どんどこドンドコ♪
- 2015.07.12
- 魚類担当
カワウソのバックヤードで、夕方、「皆が寝静まってるよな-」と思いつつ、入室すると。
どんどこドンドコ♪怪しい音が...。
音の発生源をのぞいてみると。
先日、係員が作成した「古い消防ホースを使った吊り寝床」の上で、アヤメが仁王立ちになり、吊り手をつかんで揺らしていました。
ゆらゆら揺れるもんだから、寝床ごと横の壁に当たってドンドコいってたようです。
さて、この消防ホース。
動物園ではオランウータンのつり橋として使い始めたようで、その後、水族館も含め、いろいろな動物に使用しています。
消防ホースは丈夫で、ほつれにくいのがよい!
当館の施設で先日、ホースの交換をしたとのことで、多量にもらいました、ほくほく。
では、なぜカワウソで、アヤメ(とヤット)にこれを使っているかというと、定番の寝袋ドンゴロスはほつれやすく、アヤメはそこに体をつっこみ、巻きつくことがあったのです。
で、ドンゴロスは使用禁止、おつきあいでヤットもドンゴロスなしになりました。
2頭とも体がふけないので、ちょっと困惑していたことから、若い係員たちが「何か体をふくものを!」としてつくったのがこの寝床なのです。
ヤット(右)は大満足、眠そうです。
アヤメはどんどこホースを揺らす技も開発?し、よかったね、ふたりとも。
ところで、当館での消防ホース利用、こんなところにも。
タスマン海水槽のイルカ用、大きな「かんぴょう」かと思った(笑)。
大活躍の消防ホースです。