海遊館日記

2015年4月

ぐびぐび

最近、ラッコの「パタ」は水をよく飲みます。

とある日の夕方、掃除をする私の後を追いかけてきた「パタ」は、床から流れ落ちる水をペロペロ・・・



以前から、掃除のときにこうやって水を飲みに来ることはあったんですが・・・、ん?何だかいつもよりも水が欲しそう??と思い、水をチョロチョロ出したホースを渡してみたところ、器用にホースを持ってグビグビと飲み始めました。

おぉっ?そんなにのど渇いてるの?!と渡したこちらもビックリ!!(笑)

それ以来、ホースから水を飲むことが割と日常的になっている、という訳です☆
こんな感じ♪



ちなみに、ラッコは水を飲まないときにどうやって水分をとっているかというと、大部分は、餌や氷から水分をとります。

野生のラッコも、海を流れる流氷を食べることがあるので、ラッコが氷を食べるのは水族館だけではないんですね(^^)

さらにさらに、ラッコたちは特殊な腎臓をしているため、海水を飲むこともできるんですよ!!
周りにいくらでもあるから当然でしょ!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、海水は塩分濃度がとても高いので、哺乳類が海水を飲むというのはかなり特殊な例なんです!!

「パタ」がホースから水を飲む姿は、贔屓目なしにもかわいいと思います!!

ねらい目はご飯やおやつの後!

「パタ」の気分にもよるので、必ず、というのは難しいですが、もしかすると、ぐびぐびと水を飲む姿がご覧いただけるかもしれません。

産卵予想

3月になると、全国桜の開花予想なんかがニュースで話題になりますよね!

海遊館では4月になると、イワトビペンギンの産卵予想を行います。
どうやって予想するか...。

それは血液の値の変化です。
ペンギンは産卵前になると、産卵準備のために血液のカルシウムや中性脂肪などの値がぐーんと上がります。
その値の上昇がみられて約1ヵ月後に産卵がみられます。

今年もイワトビペンギンたちの血液の値が上がってきました!
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5月の中旬には産卵が始まる予想です。
ペンギンたちの巣への執着も強くなってきて、交尾行動も観察されるようになってきました。
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皆さん、イワトビペンギンの産卵楽しみにしていてくださいね♪
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お昼寝アザラシ

みなさんこんにちは。

4月も後半に入りだいぶ暖かくなってきましたね。
ぽかぽかお天気のいい日は、ウトウト眠くなってしまいます。

さて、「モンタレー湾」水槽のアザラシたちも最近はよくお昼寝をしています。
というのも、現在ゴマフアザラシたちは換毛の真っ最中なのです。


一年に1回、全身の体毛が生え変わるこの季節は、体力を消耗するため、あまり泳がず寝て過ごす時間が長くなります。
それではアザラシたちの寝姿をご覧ください。

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一番左のダイヤは、古い毛がほとんど抜けて新しい毛に変わっています。

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よ~く見ると目の上と口先にだけ少し古い毛が残っています。

おまけの1枚。
シゲくんは換毛中ではないのですが、お昼寝してたので撮ってみました。

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男前ですね。

バルブ取替作業

先日、大きなバルブに水漏れがあることがわかり、緊急に取替することになりました。
大きさは内径25cm。


バルブが高所にあるため、まずは足場の組立てから。
▼こんな感じで丸太を組み合わせて、その上に板をひきます。1barubukoukan.JPG


これからが本番。取替作業にかかります。
▼既設のバルブがこれです。
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▼ボルトを緩め、配管内の海水を抜きます。
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▼水抜きすること30分、既設のバルブを抜き取ります。
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▼そして新しいバルブを取付け復旧します。
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▼取り外したバルブを確認するとかなりの傷がありました。
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漏れテストを行い、漏れなく良好!

以上、バルブ取替作業でした!

