肩の印は...
- 2015.07.11
- 魚類担当
ある朝、[「グレートバリアリーフ」水槽の底を通りかかると、擬岩の下からひょっこり顔を出す魚発見!
エポーレットシャークです。
夜行性なので、日中はあまり見ることがありません。
この朝は前夜の遊びが過ぎたのか??
暖かい海の浅瀬や潮だまりなどに暮らすエポーレットシャークは、胸ビレとしりビレをうまく使って底をのそのそと歩くように動きます。
初めて見た時は「底歩いとるやん!」とちょっとびっくりしました。
そして、横から見ると、胸ビレの後ろに大きな黒い丸い斑があります。
大きな目玉みたいですね。
暖かい海に暮らす魚は、チョウチョウウオの仲間など、目のような模様を体の一部にもつ種が多いです。
写真のトゲチョウチョウウオだと、黒い斑は背ビレの後方にあるため、敵がここを頭と思って攻撃したとしてもダメージが少ないだろうと考えられているのです。
ご丁寧に、本当の目は黒いラインで隠してありますもんね。
あと目玉模様は、よく街中でも鳩よけなどで見かける目玉風船と同じように、敵を驚かせるためにあるのではないか?という説もあります。
エポーレットシャークの目玉はどっちかというと、これかもしれません。
ところで、「エポーレット」ってなんぞや?
調べると、「将校などが肩につけている印」という意味なんだそうです。
かっこいい名前ですね、模様は目玉だけど...。