困った人たち
- 2014.11.09
- 魚類担当
「日本の森」にカワウソフォーが戻ってきて、にぎやかになりました。
しかし、それに伴い、とても困っている人が2名。
なぜ困っているのかというと、遅番でカワウソの寝袋であるドンゴロス(麻袋)を入れる際、必ず襲われるのです、この2名の係員。
普通は、最終入館者が「日本の森」を通り過ぎる7:15頃、「日本の森」の前にいくと、カワウソたちは今の時期であれば寒くて、もう寝たいので、「早く~」「おっ、係員来た!」とばかりに待ってます。
部屋に入る扉をまずあけて、前々室(展示に入る前の前の部屋)で長靴を安全長靴に履き替えます。
穴が開くと、長靴台無しですから。
次に前室から展示に入るダブルキャッチ(展示に入る前の部屋)に入ると、扉前にはカワウソたちがスタンバイ。
「早く、ドンゴロスくれー!」
「はい、今行くよ」と展示に入り、寝室にドンゴロスをぽーいとほうりこむ
と、カワウソたちがどどどっと入っていきます。
が、「困っている人」の場合、ダブルキャッチから寝室に行くまでの2mくらいの間にカワウソに絶叫され、ドンゴロスや自分の足にカワウソをぶらさげつつ移動するのだとか。
それはとても困ったもの...。
どういうわけか、襲われるのは2名のみ、どちらも女性で、カワウソを担当した経験はありません。
おそらく、どきどきしながら行動しているのがカワウソにわかり、おもしろがっているのではないかと思うのですが...。
ちなみに私が同行すると、いつもよりもスムーズに寝室に入れることができたそうです。
そして、係員を威嚇しているのはシュロとこっそりザクロ。
君らなぁ!!困ったものです。