おでこはシンボル
- 2014.12.21
- 魚類担当
「瀬戸内海」水槽のとても見やすい場所に、コブダイが鎮座していました。
コブダイは名前の通り、おでこにこぶがあります。
コブダイは、先日ご紹介したキュウセンやナポレオン(メガネモチノウオ)などと同じベラの仲間。
幼魚と成魚で模様が違ったり、雌性先熟で生まれた時はメス、成長するとオスに性転換するなどの特徴はコブダイにもあります。
さて、コブダイのおでこのこぶはオスのしるし。
当館のコブダイはまだ全長60cmとそんなに大きくないので、こぶも控えめです。
日本海側のダイビングスポットでダイバーに人気のコブダイには、体長が1mを超え愛称がついているような魚もいるようです。
そんなコブダイの写真を見ると、頭のこぶだけでなく、唇もべろーんとなっていて、ものすごい顔。
ちなみにこのこぶは脂肪でできてます。
なんでこんなこぶを持っているのかというと、「俺は強いぞ!」というオスのアピール。
もちろん、こぶの大きさだけで優劣が決まるわけではないようですが...。
メガネモチノウオのおでこにも立派なこぶがありますね!
私、けっこう立派なおでこの持ち主なので、コブダイ界ではいい線いくかも??
性別はメスなんですけど(笑)。