サーフ通信4月号~お父さん!!感動の?初対面編~

4月から新しい生活で、お引越しをされた方もおられるのではないでしょうか。

このたび4月21日に、イルカたちも引越し作業を実施しました。

皆さんから見える「タスマン海」水槽は、出産の関係もあってメスだけの群れ展示をしていて、オスたちはバックヤードで生活してもらっていました。

このままの状態で続けてもいいかなぁと思っていたのですが、サーフも健康に成長しているし、若いメスたち(ミューとアクア)にオスの存在を知ってほしい、赤ちゃんとオスを同居させても大丈夫なのかを知りたいということで、イルカたちのお引越しを決めました。

今回、バックヤードから展示水槽へお引越したのは、クルー。サーフとアクアのお父さんです。

展示水槽からバックヤードにルーシーがお引越ししました。バックヤードは、オスのキールとルーシーのペアとなりました。


イルカたちの引越しは体力勝負です!
なぜかというと、海遊館のイルカ水槽はバックヤード水槽とつながっていないうえに、それぞれの階が違っていて、ちょっと遠いところにあるのです。

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▲イルカが担架に乗っています。
クレーンを使って、とても高いところから水槽に入れたり、水槽から出したりします。おお、こわい!

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▲ひとまず水槽のなかに入れる前に体重測定と採血、異常はないかを確認します。
ルーシー採血中です。


今回の移動は、誰かが誰かを攻撃したり、大きなケガを負うということはなかったのですが、アクアもサーフもお父さんのクルーに会うのは初めてのこと。

「誰なん!?誰なん!?誰なん!?」

とクルーを追っかけまわす始末。

度が過ぎるとお父さん怒るんじゃなかろうか。。。と心配ですが、なんとか今のところうまくやっています。

▼お父さんのクルー
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▼サーフ
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お父さんのクルーと息子のサーフ。
イルカも親子は似るものでしょうか・・・?

ロックの課題

先日の海遊館日記「ふっかーつ(復活)!」、記事はこちら
でお伝えした、ロックの課題とは??

ロックは2012年1月に生まれ。
生後半年ぐらいの時に、母親のツバキや他のきょうだいたちと「日本の森」に展示をしましたが、心臓の病気のため、数日でバックヤードに戻りました。

というわけで、水深のある水場を経験していないロックは、「体感!熱帯雨林」のプールがこわいのです。

このプール、水深は30cm強で、実は足がつくと思うのですが、なんかこわいみたい。

アヤメお母さんに特訓を受けたワラビら3きょうだいは、自由自在に泳ぎ回りますけども、「俺はいいよ...」なロックです。

頭だけは水につけることがありますが、今朝は水辺の台がぷかぷか流れていったので、降りることもできず。

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みょーんと下をのぞいて見ます。
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「やっぱ、無理!」
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他のみなさんは、もう水の中、上で大さわぎしているにも関わらず、ひとりさびしいロック。

「ねえねえ、おじさんも泳ごうよ」と誘われても、断固拒否。

台に足をふんばって、絶対に水には入りません。
誰か~ロックの背中を押してーー!

「体感!熱帯雨林」も終了まで、あと半月をきりましたが、ロックはこのプールで泳ぐことができるでしょうか?
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ながもの

「グレートバリアリーフ」水槽に、大きなニシキエビを展示しました。

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日中はあまり出歩かないのですが、この日は底の中央、擬サンゴのところでもじもじしていました。

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いつもは通路から展示に向かって右にいることが多いようです。


さて、別の日。同じ擬サンゴのくぼみに、大きなニセゴイシウツボが!

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ん?

なんか、体がすごく直角に曲がってない??

引いてみると、こんなふう。

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体が長い種類ではありますが、器用だねえー。

同じように体が長い、「瀬戸内海」水槽のクロアナゴ。

以前の海遊館日記で紹介しましたが、「砂の中に潜るんだか、潜らないんだかはっきりしなさい!」の状態でいることがあります。

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「頭隠して尻隠さず」という言葉があるけれど、これはなんと言うべきなのでしょう?

体の長い「ながもの」の行動は不思議です。

困ってるね!

お客様を迎える前に、飼育係員はアクリルガラスをきれいに清掃します。

イルカの水槽でも毎朝、係員がドライスーツを着て、タコ(吸盤)を持ってガラスをキュッキュッと清掃中。

そんな係員をじーっと見つめるイルカたち (ミューとアクア)。
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「なにしてるのー?」

「アクリル清掃。今、忙しいねん」
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「えー、遊ぼうよう、えいっ!お兄さんとアクリルの間に入ってやる!」

「えーっ!でも、これぐらいでは動じないよ、俺は」
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「ねえねえ遊ぼうってば」と、2頭がかりで係員を囲むイルカたちと少し困惑している係員。
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「えーい、最終手段だ!!」と係員の腰をツン。ついに実力行使か??

