顔ぐろ?
- 2015.06.22
- 魚類担当
ちょっと前に若い人の間で「がんぐろ」と呼ばれたファッションがはやりましたね。
「瀬戸内海」水槽にも「顔ぐろ」がいます。どっちかというと「口ぐろ」ですけども。
イシダイです。
イシダイは小さい頃は黒い縞がはっきりとしていて、シマダイとかサンバソウなどと呼ばれますが、老成すると、だんだん縞が不明瞭になり、クチグロとかギンワサとか呼ばれています。
そもそも、なぜイシダイ?かといえば、くちばしのようなしっかりした歯を持っているため、「石をもかみくだく、鯛のような魚」と言われていますが、マダイなどタイ科の魚ではありません。
さて、写真を見ると、うちのクチグロさんは2尾いますが、
1尾は確かに縞が不明瞭↓
もう1尾は、うっすら縞が残っています↓
2尾とも、少なくとも海遊館で15年以上くらしており、約50cmの大きさなので、老成魚といえると思います。
ものの本によれば、老成し、縞が不明瞭になるのが雄、縞が残るのが雌とのことですが、個体差もあるので実際どうなのでしょうか?