アンニュイ...
- 2015.03.31
- 魚類担当
うまれて5ヵ月過ぎた、カマイルカのサーフ。
餌を食べ始めたご報告はいたしましたが、餌をあげる人の目線で見るのがこれまたおもしろいんです。
お母さんの隣でスピードを緩め、餌を持ち去っていくのですが、スピードの緩め方がかなりゆっくり。
最近は、去り際の油断したところで、体に触れることもできるようになりました。
次は餌をあげる人の前に完全に立ち止まってほしいのですが、まだ魚を1本ずつ味わって食べるので、もう少し時間がかかりそうです。
成長はうれしいけど、こんな姿を見られるのももう少しと思うとさびしいなぁ。
淡水にすむ熱帯魚で、誰もがその名前を一度は聞いたことがあるエンゼルフィッシュ。
ふと「なぜエンゼル???」と思って、名前の由来を調べると、大きなヒレをゆったりと使って泳ぐようすが天使のようだから、だそうです。
そ、そうなの??
海遊館では、「エクアドル熱帯雨林」水槽の一番左のコーナーに展示しています。
ある朝、私の手のひらサイズのエンゼルさん4尾が泳いでいたのですが、顔を合わせた2尾が喧嘩を始めました。
そそくさ逃げる他の2尾(笑)。
そりゃ巻き込まれたくないもんね。
しばらくすると1対2になっていました。
この4尾、いったいどういう関係なのでしょうか?
「天使」という名前がついているけど、結構気が強い...。
どうやらエンゼルフィッシュの名前の由来に対する違和感は、ここらあたりにありそうです。
カワウソ予備水槽で「おーい!」と叫ぶと。
ぴょこ!
なんか出てきた!
もう一度叫ぶと。
ぴょこぴょこ!
もう1つ出てきた。
近くで見たら。
ワラビ、ツクシです。
金網の下には台があるのですが、こちら側で呼ばれると、顔をのぞかせます。
タイミングがあえば、ほら。
全員集合!
ゲームセンターにあるアレみたい(笑)で、かわるがわる出たりひっこんだり。
3きょうだいたち、体調が回復しましたので、そろそろ「体感!熱帯雨林」で大暴れさせたいなあと考えています。
今しばらくお待ちを!
海遊館のイワトビペンギンたちは、もうすぐ繁殖シーズン。
予備水槽で飼育しているペンギンたちは、すでに巣作りが活発になっています。
まだ巣材となる、よしずは投入していませんが、水槽内の石を運んでいます。
この水槽のペア数は2組。
オスはともに29歳と高齢のおじいちゃんです。
でもまだまだやる気満々!
毎日、必死に石を運んで最近では・・・
おいおい!これはちょっと積みすぎでしょ!
はたしてメスはどこで卵を産むんでしょうか!?
それにしても途中で崩れず、上手に積んだなぁ~。
このまま放置したら、どこまで積むんかな(笑)
産卵はもう少し先、今年も立派な巣作ってよ!
今から完成するのが楽しみです。
目がくりっとしているワモンアザラシのアラレ。
アラレのトレーニングに接近してみましょう!
面白い動きをするところにも目がいきますが、大きな目に釘付けになりますね。
最近覚えてほしいなぁとおもっているのがこちらのポーズ。
「てへぺろ」ってこんな感じ?
まだ「てへぺろ」って言葉、つかえるのかな・・・
もうすぐ春ですね♪
春といえば、そう!!
アザラシ達の出産の季節です。
今年は2頭のアザラシが妊娠しています。
出産を間近にひかえ、お腹ははじけんばかりにパンパンです。
人間もエコーという超音波が出る機械を使って、赤ちゃんの様子を確認しますが、遊館でも動物たちのエコー検査をしています。
赤ちゃんは順調に大きくなっているかな?
いつくらいに産まれそうかな?
そんなことを調べます。
まずはダイヤ。
エコー検査がしやすいように、お腹を見せてくれています。
嫌になってくるとお腹をパンパンと叩いて教えてくれます。
これも普段から飼育員がトレーニングしているからできること。
お次はショウ。
ショウはお腹見せができるようになったばっかり。
医療が発達している人間の赤ちゃんでも、無事に産まれて無事に育つのは大変な事。
野生動物はなおさらです。
なんとか無事に赤ちゃんが産まれて育ってくれるように、2頭のお母さんアザラシとお腹の赤ちゃんをしっかりと見守っていきたいと思います。
寒さも若干ましになってきましたね。
「日本の森」ではほら!
ヤマアジサイが芽吹いてきました。
そして、カワウソのいる水槽ではこれ!
例年より少し早いけども、今年もアユ展示を始めました。
その数1万。
アユを見た朝、カワウソたちの目がキラーン♪
テンションがあがる、あがる。
カワウソがフォーメーションをつくって魚を追うようすを見ることのできるはここだけですよ。
どうがんばっても写真は撮れませんので、みなさんの目でお願いいたします。
「パナマ湾」水槽のアカハナグマ・トマトさん。ある朝、池の端でなんかごそごそ。
前足で水をすくって飲んだり、鼻に水をつけてごしごししてみたり。
朝ごはんの後、洗顔?いや、体のメンテナンス中でございました。
「体感!熱帯雨林」で「ふがふが、ほりほり」、顔中泥だらけになっていたコとは思えませんね。
→ 海遊館日記2014年11月5日号「ふがふが、ほりほり」
ここにも土の場所はありますが、本拠地(「パナマ湾」水槽)ではこぎれい?にしておきたいようです。
所変われば、身だしなみも変わるのでしょうか?
先月展示デビューしたゴマフアザラシのシゲくん。(詳しくは海遊館日記2月13日号をご覧ください)
今回はそのお話の続きです。
初めての水槽をあちこち泳ぎ回るシゲくん。そんな彼のことが気になってしょうがないアザラシが1頭・・・海遊館生まれのニコです。
ニコは人工ほ育で育てられたので普段は係員の後をついてばかりであまりアザラシには興味を示しませんでした。
ですが、シゲくんが水槽に入ったとたん「お!だれやこいつは??」とぴったり後ろにくっついて離れようとしません。
シゲくんはちょっと・・いやかなり迷惑そうですがニコはとっても楽しそう。
では動画でご覧ください。
結局、その後もニコは飽きることなく今日もシゲくんにくっついてます。いつまで続くのかな~。
ある朝、「太平洋」水槽の底を見ていると、ネムリブカが上から見て「八の字」の形で頭をつきあわせていました。
なにか相談中ですか?
ちなみに2尾とも♂です。
もう少し進むと、ニザダイ2尾がそろってうろうろ。
この広い、障害物のない場所だから、2尾で一緒にいないとこわいよね。
2尾はいつも一緒。
更に進むと、ヤイトハタが並んでいました。
1m近いハタが揃うと壮観。
特にエアのでる場所ではないのですけど、ここがいいのですね。
左側のハタのまだらもようがくっきりしているので、「おいらの場所に来るな!」って」と怒っているのかもしれません。
ふしぎとふたり(2尾?)づれに会うことの多い朝でした。