「やめろーー!」

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この後、係員の足ヒレをかじろうとしたり、係員の腕にアタックしたり、楽しそうなイルカたちと困っている係員でした。

今から20年ほど前、自分も同じようにイルカにちょっかいを出され、「こーりゃー」といいつつ、そのまま追いかけっこになだれこみ、「他の作業もあるのに時間通りに戻ってこない!」と他の係員に叱られたのを思い出しました。今は昔。

眠り方の違い

春になり暖かくなって、いくらでも眠れてしまいそうなここ数日、いかがお過ごしでしょうか?

私は仕事帰りの電車の中で、立ったまま眠ってしまうほど眠い日が続いております(笑)


という話は置いておいて、今回は海遊館の生き物の眠り方について少しご紹介します。

海遊館の「モンタレー湾」という水槽で、カリフォルニアアシカとゴマフアザラシが暮らしています。

アシカとアザラシ、なんとなく体の形が似ている動物ですが、この2種類の動物は眠るときの様子が全く違います。

まずは、アシカの眠る様子です。

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この写真を見ると数頭のアシカ達が身を寄せ合って眠っている様子がわかります。

では、続いてアザラシです。

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写真には2頭のアザラシが写っていますが、お互いに少し距離をとっていて、身を寄せ合うことはありません。単独で眠っている姿も良く見かけます。

このように眠る際、アシカは仲間と身を寄せ合い、アザラシはお互いに離れて眠る。

体の形や雰囲気が似ていても、実はこんな所に違いがあるんです。

「フォークランド諸島」水槽にも巣材投入しました

イワトビペンギンを飼育している「フォークランド諸島」水槽は、現在、繁殖シーズンを迎えています。

イワトビペンギンはペアを形成し、主に植物や小石を利用して巣を作ります。



海遊館では、巣材に園芸用の玉砂利や日よけに使うよしずを活用しています。

水槽に巣材を投入すると、それぞれ所定の場所へ一生懸命運びます。

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ただ、ここの水槽はオープン水槽で臨場感は満点なんですが、その反面匂いが・・・

巣に多量の水がかかると、巣材が腐ってしまいます。
また、濡れた巣の中で産卵させることもできません。

お掃除がしずらく、多くの排泄物が水槽内に残ったままとなり、繁殖シーズンが終了する夏頃まで、日に日に汚れて、匂いが増します。

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恐らく、匂いを不快に感じるお客様も沢山いらっしゃると思います。
本当に申し訳ございません。

ただ清掃作業の手を抜いている訳ではありません。全ては繁殖のためなんです。

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匂いの問題を除き、繁殖シーズンというのは、とても面白い季節です。
ペンギンたちを観察していると、この季節にしか見られない行動もあります。

「匂いなんて一切気にしません!」、「むしろ嗅ぎたい!」など・・・

ご興味のあるお客様は水槽に張り付いてじっくり観察して下さい!
きっと新しい発見があると思います。

今年は「新体感エリア」のイワトビペンギンたちの繁殖も3シーズン目に突入しました。
良い結果が報告できるよう、全力を尽くします!

ご迷惑おかけしますが、イワトビペンギンたちの繁殖をどうぞ応援してください。

じいさまたちの朝

バックヤードで床ヒーターを設置し、ぽかぽかしているカワウソのじいさま、ニッキとオリーブ。

夜の間、そこらここらで自由に排便するため、朝一番に係員が清掃して、ドンゴロスもきれいなものに交換します。

「あー、幸せー!!」
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清掃中は、水を使用するので、水のかからないところに避難。

ぬれたらいやだもんね。
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飲み水も交換すると、ごくごく。
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この時のニッキの水の飲み方がたいへん男前で、清掃しながら、「きゃーっ、ニッキ、かっこいい!男前!」とほめちぎると「そ、そうか?」とまんざらでもない?表情(笑)。
いつか動画を撮りたいと思います。

この日はおもちゃとして小さな貝をもらったもので、オリーブは壁に打ち付けて遊んでます。
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あとはごはんを待つだけ。「早く来んかのう...」
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他のカワウソたちは目覚めたら、きゃーきゃー騒ぎまくっていますが、じいさまたちのところはゆっくりと時間が流れているようです。

マンガ(イラスト?)みたい...

