海遊館日記

ママ目線(便秘)

今年度も海遊館ではたくさんの命が産まれました。動物たちの繁殖は飼育員にとって何より嬉しい出来事です。

個人的な話ですが、およそ2年前に母となった私。出産前と後では、お母さん動物と赤ちゃんたちを見守る目線が大きく変わりました。

子育て真っ最中の今、これでいいのか悩むこともたくさんあります。そんな時、動物たちのお母さんの強さ、子どもを守り育て上げようとする姿に、たくさんのことを教えられます。そんな母親目線で見た動物たちの子育てについて紹介していけたらと思います。

話の冒頭、何だか重たくなりましたが気軽に読んでくださいね!

今日はカマイルカ「サーフ」の便秘のお話。
サーフは皆さんご存知のとおり、昨年8月23日に生まれました。お母さんのおっぱいをたくさん飲んで、すくすく育っています。

サーフ、生まれた時からうんちの回数が少なく便秘気味です。うんちの代わりにブクブクとおならをよくします。

写真が上手く撮れなかったので、おならシーンを動画で。

お腹の下のほうからブクブクと泡が出ていたのがおならです。

人間の赤ちゃんもよく便秘になりますよね。うちの子もひどい便秘で、うんちのときは痛くて大泣きでした。そんな時は、おなかをやさしく「のの字」にマッサージしたり、綿棒で浣腸したり、便秘にいい食べ物を食べさせたり。

イルカの場合はどうなんだろ?とみていると、お母さんのアーチも、わが子の便秘が気になっていたのでしょうか?ブクブクおならばっかりするわが子のおしりを、吻先でツンツンと刺激しました。

しばらくすると...おならの後に、黄色いうんちもしっかり出ました!

「なるほど~、アーチ母さんさすが!」

真相はわかりませんが、おしりをツンツン刺激するのがイルカ流の浣腸なのかもしれません。

生まれて3ヶ月を過ぎ、サーフは離乳訓練も始まりました。人間の赤ちゃんも離乳食が始まると、便秘になりやすいっていいますよね。

お魚を食べ始めてもサーフのうんちがしっかり出てくれるよう、見守っていきたいと思います!
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