でかっ!
- 2014.10.29
- 魚類担当
先日、TV番組で野生のアカハナグマについての番組を見ました。
メスの子育てのようすをずっと追っていましたが、集団で生活するメスの群れにあって、どうして子育ての際だけ、群れを出なくてはならないのか?疑問に思っていたことが解消されてスッキリしました。
番組ではオスについても触れていました。単独行動するオスは、子育て中のメスとこどもたちに遭遇すると、こどもを食べてしまうこともあるようです。
サルなどでは自分の子孫を残すために、他のオスのこどもの命を奪うという種類もいますが、ハナグマの場合はどうなんでしょうね?
さて、「パナマ湾」のアカハナグマですが、アズキおかあさんが少し調子をくずしたため、バックヤードで娘のパプリカとともに療養することになりました。
代わって登場したのは、本当にひさしぶりのオス、リンゴくんです。
なんと、平成23年9月以来なので3年ぶりの展示となります。
あの頃はリンゴもまだ生後1年にもならず、幼かったけど、その後順調に成長し、2歳ちょっとでパパとなりました。
おとなになったということで、繁殖期しかメスと一緒になることはありません。これまで繁殖期の雌雄同居は、バックヤードで行ってきました。
てなわけで、久しぶりの広い展示に若干戸惑い気味のリンゴくんなのです。
担当でない飼育係員は普段、リンゴを見ることはあまりなかったためか、リンゴを見ると「でかっ!」とびっくりしています。「体感!熱帯雨林」で展示中のトマトとイチゴもたいがいパツンパツンの体形ではありますが、体重は3.7~4kgぐらい。
↑イチゴ
しかし、リンゴは6kgを超えてます。しっぽは少し貧弱ですが...。
「お願い、背中には乗るなよ!」って、飼育係のお兄さんも警戒中。
こどものころはこんなだったんだけど、本当に大きくなったなあ。
みなさま、どうぞリンゴくんをよろしくお願いします。