企画展示「体感!熱帯雨林」の西表コーナーでは、ヒメシオマネキを展示しています。

シオマネキといえば、オスのはさみ足の片方が大きく、これを振るようすが「おいでー」「おいでー」と潮が早く満ちるよう、招いているように見えることからこの名前がついたようです。

▼オスはこちら。
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▼そして、メスのはさみはかわいいのです。
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ところでこのヒメシオマネキの目ですが、目を支える眼柄(がんぺい)がとても長く、マンガ(イラスト)でよく描かれているカニみたい。
▼カタツムリもこんなイラスト多いですよね。
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▼普段、見慣れているサワガニの眼柄は?というと...
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そんなに長くはありません。

▼タカアシガニも、そんなに長くはない。
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▼西表コーナーで展示しているオカガ二も、長くない。
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▼先日まで展示していたミナミコメツキガニも、あまり長くはありません。
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シオマネキは砂に潜った時、目だけを出すことができるので、眼柄が長いのだろうなと想像できます。
しかし、同じように砂場に暮らすコメツキガニはそうでもないのは、なぜでしょう?

▼また、ヒメシオマネキを観察すると、片方の眼柄がなく 「あれ、何かあった?」ということがありますが、実はうまく折りたたむことができるようです。
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あまりにも細いから、取れてしまったのかと驚くやん!

企画展示「体感!熱帯雨林」は、5月6日までです。どうぞお見逃しなく!

組体操

小学生の頃、組体操ってありましたよね。有名なのは「ピラミッド」ですが、「肩車」とか「サボテン」とか「扇」とか...。

私は体がかたいので、この競技はとても苦手でした。

さて、「クック海峡」水槽のバタフライパーチ。ハタの仲間で、ピンクの地に黒い班がおしゃれな魚です。
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バタフライパーチはいつも岩のこの場所にかたまっています。
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ある朝、なにかおもしろい形にかたまってました。
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後ろから見ると。
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「扇」に何かが寄りかかってる。こんな感じかな?
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ほほう、と感心していたのですが、しばらくすると、
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あっ、崩れたー!

最近は組体操で型を崩す時際、怪我をするこどもさんが多いそうです。

魚はそれで怪我することはないでしょうが、「俺が上に乗る!」「ちょっと私の上に乗らないで!」など、もめごとのタネにはなりそうです。

負けるな、ボンちゃん

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こちらは海遊館のバックヤードにある予備水槽です。

予備水槽には、新しく海遊館にやってきた魚や調子をくずしてしまった魚たちを収容しています。調子をくずした魚には治療を行い、新しくやってきた魚には、展示水槽へデビューさせるための「餌づけ」を行います。

「餌づけ」とは、係員が与えるエサを食べられるよう慣らすことです。

ただ今、パナマ湾水槽の予備水槽ではハリセンボンの餌づけ中。このハリセンボンたちは、高知県の海洋生物研究所以布利センターからやってきました。
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以布利センターでも餌づけを行っていますが、大阪まで長い道のりをやってきて、環境も一変したため、再度餌づけを行います。

係員は、エビや魚の切り身などさまざまなエサを撒いたり、棒にさして口元にもっていったりと工夫をしながら餌づけを行います。
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水槽に入った当初は、隅っこにいて、なかなか反応しませんが、環境に慣れるとエサに興味を示します。

慣れる時間は魚によって異なり、すぐにエサを食べるものもいれば、なかなか食べてくれない強情っぱりもいます。

しかし、以布利センターで一度餌づけされているので、このハリセンボンたちはすぐに餌づけできました。慣れてくると、ハリセンボンたちは係員を見ると、エサの時間でなくても寄ってきます。口からぴゅーぴゅー水をふきだして「エサくださーい」となって、かわいい!

こうして「パナマ湾」水槽にデビューしたハリセンボン(通称ボンちゃん)たち。展示水槽では、先輩の魚たちと一緒にエサを食べなくてはならないので、争奪戦に負けると痩せてしまい、また予備水槽に戻ることもあります。

負けないで、エサを食べるんだよ!

花いろいろ

先日、お伝えした「日本の森」のモモ。

今、満開!!
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「日本の森」を散策すると、いろんな花が咲いてます。

これはサツキツツジ。サワガニの滝の上を見てね。
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こちらはサツキツツジの白い品種。コツメカワウソの説明板の上あたりです。
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こちらはヤマブキ。タカハヤのいる水槽の上を見てください。
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花ではありませんが、アオキには赤い実がなってました。
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ビワには青い実が!今年はたくさんなるといいな。
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そして、植木鉢を栽培している屋上では...
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シランのつぼみがふくらんできましたよ。

やはり花があると、気分がうきうき。

みなさま、日本の森ではあちこち見上げながらゆっくりしてみてくださいね。

春の訪れ?

