンリョウ(千両)も追加しようと調べていたら、なんと「百両」、「十両」、「一両」という植物もあることがわかりました。
そんなわけで、入手できなかった「一両」をのぞき、万、千、百、十両を展示してみました。
「花壇」は全部であわせて22,230両!
マンリョウはヤブコウジ科の植物で、「百両」のカラタチバナと「十両」のヤブコウジも同じ科、「千両」のセンリョウはセンリョウ科、「一両」のアリドオシはアカネ科の植物です。名前の由来には諸説あるので、どれが正しいのかはよくわかりませんが、いずれも赤い実をつけるので、実のつき具合(数)や木の高さなどから、お金に見立てた名前がついたようです。
新たに展示した植物はまだ実が青いです。
センリョウ(千両)
カラタチバナ(百両)
ヤブコウジ(十両)
比べてみて、みなさま、どれがお好みかたしかめてください。
私の「押し」はセンリョウですよ!