復活!
- 2015.05.21
- 魚類担当
「瀬戸内海」水槽の岩陰には、イセエビがいます。
以前、そのうちの1匹の脚が取れてしまったので、バックヤードにある水槽に移動させました。
イセエビやカニなどの甲殻類は、調子が悪くなると「自切」といって脚が取れてしまうことがあるんです。
このイセエビは移動してしばらくして、餌を食べないことがありました。エビやカニなどは、脱皮前になるとそんなことがあるので「もしや?」と思い、しばらく様子を見ることにしました。
ある日、水槽のチェックをしていると水面に浮かぶものが!
▼脱皮殻です。
脚が3脚しかありません。
では、脱皮した後の状態はというと、気になりますね・・・。
こちらが脱皮後の姿です。
なんと、脚が全部生えていました!
よく見ると、元々あった脚とは色が少し違います。
このイセエビが、最近、また脱皮しました。
今回の脱皮殻はこちら。
まだ脚の大きさが少し違っています。
現在、この脱皮殻を標本にしているところです。
上手く出来たらバックヤードツアーで紹介したいと思っています。
どうぞお楽しみに。