海遊館では、専用の海水運搬船で定期的に和歌山県の沖合いより天然の海水を運んできております。
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船の着岸にあわせて水質をチェックしに行きます。
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水温は、まだまだ冷たいですが、じわじわと上昇してきています。また、冬と違って、いっしょに運ばれてくるプランクトンの種類にも変化があるようです。

こちらはゴカイの幼生。
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エビの幼生も。
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クラゲの幼生のようです。
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このほかにもカタクチイワシの稚魚、オタマボヤなどが見られることも。活発に泳ぐものが増えて、にぎやかになってきています。

こんなところからも春の訪れが感じられるのでした。

「サーフ通信4月号~おかあちゃん、食べたらあかん!編~」

新年度が始まり、すっかり暖かくなってきましたね~。カマイルカのサーフも元気にやんちゃしてますよ。

ある朝の様子。アクリルガラスに近寄ってきた、おかあさんのアーチとこどものサーフ。
ふいに・・・
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おかあちゃん食べようとしてる。。。

次は私のほうに寄ってきました。
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ごきげんようございます。ガラス越しにはこんなに近寄れるけど、水に入ると体を触らせてはくれません。ムムっ

おかあちゃんのまねして口開けてごらんな~と口を開ける合図を出したら
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たまたま口を開けました。

ここでわかったのは、サーフくん、歯並びが悪い。

歯並び直るかな。

25周年記念の模様替え

皆様をお迎えする「魚のとおりぬけ アクアゲート」水槽。3月末より海遊館の25周年記念の一環で、サメの水槽「シャーク・ゲート」に模様替えしました。
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「イヌ」ザメや「ネコ」ザメ、「トラ」フザメ、「レオパード」シャークなど、動物の名前のついたサメや、他の水族館ではなかなかでは見られないウチワシュモクザメなど、10種30点のサメを展示しています。
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こちらがイヌザメで、

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上を泳いでいるのがレオパードシャーク。

トンネル型水槽のよいところは下から見上げることができるところ。
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いつもは横から見ることの多いサメたちですが、見方がかわると、とても幻想的です。

びんか君のチャームポイント

3月14日号の海遊館日記に初登場したビントロングのびんか君。今日は体のある部分に注目してみたいと思います。

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寝ているときはこんなかんじでふわっと丸くて気づきにくいのですが、実はある部分がとっても長いんです。

これは食事中のびんか君。
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「え?なにが長いって?」

それは...尾です。
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この長い尾は木登りをするときなどに役立つそうです。今日はびんか君の新たな魅力についてお伝えしました。

企画展示「体感!熱帯雨林」で確かめてみてくださいね。

ここ!

今日はアザラシの採血(血を採ること)のお話です。

アザラシの採血は後ろ足の付け根にある血管から行います。
アザラシは全身に毛が生えていますし、この血管は体表より少し深いところにあるので外からは全く見えません。

でも大丈夫!
ゴマフアザラシのネロ君は、血管がどこにあるか目印を作ってくれているのです。

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ネロ君の後ろ足アップ写真ですが、左足の付け根部分の毛が白っぽく丸ーく抜けているところがありますよね!

この白い丸の真ん中に針を刺したら血管に当たります!
「血管ここー!」と教えてくれます。
なんて獣医想いのアザラシなんでしょうか!

そんなネロ君のかわいい横顔。
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Gメン75

その昔(調べると昭和50年頃でした)、「Gメン75」という刑事もののTV番組がありました。

タイトルバックに出演者が横一直線に並び、こっち向いて歩いてくるのが、とても格好良いのが印象的で、よく友達と並んで「Gメン75-」と遊んだものです。
年がばれる?

で、「日本の森」の水鳥たち。
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なぜか奇跡的に横一列に並んでいます。
わーい、「Gメン75」みたい!!

