自由自在にぴとぴと
- 2015.05.14
- 魚類担当
「日本海溝」水槽のミズダコ。
朝、活発に動いていたため、動画を撮ってみました。
アクリルを伝って移動しているのですが、吸盤を上手に使っています。
吸盤といえば、身近にあるこれは皆さんよくご存知でしょう。
平らな部分にきゅーっと押し付けると、中の空気が抜け真空に近い状態になって、ぴとっと吸いつきますよね。
そして、はずす時は上の「ぽっち」をひっぱり空気を入れると、あら不思議。
でも、ミズダコの吸盤には「ぽっち」がついているわけではありません。
タコの吸盤は放射状に広がる筋肉と吸盤の円周状に走る円形の筋肉、それらに垂直に交わる縦方向の筋肉と3種類の筋肉があり、これらの筋肉を複雑に動かすことで吸い付いたり離れたりできるのだそうです。
それにしても、あんなにたくさんの吸盤(の筋肉)を自由に動かしているのって、スゴイと思いませんか?
まあ1個くらい収縮を間違えたところで、問題はないのでしょうけども...。