といいましても、これ、実はちょっとズル。

写真をよく見ると、オシドリは水面に浮かぶ木の上にいるので、並んでいるわけではありません。

オシドリ以外は仲がよいので、3羽までは並ぶことはありますが、オシドリは気が強いので、他の皆からはひかれてるんです。
なので、奇跡的に「Gメン75」な1枚ってことで(笑)。
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ぽわぽわ

「エクアドル熱帯雨林」のカピバラ・かーたんです。


大好きなチンゲン菜をもらい、ご機嫌♡
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さて、カピバラですが、背中のお尻に近い箇所をぽんぽん触ると...
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毛がぞぞぞと立ち、ぽわぽわになります。
ぽわぽわが極まると、横になりくねくねすることも。
「たまらーん、気持ちいいー」

で、カピバラの毛ですが、感触は亀の子だわしの1本を細くしたような感じです。
あるいは、シュロの繊維を硬くしたような?

そんな硬い毛が立つところの映像、とても不思議なので、また撮れたらご紹介いたしますね。

繁殖行動が見られる季節になりました。

「南極大陸」水槽で飼育しているジェンツーペンギン、アデリーペンギンは初夏の産卵に向け、繁殖行動が活発になっています。求愛のディスプレイや巣材となる小石を一生懸命運ぶペンギンたちの様子が観察できます。

ペンギンたちは沢山ある小石の中からお気に入りの石を見つけます。
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ときには目当ての石をめぐってケンカになることもしばしば・・・
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巣に持ち帰るのは小石だけではありません。なぜか固まった雪も運びます。
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アデリーペンギンも独特のディスプレイ(鳴き交わす行動など)が始まります。これがまた、鳴き声も行動もとても面白いんです!
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もっと活発になれば動画でお届けできるかもしれません!産卵前の今の時期しか見られない行動が沢山あります。

「南極大陸」水槽は今から旬を迎えますよ♪

ふっかーつ(復活)!

お待たせいたしました。
「体感!熱帯雨林」にやつらが戻ってまいりました。
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ん?3きょうだいにプラス1??
誰??
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「おひさしぶりです。ぼくロックです」
おととしに生まれ、心臓疾患のため、ずっとおじいさんカワウソと一緒にいたのですが、今回、3きょうだいとのコラボが成功し、本当に久しぶりに皆様にお目見えです。

わかもの4頭はハッスル(死語?)しまくり、施設の破壊なども...。
悪い~!!
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さて、暴れん坊ロックから解放されたオリーブ16歳は、父親のニッキ20歳と同居し、ぬくぬくとバックヤードで幸せそう(左:ニッキ、右:オリーブ)
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さて、実はロックには課題があります。
それは克服できましたら、また後日お知らせします。

春ラボ海遊館

春ラボ海遊館「ねんどアートでひれのヒミツを探ろう!」開催中です。

特殊なねんどを使って、生き物作りにチャレンジできる当日参加型のワークショップです。作品作りの前には、生き物の「ヒレ」をテーマにしたミニ講座も行います。

では早速、ねんどアートの様子をご紹介しましょう!

スタッフがやさしく指導いたします。
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こどもたちは、真剣そのもの
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親子で仲良く共同作業中~完成は間近です!
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できた~
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イワトビペンギン全員集合!
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全ての作品に違った表情があり、生物の多様性を感じます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました~

そして、ワークショップは4月4日、5日のあと2日間開催します。ぜひ、ご参加ください。お待ちしています。

▼春ラボ海遊館「ねんどアートでひれのヒミツを探ろう!」
http://www.kaiyukan.com/topics/2015/02/topic_001469.html


花見~!

「日本の森」のモモが咲きました!!

オオサンショウウオ水槽のお隣、オイカワなどのいる水槽の上を見上げてください。

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この木は老齢なので、数年前に倒れないように支えをつけてもらいました。
(写真の中に、小さく「ここ」って書いてます)

見ていると年々、幹がかさかさしてきて、いかにも「老木」って感じ。
特に冬場は落葉して寂しい風情になってしまうので、かなりどきどきします。
ましてや!!例年3月のひな祭りには間に合わないけども、中旬には咲いていたものが、今年は全く咲くようすがなく...あー、いよいよ終わってしまった、とがっかりしていたら!!

サクラの季節になってやっと咲きましたよ。
ばんざーい!!
色も上品でかわいい花でしょ。
ちなみに実はなりません。

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カワウソ水槽上のオオシマザクラと共にお花見気分な担当です。

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みなさまも、ちょっと上を気にしてごらんくださいね。
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